ミニ特集:サブカル アニメ


『アニメーションの心理学』
『アニメの魂 協働する創造の現場』
『最新アニメ業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』
『アニメ制作者たちの方法 21世紀のアニメ表現論入門』
『ミッキーマウスのストライキ! アメリカアニメ労働運動100年史』
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高瀬康司 編 フィルムアート社
●激アツおすすめ本。
『この世界の片隅に』の片渕須直監督も厚く制作作法と探求の成果を語るぞ。
こちらで紹介

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心理学叢書 日本心理学会 監修 誠信書房
●日本心理学会監修となっているけれど、どちらかというと編者の趣味(ヲタ系の趣味ということではなく、アニメ感情論やアニメーション療法など持論を掲げる心理学者の偏向趣味)で会員を引きずったような気配がある一冊。
このページで紹介している本の中では優先度は低め。
野村康治”三歳児はテレビの対象を「取り出せる」という、実物と映像の性質を同一視するような回答をしました。この結果からは、四歳児は映像と実物の性質の違いを理解できていると考えられます。”
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トム・シート 久美薫 合同出版
●日本のアニメ業界事情についても大量の注釈を織り込みながら熱く語られる米国動画ワーカー就業環境史。
こちらで紹介

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図解入門業界研究 谷口功 秀和システム
●ネット配信の普及で大きく様変わりしていく利潤の布置。
若いアニメーターが育たない理由のーつは、海外への外注によるアニメ産業の空洞化です。現在、日本のアニメ制作会社は制作工程の一部を、アジア諸国を中心とした海外に外注しています。
動画工程や仕上げ作業工程のおよそ80%が海外に依存しています。海外に発注すれば、動画工程の単価が非常に安くなるからです。第一線を担っているアニメーターの高齢化が進んでいます。実力のあるアニメーターの多くが30代後半から50代前半に差しかかっているのです。そして、前述のように、その後に続く人材が不足し始めています。
このため、第一線を担っているアニメーターが退出していけば、ますます人材不足が深刻になるでしょう。大手のアニメ制作会社はすでにフィリピンの現地子会社での人材育成を強化しています。将来的には、作品によって、脚本、音声、編集だけを日本国内で行い、これら以外のすべての工程をフィリピンで行うことも計画されています。
『アニメの魂 協働する創造の現場』
イアン・コンドリー エヌティティ出版
●日本研究が盛んなデューク大学 から出現した「ジャパニメーション業界の文化人類学」!
こちらで紹介

おまけ 資料
30年前より1枚の単価が100円から200〜300円に上がってるって言うけど、今は消費税10%だし、物価も上がってるし、インボイス始まったし、状況は変わらないか、悪くなってるんじゃないの?🤔
— けろりん@No Messiah No Life (@kerorin_damon) 2023年11月23日
MAPPAに苦情続出…アニメーターに大量の仕事振る→報酬交渉は先延ばし https://t.co/QVZjFGrFCi @biz_journal
日本アニメーター・演出協会がまとめた『アニメーション制作者実態調査報告書2019』がアニメ業界のさまざまな役職の年間収入(2017年時)をまとめた調査データによれば、300万円以下は41.1%、うち200万円以下は22.8%。300万円~500万円は27.5%で、500万円以上は30.5%となっている。





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