fc2ブログ

1/4の純然たる感情(エゴ)

sinnya091.jpg
伽藍と硝子の二人ぼっちの反撃記。

モナーク/Monark(PS4・PS5・Switch)

リンコ(色欲眷属に名付けた)が仲間になってから戦闘とレベル上げが格段に楽になりました。バフでPSY上げて覚醒して全軍共感してドーンとやるとアホみたいなダメージが叩き出せる。
という訳で、共感の使い方を理解すると戦闘が楽になる事を大いに学びました。ただ、むやみに使っても敵の状態異常食らってみんなが連帯責任みたいな悲劇になるんで使いどころは本当に考えて。


続きからプレイ記 幕間~信哉編クリアまで。









幕間 宵闇

千代ちゃん嘘だろ……(呆然)
結界の影響で学園内にユガミが生じ、そのせいで霧が無い場所でも異界からの着信が来るようになり、うっかり異界に飛ばされようなら力を持たない一般人は一巻の終わりである。
その千代ちゃんががっつり巻き込まれ、あっさり死亡。
世界は理不尽というフレーズは今までよく出てきたが、そこまで理不尽なんかよこのゲーム。

妹の死にショックを受ける副長。あまりのショックにボイス付きで喋る勢いである。
そのまま数日ほど(※正確な時間は分からんが)寝込み、その間に夢の中で真生徒会の仲間たちが語りかけてくる。でも所々が聞き取れない。きっちり分かったのはカケル先生の言葉だけ。しかもめっちゃ真っ当に励ましてるところが何とも言えなくなる。

どうにか復活したものの、このまま結界を持続すればユガミによって被害者がどんどん増えていきかねない。
でもソラ学園長は契約者全員が力を手放すまで結界は解かないという。凌太郎もこころもそれぞれの目的の為に力を手放す気はないようだし、どうしたものか。
というところでストーリー分岐の時間です。
というか、普通のゲームなら全員で話し合って協力して方針決めるとかじゃないんか。なんで四人とも全員バラバラなんだよ。
バニタス曰く、運命は道幅が狭いから隣を歩く相手は限られるとのことだが、その理屈だと大人数の人間を巻き込みまくってる軌跡シリーズって一体……(※コンセプトの違いです)

パートナーは信哉くん選びました。最初は自分だけで解決すると頑なに断る信哉くんでしたが、最終的には折れてくれました。

正しい正しくないじゃない。
悲劇を繰り返したくない。
理不尽に負けたくない。
抗うために戦いたい。
信哉ひとり危険な目にあわせたくない。
このエゴこの想いこそが自分だ。


……全部選択肢になってない選択肢で喋る主人公だが、もうここまで行くと普通にしゃべってくれってなって来るな……(台無しすぎる)



第二部 弓田信哉編 信仰ノ旗手

VS暴食編
結界を解く前に残りの契約者を倒さなければならないという流れになり、拠点が真生徒会室から学園長室に移動する。……もう他のメンバー戻ってこないんか……望会長は契約者じゃないんだから彼女だけでも残っててくれても良かったのに。
そして、倒すべき契約者は凌太郎。何故かこころはソラ学園長の説得により力を手放したのでもう害は無いらしい。
……あれ?? さっきある目的の為に力を手放すわけにはいかないって言ってたぞ、こころ。……これめっちゃ怪しくないです??
あと、学園中うろうろすると他の(元)契約者が居るけど、言動見るとすげえまともに見える……イデア壊した時に出てきた重い感情だけが消え去った感あるし……

凌太郎は何が何でも力を手放す気はない模様。己の価値や誇りなど守るべきものの為に、取り戻すべきものの為にどうあってもその力が必要だという。
そんな凌太郎を見て何やら思うものがある信哉。この二人仲が悪かったもんなあ……大切な者を失った者と大切な者に捨てられた者、己をどこまでも信じられる者と己の価値を信じられない者、色々対照的なのだが戦いを通じて少しずつだが解り合えてる感じはする。
こんなことにならなければなあ……本当に……

まあ結局凌太郎とのバトルは避けられず。君主グラも登場。
……グラ、わりとセクシー姉ちゃん系のデザインだった。
カケル先生の時はホラー赤ちゃんだったのになんだこの差。
この戦いではじめて敵の発狂自爆を見た。凌太郎&グラの前に居る奴で、勝手に傷害譲渡を連発して勝手に発狂して爆破。何がやりたかったんだこいつ。
あと凌太郎、間を詰めると瞬時で覚醒するのやめろ。慌てて敵共感して大技だけは阻止したが。

凌太郎は常に自信満々な揺るぎないようで、それでも千代ちゃんの死には直接かかわってはないものの罪悪感はあったし、こういう状況でも迷いはあった。まあ肝が据わっているとはいえ年齢的には高校生だしな……最後のイデアを壊し、凌太郎は保健室送りへ。

その後、ソラ学園長から凌太郎を倒したことに感謝された……のも束の間。
やりやがった、この女あああああ!!
完全にこれ「お前は用済みだ」パターンじゃねえか!! ソラの権能の力になすすべもなく膝をつく副長。信哉が慌てて止めに入ろうとするが敵うはずもなく。
絶体絶命というところでソラの様子がおかしくなり、直後に優悟さん乱入。こういう爺さんは強いんできっと助けてくれる、と思ったら
ヨル、降臨。
ゲームのプロローグではソラの姿だったが、今回は褐色銀髪の少女である。彼女曰く、ソラの別人格のようなものらしい。
そしてヨルがソラを壊すために優悟さんを攻撃。そしてソラはそれを庇おうとして……二人とも殺害される。描写は控え間だが多分現実はグロオブグロな惨状になってたに違いない。
もう落ち着く間もない展開の連続だが、戦いにほぼ無関係な優悟さんと目の前で養父母が殺された信哉が気の毒で仕方がない。
二人の仇を取るべく、ヨル絶対殺すと誓う信哉に寄り添いながら、最後の戦いが始まる……


第二部 弓田信哉編 狂気産ム黒

VS憂鬱編
実質信哉ルート最後の章なのだが、もう、信哉が色々可哀想すぎて……
実の両親による虐待、それでも愛されたくて必死だったけど捨てられたのをすべて自分のせいだと思い込んでて、恩人である神宮夫妻を守れなかったのも自分のせいだと責めて……バニタスが信哉を硝子と表現したのもよく分かる。価値観が凝り固まっててそのくせ脆いんだよ……しっかりしているけどまだ14歳の少年なんだよ……あまりの自己評価の低さにこっちがつらくなってくる。
そんな信哉に対してそれは違う、信哉は何も悪くない、と諭す副長。ここら辺完全にお兄ちゃんモードである。

憂鬱編で壊すイデアは二つだけ。あとどうでもいいけど二部入ってから謎解きらしい謎解きも無くなったな。ネタ切れてないかこれ。いやまあ別にいいんだけどさあ。
まず初めに一年校舎地下のイデアを壊し……あれ?? これ一応ソラ学園長のイデアのはずなんだけど壊した時に出てくる心の声は思いっきり男なんだけど。……てゆーかお前誰だ……?

最後のイデアを壊そうとする頃には、どういう訳か学園中に霧が蔓延しはじめる。拠点と保健室は無事っぽいが、生徒たちがどんどん狂気に染まっていく。妻夫木先生とかまた目が真っ黒になってるやんか!

そしてヨルとの最後の戦い。
この女、どこまでも性悪だった。ついこないだまでやってた黎の軌跡のメルキオルといい勝負するくらいには性悪。
ソラ学園長と優悟さん、千代ちゃんをヨミガエリさせようか? と聞いといて用意したのはただの幻。
あからさまに言語にカタカナ混じってる辺りが超胡散臭いが、目の前に死んだはずの身内が現れたらそんなこと疑ってる場合ではなくなるわな、副長も信哉も……
ヨルには感極まってる様子が滑稽に見えたのか、そこで術を解除。どこまでもコケにしてくれる奴である。
副長とか会話の選択肢が5つ出てきたけど全部「殺してやる」になってる上にボイス付きなあたり相当お怒りである。ある意味エゴと狂気の今作にふさわしい主人公である。

というか、戦闘ゴール地点までが遠いのがきつかった。ヨルは途中で背後からPSYを限界まで上げて覚醒を共感させた色欲リンコの遠距離魔法で一気に倒したからいいものの、あれ、ゴール地点にある召喚用の門から出てくる奴も倒さないとクリア扱いにならんのね……全滅したのに戦闘終わらなくて焦ったわ。

戦闘後、己の敗北に呆然とするヨル。そして容赦なく背後からぶっ刺す副長。
これで神宮夫妻と妹の仇は討った……と思いきや、副長の身体が光りながら消えていく。
死に際のヨル曰く、副長は本来この世に存在しない、嘘っぱちの人間でヨルが消えたら一緒に消えてなくなる。
いや、そんな大事なこと今言われても!?
まあ強欲編辺りで薄々怪しいとは思ってたけどさあ、存在そのものが虚飾ってことなんだろうけどさあ、だからってこんなのってある!?
最後まで徹底して理不尽で残酷である。
心残りは信哉をまた一人にしてしまったこと、ただ一つ。せっかく立ち直りかけたのに。一緒に居ると約束したのに。
なすすべもなく、「ごめんね」と言い残して消滅する副長。
こうして、契約者たちの戦いは終わったのである……

……と思ったら。
暗闇の中に現れるカケル先生。
「エンディングを迎えてみてどうだ?」と非常にメタな事を聞いて来るが、こっちの気分は最悪である。「弟分を助けその心も救ってやったんだ。誇ってもいいと思うぞ?」と言われても正直まだ救い切れてないだろ、あんな別れ方しちゃったら。

そして気が付けばカケル先生のイデアの力でルート分岐前の時間軸に戻される。
あのーこれもしかして、というかもしかしなくても残り3つのルートもクリアしろと言う流れですか?
四つの結末というのはただの四つの通過点に過ぎないってこと?
というか信哉ルートの結末がアレって事を考えると絶対他のルートもバドエンじゃないですかやだー

0 Comments