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タヴィストックの目的は全人類の生命コントロール by ジョン・コールマン

ジョン・コールマン 欺瞞の外交 (原著 1993、 訳書 1999) 第6章 タヴィストック人間関係研究所の冷酷非情な全貌 p175-180 より

●タヴィストックの目的は全人類の生命コントロール

ジョン・ローリングス・リース[John Rawlings Reese]が創設したタヴィストック人間関係研究所は、人類の思考を堕落させ、次いでこれをコントロールするようなシステムを完成させようとしたものだった。

そうして人類を、300人委員会(=オリンピアンズ)の望む方向へ、好きなように振り向けようというのだ。これを行なうためには、目標とした人間集団に対して、精神のオートメーション化が導入されなければならない。これは、国内的にも国際的にもきわめて広範囲な影響力のある目標だ。

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リース、つまり300人委員会の最終的な目的は、全人類の生命をコントロールし、それが望ましいとなれば破壊してしまうことだかつてこれは大量虐殺ないしは大衆の奴隷化を通じて行なわれたのだが、今日では、この両方を見ることができる。

前者は「グローバル2000」大量殺戮計画で、これは西暦2010年までに5億人以上を殺処分してしまうというものだ。後者は経済的手段による奴隷制で、どちらのシステムも今日の世界各国で、二つが同時進行している。

リースがタヴィストックでの実験を始めたのは1921年だったが、このシステムが国内的にも軍事的にも応用可能であることはすぐに明らかとなった。リースによれば"予見される問題の解決には非情なアプローチが必要で、宗教的ないし道徳的な価値を考慮してはいけない"という。リースは後に、もう一つ別の分野をこれに加えた。それは民族主義である。

かつてリースは、覆面九人団の業績を研究していたことがわかっている。この秘密結社については、フランスの文筆家ジャコリオが1860年に言及しているが、その記述を見ると、覆面九人団は当時すでにエネルギーの解放、放射線による殺菌、大衆宣伝、心理戦争について深い理解を持っていたという。いずれも19世紀には、まったく知られていないものばかりだ。心理戦争の技術についてもジャコリオは、「あらゆる科学の中でもっとも危険である。大衆の意思を型にはめるということは、誰でも全世界を支配できるということなのだから」と述べている。繰り返すがこの言葉は1860年のものだ!

さて国家の経済問題を解決するために、イギリスの政治家たちが新たな戦争を決意したことが明らかになってきた頃、リースはイギリス陸軍の新兵8万人を"モルモット"として与えられた。「オペレーションズ・リサーチ」というのがリースのプロジェクトに与えられた名前で、基本的には軍管理における方法論(兵姑学)を開発し、外敵に対する陸海空防衛システムの限られた軍事資源を最大限に活用するために計画されたものだった。

このように、本来のプログラムは軍管理のためのものだったが、1964年までにリースは、オペレーションズ・リサーチを国民管理プログラムとして応用できるレベルにまで開発していた。その開発レベルは、社会工学の領域にまで到達しており、その内容はタヴィストックの極秘ファイルに隠されたままだ。

技術的に見れば、リースのタヴィストック・マニュアルは(私はその一部を持っている。引用注:「沈黙の兵器」のことであろう)、どの国家でも適用可能だ。目標とする国家の国民大衆に対する全面的な宣戦の布告である。そこでリースはこう語っている。「権力を持つ立場にあるいかなる政府、グループ・個人であっても大衆の同意なくこの方法を用いるのであれば、そのような政府、グループは、"征服"をその動機とし、自らと大衆とのあいだの内戦状態の存在を理解している、と考えなければならない」と。

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社会工学のレベルに達したリースは、速やかに収集でき、かつ相互に関連づけが可能な情報が大量に必要になることを発見した。初期のコメントと思われるものには、常に社会に先行し、状況を処理することでその動向を予言する必要が述べられている。自由に社会を操作しようとするリースとそのグループにとっての一大飛躍は1947年、ジョージ・B・ダンツィヒによる線形計画法の発見とともに訪れた。これは、リースがアメリカ国家との戦争に専念していた時のことだ。この戦争は現在も継続中で、1948年のバーディーン、ブラッテン、ショークレーによるトランジスタの発明によって大いに助けられた。

そしてここにロックフェラー家が登場する。ロックフェラーはタヴィストックに巨額の補助金を出し、リースがアメリ力経済を研究できるようにしてやった。リースはこうして、オペレーションズ・リサーチに磨きをかけることができたのである。同時にロックフェラー財団はハーバード大学に4年間の補助を行ない、独自のアメリカ経済モデルを作らせている。時あたかも1949年、ハーバードは独自の経済モデルを推進するが、その基になったのがタヴィストック(リース)モデルだった。

リースがハーバードとの協力の条件として要求したのはただ一つ、タヴィストック理念に徹底的に従うということだけだった。タヴィストックのシステムは、プルデンシャル保険会社による爆撃調査研究に基づいている。

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かつてこのプルデンシャル爆撃調査によってドイツの労働者住宅集中爆撃が導かれ、ドイツの戦争機構を屈伏させる手段となった。現在このシステムは、一般国民という文脈に応用するための準備が整っている。

●「社会的エネルギー」を掌握した300人委員会

リースはアメリ力の第一次世界大戦参戦をつぶさに研究し、これを20世紀の始まりとみなしていた。リースは、アメリ力人をいわゆる「孤立主義」から誘い出せば、アメリカ人の考え方は劇的に変わらざるを得ないということを見抜いていた。ウッドロー・ウィルソンは1916年に、堕落と腐敗政策とによってアメリカをヨーロッパ問題に引きずり込んだ。"外国のゴタゴタに巻き込まれてはならない"という、建国の父の警告にも関わらず、ウィルソンはアメリカ軍をヨーロッパの戦場に送り込んで戦わせたのだ。それ以降、300人委員会は合衆国をヨーロッパ、ひいては世界の事件に巻き込んで決して放そうとはしない。

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ウィルソンはヨーロッパを変えはしなかったが、ヨーロッパはアメリカを変えた。力による政治の追放は(ウィルソンはできると考えたが)不可能だった。なぜなら現実的には力は政治であり、政治は経済力だからだ。これは、歴史に政治が記録された最初の時から変わらない。5000年前のシュメールやアッカドの都市国家から、時代を下ったヒトラーやソ連まで同じだ。経済は自然のエネルギー系の延長にすぎないが、エリートたちが常に言ってきたように、このシステムは彼らの支配下にある。

経済がエリートたちの機構の支配下にあり続けるためには、予見可能でかつ全面的に操作できるような経済でなければならない。これがハーバードモデルが達成しようとしたものであり、それをあと押ししたのがリースとタヴィストックのオペレーションズ・リサーチによる社会力学だった。

リースが発見したのは、"人間集団の全面的な予見性を獲得するためには、社会の各要素を奴隷をくびきにつなぐような管理下に置き、大衆が自分たちの状況を知る手だてを奪うことが必要"だということだった。

そうすれば、大衆は団結したり力を合わせて防衛したりする方法がわからず、しかもどこへ助けを求めていいかもわからなくなる。

タヴィストックの方法論は、今も合衆国のあらゆる場所で使われている。大衆は自分たちの置かれている状況を理解できず、何を頼っていいかもわからずに、結局は最悪のところへ助けを求めていく、つまり米政府だ。

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1948年に始まった「ハーバード・エコノミック・リサーチ・プロジェクト」は、リースの原理をすべて体現している。そのリースの原理はといえば、プルデンシャル爆撃調査とオペレーションズ・リサーチから生れたものだ。各方面の力を統合することで、エリートたちは今、一国の経済とその国民をコントロールする方法が手に入ったと実感している。つまりコンピュータ時代が到来したからだ。これは人類にとって祝福であり、恐るべき呪いでもある。

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300人委員会は欺瞞と偽りによって、社会的エネルギーの支配権をも握っている。社会的エネルギーは経済学上の用語で表されるが、もし一般の国民が正しい経済学的手法を知らないままであれば、その国民は経済奴隷の一生を送る運命にある。これが、今までに起こってきたことなのだ。われわれ米国民は、われわれの経済生活をコントロールしている連中に結果的に同意し、悪魔主義者の奴隷となったのだ

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リースがかつて言ったように、「大衆が知性を用いなければ、まったく知性を持たない、物言わぬ動物と同等の権利しか持ち得ない。経済奴隷制は"よき秩序"を維持するために必要不可欠であり、支配層が、奴隷労働が生み出す果実を享受する」ことになってしまう。

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参照

上記は絶版です。第6章;26ページ中の一部です。他にタヴィストックについては「300人委員会 凶事の予兆」中に90ページにわたる記述がありますがこれも絶版。でも、今はこれ↓があります。必読文献。上記はイントロ中のイントロといえるでしょう。

タヴィストック洗脳研究所―情報操作・世論誘導・社会変革、心理をあやつる「見えない政府」  ジョン・コールマン著 太田龍監訳 成甲書房 (2006.03.30出版)  これは、買って読んで下さいね。 太田龍さんによれば、マスコミでは宣伝すら禁止されているそうです。そんな本には、本当のことが書いてある(もはや、・・だろうの段階ではない)というわけで、ここで宣伝しています。
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ロスチャイルドの密謀―世界最大のタブー ジョン・コールマン著 太田龍監訳・著 成甲書房 (2007.01.30出版) こちらも必読ですね。

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静かなる戦争のための沈黙の兵器
http://www.asyura2.com/data002.htm


金融「危機」・・・大物だけのクラブです。あなたは入れません…デーヴィッド・アイク、ニューズレター 2008年3月23日  和文掲載 2008-03-30 (日)
http://www.davidicke.jp/blog/nl0111/


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by oninomae | 2008-04-05 06:12 | ホロコースト  

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