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科学な本のご紹介: ミニ特集:災害・防災研究の本 その2

科学に佇む書斎

雪崩教本 
『雪崩教本』
『人が死なない防災』
『災害社会学入門』
『TSUNAMI 津波から生き延びるために』


雪崩教本 雪崩対策必読の書 Avoid a Avalanche Crisis


『雪崩教本』
 雪氷災害調査チーム/雪崩事故防止研究会編 山と溪谷社

●巷説向けではないマジ本。
 雪崩の物理的メカニズム中心に説かれ、災害遭遇時の実践方法やツールについての講釈は末尾にまとめてある。
 

科学の本雪崩トランシーバーは雪崩ビーコンとも呼ばれ、雪崩で埋没した人が携行している雪崩トランシーバーからの電波による発信信号(以下、シグナル)を、救助側の雪崩トランシーバーで受信し捜索するレスキュー装備である。
 捜索者が捜索中に二次雪崩などで埋没してしまうことに備え、一定時間で受信から発信に切り替わる機能を持つものもある。

科学の本雪崩エアバッグは、雪崩に遭遇した際に風船を膨らませ、埋没を最小限にしようとするレスキュー装備である。その効果は大きく、エアバッグの展開に成功すれば死亡率を約50%減らすことができる。


雪崩対策の技術の進展も含め、増補改訂版が出ています ↓

増補改訂版 雪崩教本





人が死なない防災 (集英社新書)


『人が死なない防災』
 片田敏孝 集英社新書

●著者は「釜石の奇跡」で有名な群馬大の先生。
 震災前からはるばる釜石市に出向いて「防災教育」を重ねてきた。
 心をあたため命を救う、慈愛と現実把握力に富んだ防災の大事なご本。

こちらで紹介
→『人が死なない防災』


災害社会学入門 [シリーズ災害と社会 第1巻]


『災害社会学入門』
 シリーズ災害と社会 第1巻
 大矢根淳・浦野正樹・田中淳・吉井博明 編 弘文堂

こちらで紹介
→『シリーズ災害と社会 第1巻 災害社会学入門』


TSUNAMI?津波から生き延びるために


『TSUNAMI 津波から生き延びるために』
 沿岸技術研究センタ- 丸善プラネット

●重要な経験譚や事例、専門的な津波の力学講釈、防災専門家による施策指南。
 写真集めいた甘い装丁とは裏腹に、中身はやたら硬派&実際的。
 関係者の共通認識基盤用に便利な仕様。ベストを尽くす責任者にお勧め。

こちらで紹介
→『TSUNAMI 津波から生き延びるために』


→『ミニ特集:災害・防災研究の本 その1』
→『ミニ特集:災害・防災研究の本 その2』
→『ミニ特集:災害・防災研究の本 その3』
→『ミニ特集:災害・防災研究の本 その4』
→『ミニ特集:災害・防災研究の本 その5』
→『ミニ特集:災害・防災研究の本 その6』

→『ミニ特集:震災と建設』
→『ミニ特集:地震・火山災害研究の本 その1』
→『ミニ特集:地震・火山災害研究の本 その2』
→『ミニ特集:火山災害研究の本』
→『備えあれ!東京の水害、死亡2000人、孤立100万人!?』
→『ミニ特集:つなみ 津波の研究 その1』
→『ミニ特集:つなみ 津波の研究 その2』

 



このページ ミニ特集:災害・防災研究の本 その2 は以上です。

 No.2015,0209
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