ぽんぽこ日記

プログラミング、読書、日々の生活

1000冊の中のおすすめ本 ビジネス書編

前回のブログで、1000冊読んできた中のとっておきの1冊というのを紹介しました。

過去26年で一番おもしろかった本 - ぽんぽこ日記

読書記録を見返すと、いくつかのジャンルで印象に残った本があるので、これから何回かに渡ってもうすこし紹介していきたいと思います。

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今回はビジネス書を振り返ってみます。

私は30歳になるまで、それなりに本は読んでいたものの、読書はもっぱらフィクションが中心であとは技術書を読む程度でした。

ところが前々職の会社に転職して、いわゆるSE的な業務、マネージャ的な業務を任されるようになり、慣れない仕事内容に、たちまち行き詰まってしまいました。

今にして思えば、若手エンジニアによくいるタイプの、プログラミングはそこそこだけど仕事全般が危なっかしいってタイプのエンジニアだったと思います。

日々、仕事はたまっていく一方で、何をどうしていいかもわからないといった状態で、何とかしないとやっていけない、と切実な思いで、これまで見向きもしなかったビジネス書の棚をあさってみました。

20代はずっと技術的なことばかりやってきたので、時間術、仕事術に関心を持つようになったのは、普通の人に比べるとずいぶん遅かったんじゃないかと思います。

とにかく目の前のタスクを効率的にこなして、残業を減らしたいと思い、読んでみたのがこの本です。

当時、手帳やメモのたぐいを使わないと上司からも注意されていたので、「まずはちゃんと手帳でタスク管理、時間管理かな」と思い買ってみました。ご存じの方も多いと思いますが世界的ロングセラーである「七つの習慣」の考え方をベースに作られた手帳を紹介する本です。

ただ、手帳はA5のシステム手帳を使いたかったので、白紙のリフィルにインクジェットプリンターでこのリフィルをまねしたものを印刷して使ってました。 時間を緊急性・重要性の2軸で分類する有名な「時間管理のマトリクス」や、時間やタスクの優先度をトップダウンで決めていく考え方は非常に参考になりました。

次に、職業人として心がけるべきことが整理された形でまとまっているのがこの本です*1。

社会人になったらまず最初にこの本を読めばいいんじゃないかと思います。 新卒の頃に読んでおけばよかったと後悔しています。

SEに特化した内容で言うと、この本の内容は役に立ちました。IBMで伝説のSEと呼ばれた方が日経コンピュータ誌に連載したものをまとめた本です。

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なかなか厳しい内容も多く、今でもこの本の内容をきちんと実践できているかというと疑問ですが、IT業界でどのように仕事に向き合えばよいかを学ぶことができました。

特に「鉄則5 迷ったときの判断基準は顧客が51、会社が49」という行動規範は今でもよく思い返します。

この本もロングセラーらしく、新版が出ているようですね*2。

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プロフェッショナルとは、ということを熱く語ったこちらの本も印象に残っています。

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この本は以前にも紹介しました。

プロフェッショナル原論 - ぽんぽこ日記

仕事術の本って、ちまたにあふれていますが、正直そんなに書いてあることに変わりは無いので、たくさん量を読む必要はないと思います。むしろ定評がある本をできるだけ若いうちに読んで、書いてあることを実践することの方が大事ですね。時々、初心に返るために読み返せばいいとおもいます。

*1:紙の本は品切れのようですが、kindleで読めるようです

*2:自分がいい本だな、と思って読んだ本がロングセラーになっているのは自分の見識が認められたようでうれしいものですね。