240701 - 0707

7/1 月
精神面がどんと落ち込んで崩れて、身体がばらばらになるような感覚に陥る。時期的にPMDDの可能性がかなり高い、というか絶対に、確実に、100パーセントそうだと思う。自分自身に言う。わたしは女性ホルモンのせいで物事を実際とぜんぜん違った方向で見ようとしてる、と。

君去りし人生のことを想いつつ喫茶店で手を握る夜

 

7/2 火
最近うまく起きられない。睡眠と覚醒のあわいをぼんやりと行き来するとようにして、昼前までうとうとしながら仕事をしていた。何もしていないといろいろ考えてつらさに蝕まれる時が多いので何かしたいけど、昨日は何もできなかった。でも今日は筋トレもしたし散歩もした。えらい!
下半期になってしまったが読んで好きだった本、ニューアルバムをまとめた。

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New Dad "MADRA"
Claire Rousey "Sentiment"
The Last Dinner Party "Prelude of Ecstacy"
Erica de Casier "Still"
柴田聡子 "Your Favorite Things"
Khunarunbin "A LA SALA"
Peggy Gou "I Hear You"
Crumb "AMALA"
DIIV "Frog In Boling Water"
The Marias "Submarine"
girl in red "I'M DOING IT AGAIN BABY!"
Charli XCX "brad"

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キム・エラン『唾がたまる』
高瀬隼子『いい子のあくび』
土門蘭『死ぬまで生きる日記』
長井短『私は元気がありません』
台湾文学ブックカフェ『プールサイド』
パク・ソンウォン『都市は何によってできているのか』
ハン・ジョンウォン『詩と散策』
アルバーティ『私たちはいつから「孤独」になったのか』
佐多稲子『キャラメル工場から』

 

7/3 æ°´
ラスト・ディナー・パーティの二次先行の結果が出たがまた取れず。週末に一般があるけどだめな予感しかしない。考え事のしすぎで疲れたところで、わたしはいまいろいろ思考しすぎて暴走しかけているのでは……と思い、友だちに話を聞いてもらおうと連絡する。明日会うことになった。それだけで心がだいぶ軽くなった。

 

7/4 木
夕方に友だちと会う約束のおかげで元気に過ごせた。駅まで歩くと汗が吹き出し、ブラウンのTシャツを選んだことを後悔する。台湾まぜそばを食べながら近況のあれこれを話す。昔から人に何かを相談するのが苦手で溜め込みがちな性格だが、ここ一年くらいで少しずつ人に自己開示と相談をできるようになりつつある。普段は全然そんな感じじゃないのにこのタイミングで会えたのがうれしくて、友だちラブ!と思いながら帰路に着いた。

十四歳の頃見た夕陽焼きついたこの眼を君に渡せたら

猫は鳴く「青青青」と ひんまがる声は海より空より深く

 

7/5 金
夢の中で韓国語を喋っていた。”韓国語を喋っている設定だが日本語を喋っている夢”ではなく、すべて自分が勉強して覚えた韓国語だった。去年は自分なりにすごく一生懸命勉強していた。ふとアイドルに対して関心が以前より薄れてきて、そこから語学への熱量を一気に失ってやめてしまったが、好きな詩や歌詞の訳でもまた始めようかなと思った。

 

7/6 土
朝の10時からラスト・ディナー・パーティの一般があって、張り切っていたけどすぐ売り切れて虚無になる。昼寝をしたりだらだらしたあと、SHINee キーくんのソロコンのために代々木へ。いつもコンサートのギリギリに入場するが、雨が降るらしいと聞き早めに出る。原宿駅に着くと既に雨が降っていて、みるみるうちに豪雨になった。

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キーくんのいるSHINeeはデビュー16年目だ。わたしが彼らをきちんと見知ったのは今年の春くらいで、キーくんのソロコンがあると知ったのが5月末、そこからほぼ一ヶ月で今日を迎えたので、ファン歴が浅すぎる人でも楽しめるかな、という不安がなんとなくあった。でもそれは始まってすぐに消滅した。コンサートにKEYLANDと自分の名前を冠しているように、彼のエンターテイナーとしての・そしてアイドルとしてのプライドがすべての瞬間にほとばしっていた。生バンドとバックダンサーを携え、ソロ公演なので当たり前だけどほぼひとり、MCもすべてとても流暢な日本語(韓国人の彼にとっての外国語だ)で改めて驚いた。そんなキーくんを見ながら、背負っているなと思った。SHINeeのメンバーという栄光、ソロアーティストとしてのプライドを、もちろんKEYLANDを作り上げるチームの長としてコンサートを、背負っている。長年何かを背負って走り続けてきた人にしかない気迫があった。その姿がアイドルとしても、そしてひとりの大人としてかっこよかった。
コンサートのあと、原宿で彼と待ち合わせてうどんを食べた。彼もSHINeeが好きなのでわたしはキーくんのコンサートがいかによかったかべらべらと喋る。向かいのテーブルで大学生の男子がふたり座っていて、明らかにひとりがもうひとりのことを避けたがっていたが、後者は何も気づいてないみたいに朗らかに喋っていたので双方の気持ちを思うといたたまれなくなった。
ユーロは準々決勝だった。イングランド対スイス。雑談をしながらサッカーを見て、サッカーファンの話になる。彼が「日本のサッカーファンを見ていて、サッカーを通して国や地域の文化に関心を持たないのが不思議」と言った。ドイツのチームなのにチーム名はイタリア系の名前であること、かつて日本代表監督を務めたオシムが旧ユーゴスラビアの監督をしていた当時は民族対立による戦争があり、旧ユーゴは優勝確実と言われたのに戦争のせいで本戦に出場できなかったこと、そういうひとつひとつの出来事や決定されたことはすべて文化や政治に関わっているのに、自分の観測範囲のサッカーファンはまったく興味がない、というようなことを話した。
前半はイングランドもスイスもゴールが入らなかった。わたしは特にサッカー好きでもないし夜遅かったので眠ろうと思ったがうまく寝付けず、なんだかんだ薄目で試合を最後まで見た。後半で引き分けになり、延長でも決まらず、PKの結果イングランドが勝った。4時前になっていた。

 

7/7 æ—¥
12:30近くまで爆睡。近くのカフェでモーニングというか朝ごはん。日差しが痛かった。夜に都知事選の結果が出て、ひたすら暗い気持ちになる。彼が昨日わたしに話したこと、ひとつひとつの出来事や決定されたことはすべて文化や政治に関わっているのにみんな興味がない、を思い出していた。

今週の一曲/KEY "BAD LOVE"