TinyGo Keeb Tour 2024 というイベントの紹介

TinyGo Keeb Tour 2024

TinyGo Keeb Tour 2024 とは?

TinyGo と自作キーボードをかけ合わせた楽しいハンズオンイベントです。 午前中ははんだ付けを行い、午後からソフトウェアのハンズオンを行います。 はんだ付けは道具貸し出し+スタッフによるサポートで、はんだ付けが初めてでも大丈夫。

自分で作った自作キーボードが実際に PC で動くのはかなり面白いです。 作る対象は zero-kb02 というマクロパッド (12 キー + JoyStick + Rotary Encoder + Display) です。 キーボード/マクロパッド以外にも、 TinyGo の開発ボードとして使えるように拡張ポートなども搭載されています。 一台あると色々と遊べる、という感じです。

connpass でイベント情報を追いかけることができます。

tinygo-keeb.connpass.com

ハンズオンの資料、ビルドガイドはこちら。

github.com

またイベント当日、あるいはその前後などのサポート、コミュニケーションとして Discord があります。 是非ご参加ください。

discord.gg

始まりの瞬間

2024/06/13 に、 micchie + ysaito + taknb2nch + sago35 にてスタートした。 その後、たくさんのスタッフに参加いただいて運営を実施しています。みんな、ありがとうございます。

2024/07/01 に最初のキックオフミーティングをすることにして、自分はそれまでに基板を設計、発注することに。 2024/06/16 時点で設計したのが今使っている基板。 自作キーボードである、という事でマトリクス配線にしたかったし、 TinyGo で遊んでほしいという意味からディスプレイも必須と思っていた。

2024/06/24 時点で基板も届き仮組完成、 2024/06/25 にはケースもだいたい完成となった。

いろんな地域を回る

ツアーなので。 2024 年は以下の 4 地域を回りました。 少しだけ振り返ってみます。

2024/08/04 神戸 with KOBE.go

初回開催。 2024/08/26 の関東が決まってから、そのお試し要素も含めてではんだ付け無しの形で開催。 ハックバーに集まって、みんなでお酒を飲みつつのハンズオン。 ここで、ハンズオンの流れをだいぶつかむことが出来た。

2024/08/26 関東 with Women Who Go Tokyo

はんだ付けも含めた形での開催。 はんだ付け可能な会場を探し、はんだごてやはんだ吸取器を一部 HAKKO さんや nanbuwks さんに借りたりという形で準備。 はんだ付けの教え方も含めて手探り状態でしたが、なんとかやりきることが出来ました。

自作キーボードについての座学?もあります。

ハンズオンをしつつ、自由に作りたいものを作っていく形なので各自面白いものを作っていました。

ツアー二回目にしてオフィシャル T シャツが出来た。 very long gopher が ISO エンターキーとはんだごてを持ってるデザイン、素敵。

2024/10/12 仙台 with Sendai.go

これまで 2 回やってきて色々と知見がたまった中での仙台開催。 ツアーグッズが拡張されて、ツアータオルが登場 (凄い

前回までの KPT から手順だったりドキュメントがかなり改善されている中でのはんだ付け。 マイナートラブルはあるもいい感じに進む。

芋煮会が始まったり (美味しかった

仙台会場でももちろん、みんないろんなものを作ってくれていた。

ツアータオルが出来たことにより写真がとてもいい感じ。

2024/10/26 福岡 with Kizuku.go

2024 年の締めくくり。 ドキュメントもかなり改善されて詰まるポイントが減っているハズ。

基本的には各自スマートフォン等の小さ目のデバイスでビルドガイドを見ながら作業してもらってます。

何か失敗があってもスタッフが全力でリワークするので安心!

福岡向けに追加した MIDI 機能のデモ。 この後、自作キーボードのハンズオンそっちのけで MIDI セッションで遊んでたのは内緒。

最後はツアーファイナルな集合写真を撮ることが出来ました。

Tour で使うハードウェア zero-kb02 とは?

TinyGo Keeb Tour 2024 向けに設計した 12 キーのマクロパッド。 自作キーボード/マクロパッドとしての普段使いでも楽しめるようにロータリーエンコーダーやジョイスティック搭載なのがポイント。 TinyGo の開発ボードとしても使えるように画面もつけている。

ってことで、そのあたりの Demo として koebiten という 2D ゲームエンジンも開発していってる。

zero-kb02 の詳細とか、実際の基板データ等はこちら。 オープンソースなので各自で自由に発注したり 3D プリンターでケース作ったりすることができます。

github.com

Tour であること

同じテーマでの複数開催なので、徐々にいろんなものが改善されていきます。 例えば、はんだ付けで間違えやすい部分への注釈だったり、基板の表裏間違いが一定数あったので明確化してみたり、というような。 ハンズオン資料について画面に日本語フォントを表示するにはどうしたらよいの?という質問があったので追加したりも。

コントリビューション

イベントがきっかけとなり、 TinyGo 本体やハンズオン資料への貢献も発生しました。 とても良い。

これからの動き

年末にオンラインイベントやりたい

既に zero-kb02 を持っている人や、 TinyGo の組込みに興味がある人、などを対象として。 何かやっていきたい。 やっていくよ。

自分の地域でも開催したい

2025 年以降の開催地も募集しています。 是非、スタッフ (micchie + ysaito + taknb2nch + sago35 など) に声をかけてください。 ご当地 Go コミュニティがある場合は、そことのコラボという形で出来ると嬉しい。

なお、現時点においては現地オーガナイザーを中心として場所選びをしてもらって、という形で進めています。 はんだ付け無しの会も (初回の in Kobe のように) 開催可能ですが、できればはんだ付けもできたほうが良いです。

TinyGo Keeb Tour は 2025 年も続く

まずは 2025/01/13 (月) に in Takamatsu (香川) を予定しています。 それ以外にも以下の地域を検討中。

TinyGo Keeb Tour 2025

TinyGo Conf !

そして、日本国内で TinyGo Conf という TinyGo のイベントも企画予定。

さいごに

イベントに参加していただいたみなさん、スタッフの皆さん、そしてこの Tour のきっかけを作ってくれた micchie さん、 ysaito さん、 taknb2nch さんありがとうございます。 TinyGo Keeb Tour 2025 もよろしくお願いします。

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