ラベル 大前研一 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 大前研一 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2010年2月9日火曜日

【R+ レビュー】BBT on DVD 大前研一LIVE(トライアル版)




今回のR+のレビューは、「BBT on DVD 大前研一LIVE(トライアル版)」です。
R+が始まって以来(?)のはじめての”DVD”のレビューです。

大前さんが主催されている、BBT(ビジネスブレイクスルー)の講演を11周年記念ということで、
視聴者のみなさんの前で録画されている番組です。

どんな内容か?

約2時間(!)の内容は以下です。(2009å¹´11月29日分)
・今週の大前研一
・ニュース解説(前編)
・RTOCS(Real TIme Online Case Study)
・ニュース解説(後編)
・スペシャルコンテンツ:大前研一 アワー
DIAMOND「Harvard Business Review」
創刊30周年記念講演 ニューグローバルリーダーの条件
なかなかボリュームのある内容で、見るのも大変でした。

ニュース解説

「ニュース解説」では、その時に話題になっているビジネスニュースについて解説しています。
今回は、「ドバイの不動産ショック」、「トヨタのリコール問題(フロアマットの不具合)」、「国内百貨店の売上減少」などなど…
大前さんが、現状分析、これからどうなるのか?をわかりやすく紹介しています。

特に面白かったのは、「Real TIme Online Case Study」です。
"もしも私がヤマハ発動機の戸上常務だったら?" というケーススタディです。
自分がその立場だったらどのように考えて、行動してみるか?をその場で説明をしてくれる内容です。

実際にコンサルタントだった大前さんが、ケーススタディを通して、そのポジションについた場合どのように問題を定義して
解決していくのか?を説明してくれています。

一通り視聴してみて

一流のコンサルタントの方の講演を聞く機会というのはなかなかないので、今回のレビューは楽しめました。

いわゆる一流といわれている方が「どのように問題を定義して」「どのように解釈をして」「どのように解決をするのか?」
を解説してくれるのは、とても勉強になりました。

また、ニュースでも多種多様なビジネス環境(自動車・不動産・風刺画・ネットなど)の話もでてきましたが、それぞれのことをよく理解されていて、
「引き出しの広さ」も感じられました。

私自身こういったビジネス講演をDVDで聞くという形ははじめてなので、新鮮な感じでした。

今度はこんなのはどうでしょ?

今回、DVDでいただいたのですが、配布方法はもうちょっと改善できるのではないかなと思います。

1. PodCastで視聴(試聴)ができる
現在では、試聴方法が多様化していて、DVDプレイヤーの前に座っていなくても番組が見れます。
PodCastで配布をすれば、通勤時間にも見れるので、ビジネスマンにも受け入れられるのではないかと思います。

2. 動画サイトで有料で流す。
Gyao!などは、課金ができる仕組みが整っているので、こういう有料視聴者を獲得したいというプラットフォームが整っているので、こういったところにコンテンツを提供してみて、ネット利用者に見てもらうのはどうかと思います。

いまのビジネスマンにとって、とってもよい"コンテンツ"なので、もっと多くの人に聞いてもらってみてもらう方法を工夫してみる価値があるかと思います!



2009年11月20日金曜日

【R+ レビュー】大前研一通信 Vol.182



レビュープラスより、またまたまた献本をいただきました。
一つの業種だけでなく、いろんな雑誌の献本がいただけるので、毎回毎回楽しみです。

毎回ネタが違うので、レビュー書くのもちょっと大変ですけど、自分の知らない世界のことを知ることができるので、
とっても勉強になります。

今回は、ビジネスブレイクスルーや各種のコメンテーター、”企業参謀”などのビジネス系で有名な本の著者である
大前研一さんが各雑誌に掲載した提言・意見をまとめた雑誌です。

恥ずかしながら、私はこの雑誌をはじめてみたのですが、こういった形式もなかなかおもしろいとおもいました。
注目している人がどんな発言をどの雑誌でしているのかがわかりますからね。
もしかしたら、こういった形は無いかもしれません。(少なくともわたしは知りません・・・)

ちなみに、手元にある号でなんと182号!
長寿な雑誌です。

今回も気になった記事をピックアップして、感想を述べてみたいと思います。

爆発的に経済成長する方法


今回取り上げるのはこの記事です。

日本を急成長させる起爆剤について、書いてあります。
この提言としては、「税金を使わずに日本経済を再生させる!」というのがポイントで、実際の復活方法まで
書いてあるからおもしろかったです。

具体的には、
 ・世界には約3000兆のマネーが遊んでいる。この”ホームレスマネー”は高金利のところを常にさまよっている。
 ・都市部の湾岸地域を開発せよ!
 ・法律で規制されているような、土地区分をやめる(住宅用地に柔軟に変更ができるように)
 ・開発資金は、自治体が債権を発行する。それにくわえて、免税債を加えて売り出す(金利は高くなるはず)
 ・そうすると、世界中のホームレスマネーが流入してくるので、国税を使わなくても開発資金が入ってくる。(利率がよいので)
 ・湾岸地域は東京駅から10分程度なので、そこに大量に住人が住めば、経済が活発になる。
という提言でした。

ちょっとはしょり過ぎでいまいちピンとこないかもしれませんが、かかれている内容を一読すると、
「なるほどー!」
とうならせるような内容になっていました。

実際にこうやってみたら、ほんとうに経済が復活するのかどうか試してもらいたいと思います。

それ以外でも


注目すべき記事がたくさんありました。
 ・急回復する世界、追いつけない日本
 ・現状見ていないGyao いまさら「課金モデル」発想
 ・給料恐慌時代のマネー戦略入門
などなど、ビジネスや、政治に関心がある人にとっては一度内容を見て損はないような記事が出ています。

普通に書店においてみたらどうでしょうか?


今回、はじめて内容を読んでみたのですが、このボリュームで、この濃い内容だと非常に満足感が高いと思いました。
各雑誌に掲載をされているので、それを読めばよいのですが、それはそれでコストと時間がかかります。

普通に書店においてあれば、買う価値のある雑誌だと思うので、会員のみの定期購読だけではなく、一般に売り出して
みたらどうかなと思いました。

今回取り上げた提言などは、きっと大前さんならではのアイディアなので、この記事を読んでくれた人が
共感を持ってくれて、実際に動けるチャンスがでてくるかもしれません。

残念ながら、現時点では会員制の本なので、興味がある人は、以下のリンクから購入してみてください!
一見の価値ありです!

大前研一通信