小説を 勝手にくくって 20選!

ジャンルで分けた20選の感想をつづります。

       書評を中心に、時たま日常を語り社会問題に意見します。ネタばれは極力気をつけます。        

2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧

6-2 重耳 ②(晋:BC 696~BC 628)(1993)

献公の夫人となった驪姫の謀略で兄は自害。重耳は弟と逃亡し、放浪生活に入る。その間父が亡くなり弟が即位するが、重耳は来るか解らぬ時機を待ち、19年が経った。

6-1 重耳 ①(晋:BC 696~BC 628)(1993)

重耳の祖父の武公は、念願だった晋の再統一を果たす。後を継いだ父の献公は国を治めるが、愛妾となった驪姫の讒言を受け入れて、重耳たち公子を遠方に引き離す。

5 管仲(斉:BC 700頃~BC 645)(2003)

富裕の家に生れた管仲だが、兄の放蕩で危機に瀕し、自ら身を立てようと都へと渡った。そこで出会った鮑叔は管仲の能力と恵まれない立場を思い、肩入れしていく。

4 沈黙の王(短篇集:1992) 

中国文明で特質すべき「文字の起源」と、(西)周が滅亡して春秋時代に入る経緯を描いた作品があるので、取り上げました。残る1編は 「夏姫春秋」の後日談です。

3-2 太公望 ②(BC 1050年頃)(2001)

商の紂王の政治は腐敗し、人心は離反しようとしていた。しかし力は強大で、復讐を目指す太公望は周の支援をして商を倒す算段を重ねる。そしてついに戦いの時は来た。

3-1 太公望 ①(BC 1050年頃)(2001)

いわれなき理由で商の犠牲となった羌族の太公望は、父が殺され復讐の念に燃えて修行に励む。やがて戦略家として評判を得た太公望は、周の応に仕えて時機を待つ。

2 王家の風日(箕子:BC 1050年頃)(1988)

商の王子の箕子は、遠国で民から慕われる政道を敷いていた。横暴な国王から替わった紂王は、王妃の妲己と共に残虐な振る舞いを隠さなくなり、人心は離れていった。

1 天空の舟 小説・伊尹伝(BC 1600年頃)(1990)

洪水で流された後の伊尹は料理人として成長し、評判となって夏の王宮に呼ばれる。夏は桀王の政治によって民が離反し、優秀な民族の商が取って代わろうとしていた。

序 宮城谷昌光が導く、中華統一に至る道

中国統一に至る、およそ4千年前から2千年前までの物語。日本がまだ原始時代だったころ、中国では遥か先を行く文明が発達し、重厚な歴史が存在していました。、

歴史小説(日本編)のくくりから12選!

1年前も年末年始の特別編として(番宣がてら)行いましたが、昨年末にちょうど歴史小説の日本史編が終了したこともあり、12のくくりから私の気に入っている記事を取り上げたいと思います。こちらも前回と同様、小説の優劣ではなく記事の好みで選出していま…

私が選ぶ「史上最強の内閣」

今年の年頭は、私が選ぶ「史上最強の内閣」。昨年は似たような映画も放映されましたが、私が昔から妄想で考えていた内閣です。映画の閣僚と比べて眺めてください。