【台中生活】Taichung Life

台湾の台中での日常生活のあれこれを書いてます。

台湾で暮らして約3年。台湾での甘く苦い思い出を語っていく 其の弐

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台湾で暮らすして早3年が過ぎた。30歳から年月が過ぎるスピードが速くなるというのは本当だった。あっという間に駆け抜けた3年。正直まだ1年位しか台湾にいない気がするのは気のせいだろうか。

 

そんな台湾生活で起こった自分の留学時代の経験を前回に続いて書かせて頂こうと思います。

 

彼氏がいます…

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中国語がゼロの状態で台湾に来た私。台中の東海大学で勉強していたのだが、中国語を習い始めた当初は当然のように一番下の初級クラスであったのだが、クラスメートには中国語をそこそこ話せる人もいたのだった。

 

韓国人の友人(小峠に似ている)は台湾人の彼女と長年付き合っていたとの事で結構なレベルで話せていた。ただ小峠は漢字が全く書けないし読めないので初級クラスに入ったという事であった。

 

ベトナム人の若い子も現地でそれなりに勉強していた様で、授業開始と共に教師とそれなりに意思疎通が出来ているようであった。

 

私と同じ全くのゼロからの生徒ももう1人いたのだけど、私達2人とは他の生徒とちょっと次元が違う感じで本当に中国語が話す事が出来なかった。

 

そんなある日、授業の流れで台湾人と交流する機会があるかみたいな話になった。

先生は基本的に中国語が話せる人から振って行く。

 

小峠「台湾人の彼女がいます」

 

ベトナム人A「姉の旦那が台湾人なので、一緒に暮らしてます」

 

みたいな感じで皆が答えていく。

 

私は台湾人の友人が1人いたので

 「男性の友達がいます」

 

といったつもりであった。が先生が私に問いかける?

「本当に?」みたいな感じで

 

私はもう一度覚えたての中国語で自信満々に

「台湾人の男性の友達がいます」

と言ったのだった。

 

しきりに小峠が女性ではないかと聞いて来たが、冷やかしだと思った私はしっかりと男性だと伝えたのであった。

 

先生もようやく私を開放してくれ、授業は進んでいったが授業後に小峠が私の所へやって来た。

小峠の質問は

「あなたはゲイなの?」

 

私

「!!!???」

 

意味がわからないので聞いてみると、授業中に私がずっと彼氏がいると連呼していたからだとの事だった。

そこで分かったが、私は授業の時に中国語で

「我有男朋友」

と連呼していた。

これだと「私には彼氏がいます」となる

 

男友達の場合は「男朋友」ではなく「男性朋友」というのが正しい中国語であったのだが、同性愛に寛容な台湾なので先生もそこまで突っ込んでは聞いてはくれなかったのである。

 

小峠に対しては誤解は解けたのだけど、他の生徒全員に

「私はゲイじゃない」

と伝えて歩くのもおかしな話なのでそのままにしておいた。

 

幸いその後男性のクラスメートから距離を置かれる事はなかったと思う。

 

台湾の先生の闇営業

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其の一

台中の学校に通っていた時の話だが、私の通っていた学校は学期ごとの休みが一か月以上あった。

学校が休みだと勉強も捗らないので、休み期間中に学校で行っている、日本で言うところの夏季講習のようなものを受ける事にした。

 

一番仲の良い先生に聞いてみると

「学校通さないでやった方が安いよ」

というアドバイスをもらう。

 

うーんなるほど、でも直接個人で先生に頼むのかな、と考えていると

「この値段で私が教えるよ」と交渉してきた。

 

まあ確かに学校の値段より安いし、お気に入りに先生なのでお願いする事にしたけど台湾の先生ってたくましいね。

 

直営業大好きだね。

 

其の二

学校の先生で習字が上手い先生がいた。

 

習字は特に欧米の生徒に人気があり、彼らが帰国する際には是非先生の書いた習字を持って帰りたいとの声をよく耳にした。

 

確かに味があって上手な字だとは思っていたし、彼らが欲しがる理由も何となくはわかった。

 

自分としては先生が最後にささっと書いて欲しがっていた生徒にあげて、生徒感動みたいな流れを予想していたのだが、そうではなかった。

 

先生は欧米の生徒に対してこれは〇〇元、これは〇〇元と売りにかかったのだった。

 

正直思い入れがある一枚なのかもしれない、でも学校の先生が書いた一枚の習字なのに結構な値段取りますねと心の中で思ってしまった。

 

台湾の先生ってたくましいわ~

 

その後本当に欧米の生徒が買ったのかは知らない。

 

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