Best albums of 2013(番外編)
どうもこんばんはASKAです(投げやり)。
この度は”パワーアップ工事中”の為、長らく更新ができず申し訳ございません。
開設当初から邦楽・洋楽をジャンルレスに扱いながら、さらにお笑いやB級グルメなど雑多なカルチャーをワンオペで更新する厳しい状態が続いており、この人員不足が最大の原因でございます。
さて、今回は「2013年の年間ベスト番外編」を公開します…。
「今は2014年の何月だと思ってんだよ!」と呆れてる方もいるかと思いますが、タイミングを逃したままお蔵入り状態になってたのを一部書き直した次第でございます。
まぁ、季節はずれって意味ではタナソウのサイン・マガジンの年間ベストが20位まで発表してから何の説明もなく現在も更新が止まっているのよりはマシじゃないかと。
2013年にリリースされた作品で、年間ベストをまとめた以降に聴いたのもかなりあって、中には年間ベストの上位に入るべきものもあった。
そこで、今回はそんな聴き逃してたり、惜しくも年間ベストからは漏れたけど、紹介しておきたい作品を番外編としてまとめてみた。順位は特にございません。ではでは、早速どうぞ。
【No.1】
今年に入ってから聴いてぶっ飛んだ。これ去年聴いてたら年間ベストの2位に入れてたと思う。去年高校を卒業したばっかりの女の子が書いたとは思えないクオリティの高さ。間違いなく天才。
聴いてすぐ松田マヨ率いるデイジーを思い出した。
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デイジーの1stアルバム。当時音楽雑誌で「荒井由実の才能と小泉今日子の声」なんて書かれたこともあった。
”行きたくない”を聴いて思い出したのが、初期の名曲”静かに揺れて”だった。
ノーチェックだったSHISHAMOを今聴いて驚いた。すげー才能じゃん。ウィキで調べたらヴォーカルで楽曲を作ってる子がピーズが好きと知り納得&驚愕。なんで女子高生がピーズに辿り着いたんだろう? / ”行きたくない” http://t.co/oFndwuJfiR
— QJ (@QJ) 2014年1月9日
SHISHAMOがあまりにも気になるので、早速アルバムをTSUTAYAで借りてきた。若い人は知らないと思うけど、今から10数年前に松田マヨという天才が率いるデイジーって女の子バンドがいて、それを思い出したんだよね。傑作アルバム2枚を残して、忽然と姿を消した僕の中で伝説のバンド。
— QJ (@QJ) 2014年1月10日
YouTube探したけど、デイジーの曲は全部消えちゃってる…。今も年に1度くらいは松田マヨが何をしてるのか?ググったりするんだけど、どうも音楽活動はしてないっぽい。突然姿を消した理由は本人にしか分からないけど、今もモヤモヤしてる。本当に10年に1人の才能だと思うから。
— QJ (@QJ) 2014年1月10日
ヴォーカルで曲を書いてる宮崎はインタビューでTheピーズが好きだと公言してる。
確かにフックの瞬間的な快楽性に頼らないシンプルな曲構造だったり、”いなたさ”みたいなところは共通するものを感じる。
メロディアスなベースや時々リンゴ・スターっぽくなるドラムも含めてリズム隊も完璧。強いて言うなら歌詞はもうちょっと頑張って欲しいかな。
でも、果たしてSHISHAMOは売れるだろうか?という心配はある。この”シンプルで良い曲”っていうのは、エクストリーム化してるJ-POPの現状とは絶賛逆行している。周りのオトナたちがこのまま自由にやらせるとも思えない。
私は良く言うんです。SEKAI NO OWARIみたいになることだけは勘弁して欲しいと…。(GO!ヒロミ44’ふう)
【No.2〜4】
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年間ベストではシングルは対象外だけど、去年は48系のクセに良い曲が多かったので番外編として紹介しておく。
まずはAKBと乃木坂。この2枚の良さは対照的だった。
ジャンル的な音楽性や攻めの姿勢は無いけど、エモくて感動的な乃木坂の”君の名は希望”。逆に珍しくジャンル的な音楽性を入れて音楽ファンも唸らせてしまったAKBの”恋チュン”。
乃木坂46 『君の名は希望-DANCE&LIP ver.-』
【MV】恋するフォーチュンクッキー / AKB48[公式] - YouTube
そして、峯岸みなみには驚かされた。去年は”丸坊主事件”と”剛力ダンス”で良くも悪くも注目されたけど、派生ユニット・ノースリーブスで川本真琴の作詞作曲による超神曲をドロップしてることが世間的には伝わってないのが残念でならない。
AKBのシングル曲とは全〜く違うので、ふだんAKBに興味ない人も騙されたと思って聴いて欲しい。川本真琴の才気とみぃちゃん本来のアイドル性がクロスしたアイドルポップ史に残る名曲。
AKBのことは嫌いでも、”君に恋をした”は嫌いにならないでください。
竹達彩奈もそうだけど、川本真琴の外部仕事はクオリティ高すぎ。
【No.5】
オーストラリアはメルボルン出身の新人パワーポップバンド。これがデビューEP。Farrahを彷彿させる直球パワーポップで、今後期待大。まぁマニア向けの話です(投げやり)。
The Solicitors - Pretty Penny - YouTube
【No.6】
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実に惜しいアルバム。ねごとをちゃんと聴いたのはこのアルバムが初めて。歌メロは凄く良いんだけど、リズム面が物足りなく感じてしまった。
ただ、年末にCDJで過去曲も含めたライヴを観て、ちょっと印象が変わった。Weezerっぽい曲があったり、実は洋楽的な引き出しを持ってるっぽいなぁと。んで、気になってインタビューを探して読んでみたら、Yeah Yeah YeahsとTHE CRIBSに影響を受けてると言ってて意外だった。
という訳で、そっちの影響がもっとアウトプットされた曲も聴いてみたい。
【No.7】
90年代ポップパンク好きなら”Cadillac”を聴いたことがあるはず。07年にヴォーカルのトニーが殺人容疑で逮捕されたり(その後、正当防衛が認められて不起訴に)、一度解散したりといろいろあったバンドで、これが8年ぶりの新作。
ぶっちゃけ、今の音楽シーンと共振してるようなアルバムではない。オールドスクールな曲ばかりだ。でも、それが何だってんだ。
このアルバムは、やんちゃな青春の”その後”が音として鳴っている。この落とし前の付け方もまたパンクなのだ。
Official Mest "Radio" - Directed by Jeff Janke of ...
【NO.8】
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アマゾンのカスタマーレビューは0件だし、ググっても日本語の情報はほとんど出てこない…。
とは言え、Hopeless Records所属なので、全く未知のバンドって訳でもないはず(とか言う僕も去年知ったばかりだけど)。
アリゾナ州出身で、たぶんこれが2ndアルバム。
音楽的にはレーベルメイトのAll Time LowやWe Are The In Crowdの系譜にある商業性の強いポップパンク。
若干、ハードロック色が感じられる瞬間があるのも面白い。もっと日本で知られても良いバンドだと思う。
Anarbor - 18 (Lyric Video) - YouTube
【No.9】
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去年かなり話題になってたので聴かなきゃと思いつつそのままスルー。今年になって聴いて、やっぱすげーなと思った。
「Acid Rap」というアルバム名とジャケから漂う怪しい雰囲気の通り、LSDの影響で作られたアルバムらしい。
でも、そんな”はみ出し者”が生み出すソウル・ミュージックはまるでドブネズミみたいに美しい。
これは余談だが、ASKAも頑張って欲しい(ぶっ込めば良いってもんじゃない)。
ちなみにこのアルバムはミックステープなので、フリーダウンロードできる。
Chance The Rapper - Juice (Official Video) - YouTube
【No.10】
[asin:B00FALZY4G:detail]
とにかく、”トゥナイト、トゥナイト”が最高すぎる。去年の個人的ベストトラック。
アルバム全体としては次点になってしまうけど、今後も注目したいバンド。
去年話題になったバンドにShiggy Jr.がいるけど、禁断の多数決とShiggy Jr.を比較しながら論じたクッキーシーンのレヴューが興味深い論点を提示している。
参照点の有無で対比的に語ってて、コピペ感が”ない”からShiggy Jr.は良いって結論になってるけど、僕はそもそも過去の音楽からの”引用”には肯定的なスタンス。
むしろ、「誰の影響を受けて、どの文脈に立ってるのか?」が見える音楽を積極的に評価する。
過去の音楽からの循環であったり、新しい解釈による創造性はポップミュージックの根幹に関わる部分だと思ってる。
だから「良い意味で歴史性が帯びていない」なんて表現を躊躇いなく使ってしまうクッキーシーンのレビューに違和感を覚えた。前提や共通項に否定的な感じが伺えるけど、そこを排除すればイコール大衆的な音楽になる訳ではない。
「誰の影響も受けてない映画は実験映画に過ぎない」って趣旨のコメントを読んだことがあるけど、音楽も同じだと思う。
この問題って洋楽問題とも密接に絡みながら音楽批評を今後分断していく予感が凄くある。
ポップミュージックっていうのは常に過去に鳴らされた楽曲との連続性の中に存在するのは自明な訳で、つまりは何かの影響を受けることから始まり、それが次へと引き継がれていく循環で成り立ってる。
その循環の範囲が狭くなってきてる(=ガラパゴス化)のが、今の日本のロックシーンなのはご存知の通り。
「解釈から快楽へ」っていう傾向がBPMの高速化や四つ打ちダンスロックの台頭からも見て取れる。
これはフェスを中心としたライヴへと収益構造がシフトしつつある音楽ビジネスの状況に応答していった結果だと見れば、時代の必然とも言える。
その結果として、「いかにアゲるか?」っていう機能性の優位を争うゲームみたいな状況も発生してる。
キュウソネコカミのように確信犯的にこのゲームに乗っかることを曲中で公言するバンドまで出てきた。
キュウソネコカミ - ビビった MUSIC VIDEO - YouTube
「ルーツが無いとか言われても、昔のバンドをよく知らない。リスペクト、パクリは同じかな?」「結局、音楽はBGM」
キュウソネコカミが告発したのはルーツがあろうが何だろうが誰にも聴かれないポップミュージックには意味がないっていう身も蓋もない真実だ。うん、仰るとおり…。
ポップミュージックのポップとは”大衆性”のことだ。つまり、売れなきゃポップミュージックじゃない。うん、仰るとおり…。
昔の音楽なんて知らないし、先のことだって知ったことじゃねー!とあらゆる循環を断ち切った”今この瞬間のBGM”としての音楽。若いリスナーがそれを支持してる以上、否定するつもりはない。
ただ、このゲームはポップミュージックが画一的な音楽性と画一的な楽しみ方に収束していく危うさと常に隣り合わせに思えてならない。
最近、一部のライターやミュージシャンからもガラパゴス化を積極的に評価する言説が増えてるように感じる。
僕も”ガラパゴス=悪”みたいな単純な図式では捉えてない。ただ、日本のポップミュージックの歴史を振り返れば、常に海外も含めた様々な音楽からの循環で成り立っていたことは明白で、それが多様な音楽を生んでいたことを軽視するべきじゃないと思ってる。
あと、もっと踏み込めば、無自覚なガラパゴス積極肯定論は今の日本の”政治的な空気”に鈍感すぎじゃね?とも思う。それは関係ねーだろ!って言う人もいるかもしれないけど、書店に他国をDISる本が大々的に並び、都内では毎週末ヘイトスピーチ・デモが行われてる状況で今ポップミュージックが鳴ってるんだと思えば、それが自国だけの影響を押し通すカルチャーであって欲しくないと強く思ってる。
ここから、じゃぁ海外の若いバンドは今どんな感じなのか?って話に接続していくと対比的で面白いんだけど、もはや禁断の多数決とは全く関係なくなってきたのでこの辺で止めておきます。
自分なりの煩悶(森達也ふう)を隠さずに書いたテキストのつもりなんで、ガラパゴス批判が目的じゃないよ。念のため。
【併せて観たい】
似てる曲 100連発 part1 - YouTube
【併せて読みたい】
[asin:4594069037:detail]
【No.11】
[asin:B00FRWBYV0:detail]
TOYは20代前半のメンバーによるロンドンのバンドで、これが2作目。
たぶん一番近いバンドは、The Horrorsで、実際彼らのツアーに起用されたりもしてる。
あと、音楽性は全く違うのになぜかTravisから歌詞で引用されるくらい絶賛されてる模様。
The Horrorsよりもキャッチーな歌メロが書けるのがTOY良いところ。だから、クラウトロックやサイケロックをやってても難解な感じはあまりしない。
ノイズが降り注ぐ耽美的なサウンドスケープは、個人的に特大級の期待ハズレだったマイブラ復活作の10倍は素晴らしい。
ケヴィン・シールズよ、ポップミュージックの世界は君が思ってるほど甘くないのだよ(立場不明)。
【No.12】
これもググっても日本語の情報があんま出てこない…。UKピーターバラ出身の2人組のポップユニットで、これが2作目。
たぶん2人とも曲を書いてて、曲によってPernice Brothersみたいだったり、Guided By Voicesみたいだったり、変幻自在にグッドメロディーが鳴ってる。ギタポ・パワポ好きにはたまらないアルバムだけど、まぁマニア向けの話です(投げやり)
The Candles Thieves-Try Again. - YouTube
【No.13】
[asin:B00FFDHHGW:detail]
配信でリリースされたEP4作を1枚にまとめたコンピレーションアルバム。去年聴いてたら20位以内は確実だった…。
これだよ、これ。僕が80kidzに求めた音が完璧に鳴ってる。最近鳴りを潜めてたメロディックで超バキバキなトラックばかり。
聴きながら「ダフトパンクがナンボのもんじゃい!」と怒鳴り散らしてた。すいません、ウソをつきました…。
ダフトパンクと言えば、彼らに対して「"ゲット・ラッキー"なんて俺なら1時間で書ける」「そのファッキン・ヘルメットを取れってんだよ。その下にどんな顔がついてんのか見させてもらおうじゃねえか」とチンピラ節全開でこき下ろしたリアム・ギャラガー先輩には最敬礼せざるを得ない。
「Random Access Memories」はふつーに良いアルバムだと思ったし、グラミー賞でのパフォーマンスは問答無用で感動した。
でも、"Get Lucky"で釣っておきながら、あの手の曲は実は少ない”意識の高い感じ”がどうもアレで…。
フランスのアーティストだからだろうか?なんか聴いてると「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と言われてるような気がしてくる(恐るべき偏見)。
あれ?なんでダフトパンクをDISってるんだ?とにかく、日本には80kidzがいる!
80KIDZ - BITCH
【No.14】
[asin:B00FA1DEXY:detail]
「ピッチフォークが絶賛するインディーR&Bの鬼才」みたいなキャッチコピーに釣られて聴いてみて、後で元Test Iciclesのメンバーで、その後Lightspeed Championとして活動してた人だと知って驚いた。
そう、「お前、デブ・ハインズだろ!」(「お前、平田だろ!」ふうに)
彼の変遷についてはこちらに詳しい。
アマゾンのレヴューで知ったんだけど、ここで僕が触れたいのは、M8でMansunの”I Can Only Disappoint You”という曲から思いっ切り引用してること。
そう、あのUKバンドのMansunである(若い人は古い話ですんません!)。ブリットポップ末期の90年代後半に注目されてたあのバンド。”Legacy”(このPV最高!)なんかを覚えてる人もいるはず。プログレでグラマラスな雰囲気の変なバンドだった…。
アレンジは全く違うけど、歌メロと歌詞はまんま使ってるので、もはやカバーに近い。でも、曲タイトルが違うのが謎…(もしかしたら権利関係はちゃんとクリアしてるのかも)。
いずれにせよ、90年代ブリットポップ期の白人ギターロックを黒人アーティストがインディーR&Bとして全く新しく再解釈する流れがヤバい。
こんなのを聴いちゃうと、やっぱポップミュージックには幅広い参照点があった方が「面白い」と改めて思う。
Blood Orange - Time Will Tell - YouTube
【No.15】
今年に入ってから聴いたアルバム…。フランスのパリ出身のポップパンクバンド。これが2ndアルバム。去年聴いてたら10位内は確実に入れてた。デビュー当時、YouTubeで観た時はNEW FOUND GLORYっぽくて良いなぁーぐらいの感想だったけど、今作を聴いて音楽性は似てるようで異なるのが良く分かった。
ポップパンクにメタルコアを融合させてるのが最大の特徴。なので、ブレイクダウンでグロウル(=デス声)を炸裂させまくって、フックで激ポップなメロディーに雪崩れ込むような構造になってる。このラウドとポップの落差が生むカタルシスがハンパない。
んで、この手のバンドは彼らだけでなく”イージーコア”と呼ばれてて、ここ数年凄く増えてる。
あれこれ僕が言うより↓を聴いてもらえば分かるはず。
Chunk! No, Captain Chunk! - Haters Gonna Hate ...
どうよ?最高でしょ?
【No.16】
[asin:B00EVW4H8O:detail]
ブッチ・ウォーカー兄貴が去年ミニアルバムを出してたなんて知らなかった…。
内容はジャケを見れば想像がつくようなアーシーなサウンドが特徴で、まんまカントリーな曲もある。
これはこれで良いんだけど、前作が久々にソロ初期やMarvelous3時代の初期衝動を取り戻したようなロックアルバムだったので、もうちょっと続けて欲しかった気持ちもある。
あと、これは全然関係ないけど、ももクロはこの人にプロデュースをお願いするべき。間違いない!
Butch Walker - Coming Home [Official Video] - YouTube
【No.17】
つい最近聴いて、これも去年聴いてたら年間ベストの10位以内に入れててもおかしくない。Fat Wreck所属・ウィスコンシン州のポップパンクバンド。
ジャケを見れば分かるようにメンバーは銀行強盗みたいなマスクを被ってて、ライヴ映像を観たら、マスクが邪魔で非常に歌いづらそうだったのが印象的…。
ちなみにメンバー名はIntruder Blue、Intruder Greenみたいな調子で、ラモーンズと戦隊モノの流儀が合体したみたいなバカっぷり。
音楽性はThe Queersをメランコリックにしたような感じで、Weezerとも共振する泣き虫パワーポップ祭り。これは個人的にたまらない。
こんなマスクしといて、歌詞はディスコミュニケーションや孤独について歌ってて、すげー泣ける。
もしかしてモテないからマスクしてるんじゃないか?という気もする。いや、そうに違いない。ということは、彼らは僕の戦友である(恐るべき論理の飛躍)。
Masked Intruder - Unrequited Love (Lyrics on ...
歌詞を確認しながら聴いて欲しい。
【No.18】
[asin:B00BY8D9JQ:detail]
ブルックリンのインディーバンドで、これが2nd。音楽性はここ数作のHellogoodbyeを彷彿とさせつつ、Motion City Soundtrackの切なさが好きな人も気に入りそうな感じ。ポップなんだけど、どこかメランコリックな音楽が僕は大好物なんで、これはジャストだった。
という訳で、エモ、パワーポップが好きな人にオススメ。
A Great Big Pile of Leaves - Snack Attack (Official ...
【No.19】
ワイルドハーツのジンジャーによる新プロジェクト。女性ヴォーカルを入れてる以外はいつものジンジャーソロ作品と変わらない。イエス、パワーポップ!(高須クリニックふうに)ちなみにジンジャーはエイメンやナパームデスのメンバーらとMUTATIONっていうプロジェクトもやってて、こっちはグラインドコアみたいな曲もあったり変幻自在っぷりを発揮。こういう人を「才能が渋滞してる」(=マキタスポーツ)と呼ぶんだと思う。
Hey! Hello! - Swimwear (Official Video) - YouTube
[asin:B00EAH3DGC:detail]
Mutation- "Sun of White Leg" from 'Error 500 ...
【No.20】
[asin:B00ATVN0PC:detail]
K-POPが失速しちゃった要因は諸説あるけど、「最初から完成形を見せる」というコンセプトが、結果的に足かせになった面が強いと思う。
日本のアイドルのように成長過程を物語化できない以上、K−POPは楽曲とビジュアルイメージで変化を付けていくしかない。ところが、その楽曲もビジュアルも早々に硬直化してしまった印象がある。
こうなると、”次”への期待値が担保できないので、失速してしまう。
とは言え、少女時代の” Got A Boy”という超絶変態ポップソングを聴くと、まだ面白いことをやってくれそうな感じも僅かながらある。ヒャダインのももクロ曲でも研究したんだろうか?ってぐらいに転調に次ぐ転調で畳み掛ける攻めまくりな曲。
こんなのをもっとお願いします!
Girls' Generation 소녀시대_I GOT A BOY_Music Video ...
【No.21】
これは2012年のアルバム。自称シンディー・ワンのファンなのに完全にスルーしてた…。んで、このアルバムにDVDを付けたリイシュー盤が2013年に発売されたので、それを理由にねじ込もうと今年に入ってからネットで注文。ところが、待てど暮らせど到着しない…。結局、注文できたのに「品切れで購入できない」とのメールが来て、他のショップを探してもダメだった…。
これが更新が遅れた本当の理由でもある(それだけじゃないけど)。
前作はアイドルらしさを消し去ってアーティスト路線に変更した印象が強く、ファンとしては複雑な気持ちもあった。
そして、今作もアーティスト路線を継続しつつ、よりアダルトな展開に。年齢的にも30歳を過ぎて、必然的な流れなのかもしれない。ビジュアルもケバくなってきたし、これは気のせいだと思うが顔の形が変わったような気がする…。
もう僕が好きになった頃とは別人の様相に…。
それでも、まだ僕はシンディーを応援する(震える声で)
王心凌Cyndi Wang 任性情人完整官方HD MV - YouTube
という訳で、これにて番外編終了。本編は1位以外は解説が無かったのに、番外編は解説しまくるという逆転現象については気にしないでください…。
次回は2014年上半期ベストを更新します!