2019年 9月14~15日 宮城県 角田市の高蔵寺 白石市の薬師の湯と白石城 武家屋敷 亘理町の鳥の海

2019年09月16日
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宮城県 仙南圏
季節は秋へ
夏の名残に思いを馳せつつも,黄金色に染まる田では稲刈りの光景が見られるようになりました。
稲穂の頭は重く垂れ,農家でなくても収量の予感に安堵するのは私だけではないでしょう。
いよいよ高蔵寺に行きますよ。
県南を巡るドライブに出発です。

森の芽吹き たまご舎
宮城県民なら誰でも知っているたまご舎
蔵王山麓で育てた若くて健康な鶏の卵とその加工品を扱っています。
今回は村田ICすぐそばのファームファクトリーに寄りました。
名物のたまごプリン,燻製たまご,黄金のたまごカステラの端を集めた商品を購入・・・とレジを並んだら美味しそうな卵焼きが・・・
こちらも購入して車でパクッといただいちゃいました。

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味見処光庵
白石に行ってきちみ製麺さんがやっている光庵でお昼をいただきました。
古民家を使った店舗は雰囲気もよかってですよ。
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釜上げうーめん,鶏うーめんをいただきました。麺の食感,たれや汁も美味しかったです。
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片倉小重郎の家臣の子孫が創業して,片倉家のつりがね印を下賜してもらったことからつりがね印の温麺として親しまれています。

高蔵寺
2回目の訪問となりました。
念願が叶って嬉しかったです。
Wikipediaからのコピペです。

819年(弘仁10年)に徳一が開創したとされる。1177年(治承元年)に聖円が堂宇を修営したが、阿弥陀堂は飛騨工の手よるもので鎖釘を全く使用していないという。その中に丈六の阿弥陀如来坐像が安置され、その左右には小仏像がまつられていた13の跡がある。上梁文には、造替修理について治承3年に藤原秀衡が、建武2年に北畠顕家がそれぞれ修営したことが記されている。
阿弥陀堂と阿弥陀如来坐像は国の重要文化財に指定されている。阿弥陀堂は県内最古の寺社建築とされ、また東北地方に現存する平安時代の建築は、岩手県平泉町の中尊寺金色堂と福島県いわき市の白水阿弥陀堂、および当堂の3ヶ所のみである。

前回訪れたときは台座と光背のみでしたが,今回は阿弥陀様が帰還されて,台座と光背が補修に出ていました。
前回と違うご住職様の解説でしたが,右側に安置されている如来像が,ご本尊の阿弥陀様よりも古く,しかも阿弥陀如来様と薬師如来様の合体であることが分かりました。
ご本尊の阿弥陀如来様も平安様式の穏やかな顔立ちで癒やされました。
東北の平安時代の建築物は雰囲気がいいなと思います。
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御朱印もいただき,これで白水阿弥陀堂,金色堂,高蔵寺の三つを集めましたよ。

福島県いわき市の白水阿弥陀堂  DSC_0986.jpg

    岩手県平泉町の金色堂  DSC_1002.jpg

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旧佐藤家住宅
高蔵寺の境内は広く,散策ができる公園になっています。
大きな芭蕉があったり,ゲンジボタルの舞う小川があったりで,豊かな風光明媚な場所です。
その一角に旧佐藤家住宅があります。
Wikipediaからのコピペです。

木造平屋建ての直屋で、出入り口は平入であり、屋根は寄棟造の茅葺である。広間型三間取りの単純な間取りで、全体の約4割を土間が占めており、土間には6本の柱が立つ。これは江戸時代中期の農家の形式であり、建立の時期は18世紀中ごろから後半にかけてとみられている。
その後、江戸時代末期に北側および東側の拡張と物置部屋の設置が行われた。明治時代初めに土間の一部が床張りになり、広間に間仕切りが設置された。しかし、軸部・小屋組には変更が無く、建立当初の形式を残していた。
1971年(昭和46年)6月13日、所有者である佐藤氏が角田市に寄贈し、同年8月13日、文化財保護法により国の重要文化財の指定を受けた。1972年(昭和47年)12月31日に、高蔵寺の境内に移築され、建立当初の形式に復元された。

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白石温泉 薬師の湯
陽が傾き始めました。
今回は白石市の市街地からほど近い薬師の湯に行きました。
リーズナブルなお値段で食事が美味しいとの評判で決定です。
幸運にも【訳あり/部屋設備】プランが取れました。きっとキャンセルがあったのかな。
訳ありといっても,部屋が食道やお風呂から遠いことと部屋の流しが小さく,水のみでお湯が出ないだけでした。
それ以外は他のプランとまったく同じなので,お得感がありました。
温泉はまぁ市街地に近い分,まぁまぁという感じですが,補って余りある食事が良かったです。
特に高級食材があるわけではないのですが,きちんと料理されている一品一品で美味しくて,お腹がはちきれんばかりの量でした。
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泊まった夜は十五夜の翌日,十六夜でした。
お部屋からもきれいな十六夜の月を眺めることができましたよ。
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白石城
Wikipediaからのコピペです。

主として仙台藩伊達氏の支城として用いられ、片倉氏が代々居住した。九州の八代城などと並んで、江戸幕府の一国一城制の対象外とされて明治維新まで存続した。天守の代用となっていた三階櫓は、支城という格と幕府への配慮から天守の名をはばかり大櫓と名づけられたとされる。かつての城は、本丸、二の丸を中心に、幾重にも外郭を備えた堅城であった。虎口のうち、大手門付近には幅が変化し、鍵の手に折れる通路など,特に工夫がみられる。
明治初頭の廃城令により廃城処分とされ、ほとんどの建物は破却された。天守閣は石垣なども撤去され更地になった。現在、三階櫓など本丸の一部が1995年に木造で復元されて現在は公園となっている。
現存する建物としては、厩口門が市内の延命寺山門に、東口門が市内の当信寺山門に、どこの門か定かではない城門が名取市の耕龍寺山門に、煙硝蔵が市内の個人宅に、それぞれ移築されている。土塁は当時のものがそのまま残っている。

震災前,息子が小学生のときに一度訪れました。
伊達政宗の居城であった青葉城でも,天守はありませんでしたから,宮城県では貴重な建築物の復元ですね。
歴史探訪ミュージアムにミニチュアの復元があったのですが,当時は今の天守閣広場に多くの建物がたっていたのですね。
お城がシンボル的なものだけでなく,ちゃんと実務もしていたんだなぁと発見したのでした。
この歴史探訪ミュージアムで有料の3Dハイビジョンシアターを見ました。
見学料金がかかりますが,いやいやなかなか見応えのある内容で,良かったですよ。

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旧小関家武家屋敷
宮城県のHPからのコピペです。

白石城主片倉家の家臣小関家の屋敷で、享保15年(1730)の建築であることが確認されています。
平成3年に白石市に母屋、門、塀が寄贈されたのを機に創建当時の姿に復原され、平成5年には宮城県指定文化財となっています。
屋敷は白石城の北、沢端川沿いの鬱蒼とした庭木に囲まれた場所に建っています。

武家屋敷らしく外敵の侵入を阻む構造になっている感じがしました。
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武家屋敷といっても質素な造りで,暮らし向きも楽ではなかったのでしょうね。
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ちょっと見学している間に蚊に腕を3ヶ所刺されたので,そうそうに退散です。
屋敷に渡る土橋にJR東日本の広告で吉永小百合さんが立った場所に印が付けてありました。
増田町の内蔵にもそんなものがあって・・・いや実際楽しいかも・・・
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佐藤清治製麺 清治庵
歴史探訪ミュージアムで他のお客さんが温麺談義をしているのを小耳に挟み,ここが美味しいようだと聞いて訪れました。
乾麺が主流の温麺ですが,ここには生温麺があるようです。
メニューは2種,けんちん温麺と,ごまだれ温麺です。
かたくなに守り続けている温麺だそうです。
やっぱり食感もちっと,のどごしつるっ!美味しいですよ。
けんちんの味噌仕立ても,ごまだれも美味しかったですよ。
せっかくの美味しい麺です。
伝統を重んじるのも大切ですが,薄味のおつゆで麺の旨味をもっと感じたかったかも…。
それ思わせる美味しい温麺でした。
撮影禁止だったのでお店の前のマンホールを撮りました。

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鳥の海
美味しいお昼もいただき,そろそろ帰り支度。
せっかく天気も良いので,海を見たくなり,鳥の海に寄り道です。
さすがにこの時間はどこもはらこ飯の折り詰めは売り切れか閉店でした。
この次の機会ね。
宮城県は県北と県南とで山から海に出る距離が全然違うんですよ。
山沿いの白石から海に出るまで,県北の感覚とは違うのです。
あっという間に海沿いに出ました。
鳥の海で秋の夕陽を眺めてから帰路につきました。

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えんまん亭
ここも何回かご紹介しているえんまん亭さんです。夕食に訪れました。
いつもはあさりラーメンをいただきますが,今回はレギュラーメニューをということで,タンメンと餃子をいただきました。
あさりラーメンの優しい味が大好きで,タンメンもきっと優しい味のはず。
期待を裏切らない美味さで旅の締めくくりにぴったりでした。

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県南の旅
とても良かったです。歴史を感じたり,美味しさいっぱいだったり,きれいな風景に出会ったり・・・
海外の方も多くなりましたね。
日本の地方の良さに感動していただけると思いますよ。
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Snufkin
Posted by Snufkin
ご訪問ありがとうございます。
気に入ったところは何度でも行っちゃうんです。
どうぞよろしくお願いします。

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