有力ファッション企業が相次ぎショップスタッフのコーディネート投稿+ECをスタート
ファッションコーディネート投稿システム「STAFF START」の導入が進んでいる
アパレルのショップスタッフがオンライン上にコーディネート写真を投稿し、ECの販売促進につなげる動きがアパレル業界で広がっている。
ファッションコーディネート投稿システム「STAFF START」を提供するバニッシュ・スタンダードによると、TSIホールディングス傘下のサンエー・インターナショナルが運営する「JILL STUART」「HUMAN WOMAN」「H/standard」と、ローズバッドが運営する「ROSE BUD」の公式通販サイトが「STAFF START」を導入した。
「JILL STUART」は導入初月の2018年6月、「STAFF START」のコーディネート経由の売上高がEC全体の50%を超えたという。
「STAFF START」を利用したコーディネート経由の購入率は、通常の商品閲覧の購入率と比ベて約3倍だったとしている。
バニッシュ社によると、サンエー・インターナショナルが運営する「ADORE」にも、近日中に「STAFF START」が導入される見通し。
ショップスタッフ経由の販売額は1年間で100億円
「STAFF START」は、ショップスタッフが投稿したコーディネート写真に商品情報をひも付け、通販サイトやSNSに投稿できるシステム。コーディネートページにアクセスした消費者が商品を購入した場合、投稿者ごとに売り上げを把握できる。
バニッシュ社によると「STAFF START」の導入ブランド数は9月末時点で500ブランド以上。2017年10月から2018年9月までの「STAFF START」経由の販売金額は100億円。
2018年9月にはアーバンリサーチの公式ECサイトが導入。1か月間でコーディネートページを経由して発生した売上高は、公式通販サイトの売上高の3割を超えたという。
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