2020年 8月8日 宮城県村田町の蔵の町並み

2020年08月23日
2
0
宮城県 仙南圏
ファームファクトリー森の芽ぶきたまご舎でお昼をいただき、道の駅で甘いトウモロコシの味来を購入し、蔵の町並みにやってまいりました。


村田町のHPからのコピペです。

仙台と山形を結ぶ街道の分岐点として、商都の賑わいをみせた「村田」。村田商人は、紅花や藍を仙南地方で買い集め、江戸や上方へ運ぶ商取引を行っていました。当時の栄華を伝える豪勢な店蔵が、今も町の中心部に残っています。重厚な店蔵と門が一対となり、連続する景観が印象的で村田の特色といわれています。通りの両側には短冊形の地割りが整然と並び、江戸時代の「町人地」の姿を今に留めています。また、建築様式のみならず、江戸時代に活躍した村田商人の「紅花商い」を通じて、都から様々な文化がもたらされました。

ここは宮城県で唯一の国指定重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
もともと蔵の町で売り出していた村田町。
毎年秋に、ここを舞台にして全国からの工房を集めた蔵の陶器市は県内外を問わず多くの人で賑わいます。
ところが東日本大震災の激震はこの蔵の町の大きな爪痕を残してしまいました。
それぞれの家主個人の力で修復させるには負担が重いのです。
それでも蔵の町並みを守りたいという思いのもと、重伝健の指定を申し出ました。
現在蔵の町並みはまだ修復が進んでいる過程にあるようですが、店蔵と門の一対の景観をあちこちで見ることができます。
大半は個人の住宅なので、中まで見学できるのは限られてますのでご注意を。
DSC_5109.jpg  DSC_5111.jpg

化粧品の材料となる紅花は山形県が有名なのですが、かつて宮城県の県南でも盛んに栽培され、それらは紅餅として加工され、ここ村田町に集積されました。
ここから江戸へは陸路で、そして上方、京都へは山形市を経て最上川を下り、酒田から北前船に載せられ海路で出荷されたのでした。
先だっての最上川の船下りを思い出し、当時の風景に思いを馳せてしまいます。
そうして得た収益で京都や上方の珍しい品々を買い求め、再び北前船で戻り、この地で売りさばき富を得ていたそうです。
村田商人と呼ばれ、こうした蔵の町並みができたと言われています。
DSC_5113.jpg DSC_5116.jpg

残念ながらあいにくの雨模様でしたので、短時間で見学先も限られてしまいました。
蔵の町観光案内所であるヤマニ邸にて道路向かいにある、やましょう記念館の見学を申し出ます。
DSC_5118.jpg DSC_5117.jpg

許可をいただき、やましょう記念館を見学してきました。
町屋作りになっていて、うなぎの寝床のような奥行きある敷地になっています。
店蔵、母屋、座敷蔵という構成になっていて、これらが一つ屋根の下に同居している形です。
道路から見た店蔵です。左に門がついてますね。
DSC_5114.jpg

店蔵には立派な暖簾と金庫がデーンとあります。
当時の大福帳なども展示されてますよ。
DSC_5119.jpg DSC_5120.jpg

母屋に入ると2階に通じる階段と吹き抜けの居間があります。
吹き抜けの居間って、ちょっとレトロモダンな感じがしますね。
2階には上れないのがちょっと残念・・・。
DSC_5124.jpg

居間の続きは座敷になっています。
DSC_5127.jpg 

その右奥が座敷蔵へと通じています。
座敷蔵は穴蔵みたいな感じです。
鬱々たる雰囲気もあり、隔絶された雰囲気もあり、独特ですね(^_^;
時代を感じさせる書き付けや掲示物もあって、なんか金田一耕助が登場しそうです(^_^;
DSC_5131.jpg  DSC_5133.jpg

DSC_5136.jpg DSC_5137.jpg

DSC_5138.jpg

調度品やラジオなんかもあったりして、当時の生活の様子を垣間見ることができます。
DSC_5141.jpg

DSC_5152.jpg DSC_5150.jpg

DSC_5142.jpg DSC_5144.jpg

DSC_5149.jpg DSC_5154.jpg

DSC_5156.jpg DSC_5157.jpg

外に出て奥に行くと、味噌を作るための工場や味噌蔵なんかもあったりします。
多角経営だったんですね。
DSC_5161.jpg

DSC_5163.jpg DSC_5166.jpg

こちらはご隠居さんでも住んでいたのかな?
ちょっとした庭などもありました。
DSC_5164.jpg DSC_5167.jpg

DSC_5168.jpg

門構えも立派です。
財力も力もあったのでしょうねぇ。
DSC_5158.jpg

通りに出て他の店蔵なども眺めながら歩きました。
DSC_5170.jpg DSC_5115.jpg

宮城の銘酒「乾坤一」を醸している大沼酒造です。
残念ながらこの日はお休み(>_<)
本醸造でもとてもフルーティさを味わえるお酒なんです。
DSC_5175.jpg

あいにくの雨模様。
さっと見学して後は一目散に帰りました~。
関連記事
Snufkin
Posted by Snufkin
ご訪問ありがとうございます。
気に入ったところは何度でも行っちゃうんです。
どうぞよろしくお願いします。

Comments 2

There are no comments yet.

ビンダ

おはようございます

古民家・酒蔵めぐりいいですね
この辺にはあんまりないんですよね
さがして行ってみたくなります。

2020/08/24 (Mon) 06:23

snufkin

To ビンダさん

おはようございます。
コメントありがとうございます。
古民家もいいのですが,いわきには白水阿弥陀堂がありますよね。
東北の三つしかない平安時代の建造物の一つですもんね。
またそちらも行ってみたいです!

2020/08/24 (Mon) 06:41