The 50 best albums of 2014+1
photo credit: opethpainter via photopin cc
どうもこんばんは。織田無道です。
去年は勢い余って66枚も選んだけど、今年は50枚+おまけ1枚にしました。年間ベストアルバムって50枚が一般的なので、そのフォーマットにあえて合わせることで、「これが2014年におけるポップミュージックのスタンダードだ!」ぐらいの気持ちで選びました。
上半期ベストと順位が入れ替わってるアルバムもあります。改めて聴き直して選考しました。
【No.51】
Taylor Swift - Shake It Off - YouTube
【No.50】
Wu-Tang Clan - A Better Tomorrow - YouTube
【No.49】
Mando Diao | Black Saturday (Official Video) - YouTube
【No.48】
St. Vincent - Digital Witness - YouTube
【No.47】
【No.46】
Alvvays - Archie, Marry Me (Official Video) - YouTube
【No.45】
Warpaint - Disco//Very - Keep It Healthy (Official Video) - YouTube
【No.44】
ベイビーレイズ「ぶっちゃけRock'n はっちゃけRoll」PVフル - YouTube
【No.43】
OK Go - I Won't Let You Down - Official Video - YouTube
【No.42】
[asin:B00I2MJ83I:detail]
Orland - Love's On The Way - YouTube
【No.41】
The fin.- Night Time (Offical Video) - YouTube
【No.40】
【No.39】
Julian Casablancas+The Voidz - Where No Eagles Fly (Official Video) - YouTube
【No.38】
[asin:B00KEMX55Q:detail]
きゃりーぱみゅぱみゅ - もったいないとらんど,kyary pamyu pamyu - Mottai-Nightland - YouTube
【No.37】
[asin:B00JWX8BOS:detail]
Manic Street Preachers - Walk Me to the Bridge (Official Video) - YouTube
【No.36】
Foster The People - Best Friend - YouTube
【No.35】
The Horrors - So Now You Know - YouTube
【No.34】
The Heartbreaks - Hey, Hey Lover (Official Video) - YouTube
【No.33】
Ariel Pink - Put Your Number In My Phone (Official Video) - YouTube
【No.32】
【No.31】
Sloan - "Cleopatra" (Official Audio) - YouTube
【No.30】
Real Estate - Crime (Official Video) - YouTube
【No.29】
Ransom and the Subset - When Will I See You [Lyrics] - YouTube
【No.28】
The Royal Concept - On Our Way (Official Video) - YouTube
【No.27】
Gerard Way - Millions [Official Music Video] - YouTube
【No.26】
New Found Glory - Ready and Willing (Official Music Video) - YouTube
【No.25】
ふくろうず 『37.3(Short ver.)』 - YouTube
【No.24】
齧りかけの林檎/竹達彩奈 ミュージックビデオ - YouTube
【No.23】
The War on Drugs - "Red Eyes" (Official Video) - YouTube
【No.22】
Temples - Shelter Song - YouTube
【No.21】
【No.20】
Foo Fighters - In The Clear - YouTube
【No.19】
どついたるねん「such a sweet lady」 - YouTube
【No.18】
般若 / LIFE / Official Music Video - YouTube
【No.17】
【No.16】
Cloud Nothings "I'm Not Part of Me" (Official Video) - YouTube
【No.15】
Mike TV - 90s' Teenager - YouTube
【No.14】
The New Pornographers - Dancehall Domine - YouTube
【No.13】
【No.12】
【No.11】
Spoon — "Do You" (Official Music Video) - YouTube
【No.10】
The CRY! - "Seventeen" - YouTube
【No.9】
Masked Intruder - Crime Spree (Official Video) - YouTube
【No.8】
【No.7】
American Hi-Fi - Golden State - YouTube
【No.6】
Twin Peaks - "Flavor" (Official Video) - YouTube
【No.5】
The Kooks - Forgive & Forget - YouTube
【No.4】
Homecomings "GREAT ESCAPE"(Official Music Video) - YouTube
【No.3】
BABYMETAL - ギミチョコ!!- Gimme chocolate!! (OFFICIAL) - YouTube
【No.2】
Weezer - Back To The Shack - YouTube
【No.1】
ざっくり解説
各アルバムの詳細はテキトーにググって下さい(投げやり)。
アメリカ
USインディーは引き続き好調で、何だかんだでココが一番面白い。あと、メジャーではフーファイやウィーザーが”アルバム”というオワコン化しつつあるフォーマットを問い直すような作品を作った意識の高さに唸った。
んで、ビッグネームでは無いけど、SpoonやNew Pornographersというインディー叩き上げのベテランが若い連中に負けない充実作をドロップしつつ、最後はテイラー・スウィフトが全部持って行った感じ。
アメリカ音楽シーンの層の厚さを改めて感じた1年だった。まぁ、広い国だからね(ざっくりすぎる結論)。
イギリス
2013年にはUKロック復調の兆しが見えてたけど、残念ながら決定打に欠けた印象。コールドプレイ?ありゃダメでしょ。何度も言ってるけど、クリスはモテなかった時代をもう一度思い出して、非モテの美メロバラードに原点回帰するべき。
勝手に”UKロックの良心”だと思ってたクークスですら音楽性をガラリと変えざるをえないのは、ギターロックにとってタフな状況がまだ続いてる証拠かと。それでも傑作をモノにした彼らに拍手。
新人バンドもロイヤル・ブラッドとかいろいろ聴いたけど、テンプルズの一人勝ちな印象。彼らはモノホン。
全体的にはアメリカと比べるとちょっと活気が無い感じは正直否めない。まぁ、狭い国だからね(ざっくりすぎる結論)。
結局、ギャラガー兄弟にまだ期待しちゃうんだよなぁ。
日本
これはもう誰もが言ってることだけど、東京を中心とした「インディー」シーンがくそ面白い。長いこと音楽聴いてるけど、世界基準のポップミュージックがこれだけゴロゴロ出てきてる状況は経験したことがない。
一方で「邦ロック」と称されるメジャーを中心としたシーンは全く別の回路として成立してて、「インディー」と「邦ロック」の価値観の違いによる溝はもはや埋めがたい状況になってきてると思う。
これだけ価値観が異なる音楽シーンが並存してる状況というのは記憶にない。「いや、ハイスタがインディー精神を掲げて台頭してきた時期とかもあったじゃん」とか言われそうだけど、それとも違うと思うんだよなぁ。どちらかと言うと、インディーよりメジャー側の変容の方が大きいと思うので。まぁ、この辺の話は別の機会にちゃんと書きたいなと思います。
あと、アイドルポップについては、ぶっちゃけちょっと飽きてきた。2011年以降は対バン形式のイベントを中心にいろいろと見てきたけど、結局48系(乃木坂含む)、ももクロ、ハロプロ、ベビメタの4大勢力が面白いというくそつまらない結論となってしまった…。
たぶんだけど、TPDにノレなかったことが僕の中での終わりの始まりになったような気がする。そして、昨日の”女子流アーティスト宣言”で、とどめをハデにくれと思った。
アイドルシーンというパイの奪い合いからブルーオーシャンを模索する動きは2015年も強まると予想するけど、ポップミュージックっていう大衆に向けた表現をやりながら”アイドル”という偶像崇拝を切り離すことにどれだけの意味があるのか?僕にはよく分からないっす。
最後に
毎年そうだけど、年間ベストって、僕なりの「こういう音楽の聴き方もあるよ」っていう提示をしてる意識はあるし、後は音楽メディアはもちろん、個人ブログですら語られる機会がほとんどないアーティスト(American Hi-FiとかSloan)をフックアップしたい気持もあってやっております。
特に洋楽を聴かない人は知らないアルバムばかり並んでて、自分には関係ないと思ったかもしれません。でも、「全ての音楽(ポップミュージック)は繋がってる」ので、世の中にあなたが好きじゃない音楽はあっても、関係ない音楽なんて無いのです。そう、だから洋楽を聴かない理由など無いのです。自分の生活圏とは全く異なる環境で作られた音楽になぜかリアリティーを感じてしまう。そんな体験の積み重ねをヘイトスピーチが肥大化してる時代だからこそして欲しいのです。
視界を広げて踏み出そう、ようこそポップミュージックの世界へ!(完全に新興宗教)