2020年2月2日 宮城県美里町の山神社(やまのかみじんじゃ)  拝殿へ!

2020年02月24日
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宮城県 大崎圏
前回の記事の続きです。
前日に横山不動尊のご住職様からうかがった,花輪喜久蔵氏が石井寅正氏の彫刻作品と出会った場を見てきました。
参集殿と庭園を見学した後に,拝殿を見て回ります。

拝殿の全景です。
軒唐破風付きの入母屋造りですね。
気仙郡出身の村田吉助氏の後見棟梁として気仙大工の金野勘之助氏が引き継ぎ,気仙大工が建てたものです。
彫刻は石井寅正氏です。
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狛犬です。
バゥ~? ン~?
悪心を威嚇する狛犬ですが,良く見るとかわいいのも多いみたい。

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今回は望遠レンズを持参して離れたところからズームしてねらいました。
やっぱり見上げるのと違って,表情が読み取れます。
さっそく唐破風の彫刻です。
鳳凰ですね。
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下には龍の蟇股です。
陰影がくっきりして,美しいです。
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向拝の両側にある唐獅子の木鼻です。
右手は子唐獅子が躍動しているタイプ
定義山にもいましたねー。
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左手は牡丹をあしらったタイプ
横山不動尊にもいましたねー。
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向拝の中央にある木鼻の唐獅子です。
経年劣化かなぁ・・若干彫りが浅い感じがします。
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鳳凰の奥にある蟇股です。
千鳥かなぁ。波の彫刻もきれいですねぇ。
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蟇股の龍の彫刻のアップです。
定義山のような複雑さはありませんが,鱗の一枚一枚まで丁寧に彫り込んでますね。
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左右の蟇股も龍です。
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虹梁には亀や鶴?千鳥?が刻まれます。
なかなか細かいですね。
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十二支の彫刻もありますね。

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手挟みは鯉ですね。
やや小ぶりのせいか,透かし彫りにはなっていませんが,彫りが深くて曲線もきれいです。
海老虹梁は葡萄だと思われます。
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唐破風の木鼻もぶどうかな?
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側面部です。
入母屋の懸魚はきれいな波の透かし彫りです。
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奥殿は塀で囲まれていて,全貌は分かりません。
あまり行儀は良くないのですが,見えるところをズームでねらっていきます。
神明造りに母屋を設けたタイプだと思います。
拝殿と奥殿を繋ぐ参道には唐破風が設けてあります。
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じっくり見学している間も参拝客が絶えませんでした。
広い信仰を集め,親から子へ,子から孫へと引き継がれていくのでしょう。
これからも泰平な世の中でありますように・・・

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Snufkin
Posted by Snufkin
ご訪問ありがとうございます。
気に入ったところは何度でも行っちゃうんです。
どうぞよろしくお願いします。

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