ミニ特集:農作をしてみる本 その1
『農家が教える混植・混作・輪作の知恵 病害虫が減り、土がよくなる』
『農家が教える自給農業のはじめ方 自然卵・イネ・ムギ・野菜・果樹・農産加工』
『いのちの種を未来に』
『世界からバナナがなくなるまえに 食糧危機に立ち向かう科学者たち』
『最新版 植物の病気と害虫防ぎ方・なおし方 新しい適用の薬と防除法がわかる!』
『農家が教える混植・混作・輪作の知恵 病害虫が減り、土がよくなる』
農文協 編 農山漁村文化協会
●農作に縁が薄い人が読むとびっくりするようなコツが連発されるすぐれもの。
こちらで紹介
『農家が教える混植・混作・輪作の知恵 病害虫が減り、土がよくなる』
『農家が教える自給農業のはじめ方 自然卵・イネ・ムギ・野菜・果樹・農産加工』
中島正 農山漁村文化協会
●紙数の半分近くが「素人でも始められる養鶏暮らし」にあてられていて、めっちゃ勉強になる。
こちらで紹介
『農家が教える自給農業のはじめ方 自然卵・イネ・ムギ・野菜・果樹・農産加工』
『いのちの種を未来に』
野口勲 Seed book 創森社
●業界裏話がおいしい本。
種業界の寡占状態とか、日本の伝統的なお野菜は、いつのまにか国内栽培用なのに海外で種をとるようになっているよ、とか、林業と種取り業の意外な関係とか!
こちらで紹介
『いのちの種を未来に』
『世界からバナナがなくなるまえに 食糧危機に立ち向かう科学者たち』
ロブ・ダン 青土社
●著者さんは
『わたしたちの体は寄生虫を欲している』
『アリの背中に乗った甲虫を探して 未知の生物に憑かれた科学者たち』
など多数のヒット作をお持ちの博物館系教授。
バナナ特有の「多様性がない」という致命的弱点を軸に、一国家の産業を壊滅させたたバイオテロの惨劇、失われたゴムの木の品種の悲哀、企業が世界のバナナを取り替えてしまう!など近代史に穿たれた農作のびっくり歴史が次々描かれる。
アイルランドのジャガイモ飢饉
チョコレート生態系のメルトダウン
緑の革命
赤の女王と果てしないレース
穀物、銃、砂漠化…
わすかなミスが、バナナを根絶させてしまうかもしれない近未来。平和はなかなか長続きしてくれないよね…
人類は今、多様性を徐々に失いつつある食物に依存して生きている。2016年のカロリー供給は、世界のどこでも、かつてないほど限定された食物に依存するようになった。
1950年以後に生まれた人は、今や世界最大の有機体たるキャベンディッシュのクローン以外のバナナを買ったことはないはずだ。
あとがきで訳者さんが生態系を鋭く切り開く書
『セレンゲティ・ルール 生命はいかに調節されるか』
に言及しているので、いっしょに読んでみるとさらに美味しくなるよ。
「世界からバナナがなくなるまえに」はいい本ですが、著者の専門である生物学の部分以外は話半分に聞いておかないといけません。ブラジルがかつてカカオ生産大国だったかのように騙してきたりします。
— しゃいん (@shine_sann) 2024年3月29日
世界からバナナがなくなるまえに――食糧危機に立ち向かう科学者たち https://t.co/GgKXhJjCSD
おまけ
バナナの茎シュレッダー。バナナは木ではなく草なので、果樹のように何年も収穫することは出来ず、一度実がなるとその株は枯れてしまう。そのためバナナ農家では大量の茎の処分が必要になるのでこういう機械の需要があるみたい。 pic.twitter.com/hBorRa0jyN
— あさく (@semakuasaku1) 2023年12月3日
『ミニ特集:農作をしてみる本 その2』
『ミニ特集:農作と土』
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