朝比美帆[執筆], 吉田 浩章[撮影] 2023/10/10 8:00
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EC業界でのさらなる成長と活躍をめざし、“転職”という行動に移した小林俊也さん、平田奈々絵さん、松田修平さん、田中彩子さん。4人は現在、EC総合支援のコマースメディアで、成果を出すための柔軟な働き方を実現しながら業務の幅を広げ、ECスキルを向上させています。転職の背景、現在の働き方、コマースメディアに適した人物像などを聞きました。ECスキルを本気で磨きたい人にぜひ読んでいただきたい、コマースメディアの社員インタビュー第2弾。

コマースメディア ECコンサルティング ECの総合支援 サイト制作から運用、物流まで一気通貫でサポート

コマースメディアへの転職理由は「業務の幅を拡大し、しっかりECをやりたい」

ネッタヌネッタヌ

皆さんの現在の業務内容を教えてください。

小林俊也さん(以下、小林)

私が現在携わっているのは、クライアントさまが展開するECサイトの店長業務です。自社ECサイトだけでなく、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどのモール店も担当。クライアントさまの目標を達成するよう、運営に関する数値、売り上げや損益といった経営指標なども管理しています。

平田奈々絵さん(以下、平田)

私も複数店舗を展開するクライアントさまの店長業務を担当しています。コマースメディアのコンサルタントは、ECの収益アップの支援・運営改善といったアドバイスをするだけでなく、実際に自分たちも手を動かす業務も同時に行います。

松田修平さん(以下、松田)

私はコンサルタントとして、クライアントさまがECプラットフォーム「Shopify」で構築した自社ECサイトの支援を担当しています。データ分析によるクライアントさまの意思決定サポート、広告運用を最適化することなどが主な業務です。

田中彩子さん(以下、田中)

デザイン業務を手がけており、主にクライアントさまの商品ページやセールなどのイベント専用ページを作成しています。デザイン以外にも、クライアントさまのメルマガ、LINE、X(旧Twitter)、Instagramの配信・運用も支援しています。

ネッタヌネッタヌ

コマースメディア入社以前は、どのような職業や業務をされてきたのでしょうか?

小林

EC関連のWebメディアで勤務していました。メディア運営や広告営業のほか、クライアントさまがどのような内容の広告記事を制作したいのかをヒアリングして記事のプロットを作成、取材のディレクション、時には自分でインタビューも実施していました。

平田

私は下着販売の事業会社でEC担当をしていました。売り上げのメインは直営店運営でしたが、そのなかの一部にEC部門があり「ECでも売り上げを作っていこう」という方針のもと、施策や業務改善を行っていました。

松田

前職は日本酒メーカーでEC事業の責任者でした。完全に自社ECサイトだけに力を入れていたため、その経験を今の自社ECコンサルティング業務にも生かしています。

田中

文房具メーカーに勤務していました。デザイナー枠で採用されたのですが、ある日突然、社長の一存で「楽天市場」に出店することが決まり、私がECを担当することになりました。従来からのデザイン業務や商品企画を手がける傍ら、楽天の店舗運営を始め、お客さま対応から梱包・発送まで、すべて1人で行っていました。

ネッタヌネッタヌ

ECに携わる面ではコマースメディアも前職も同じだと思いますが、なぜコマースメディアに転職しようと思ったのでしょうか?

小林

前職でもEC支援企業の取材を通じて、ECについて深く知る機会は多かったのですが、「いろいろなEC事業をやってみたい」と思い、転職を考えるようになりました。

コマースメディアはEC事業の戦略から構築、その後の運用、カスタマーサポート(CS)、物流までを一気通貫で提供しています。ECの支援業務を一気通貫で手がけているEC支援企業はほかにもありますが、コマースメディアは自分たちで手を動かし、部署同士で連携しながら、複数のクライアントさまのEC事業運営を強力に支援していることを、前職からよく知っていました。

なので、私がコマースメディアに応募しようと思ったのも、必然的だったと言えます。

コマースメディア コンサルティング部 小林俊也さん
コマースメディア コンサルティング部 小林俊也さん
平田

前職のEC事業は対象者が限定的だったため、EC担当としてできることに限界があると感じたことが転職を考えたきっかけでした。

前職では、フロント業務だけでなく、バックオフィス業務の効率化も進めながら売り上げを伸ばす土台を整えた結果、私が入社してから売り上げは倍以上に拡大しました。ですが、たとえばセール価格を決めるときも店舗部門の承認が必要など、制約がたくさんあり、ECの業績を急成長させるのは難しいと感じたのです。そんな状況下、「もっとEC事業を極めたいし、いろいろな業界も見てみたい」という思いから、EC支援企業への転職を希望するようになりました。

ただ、前職で力を入れてきたバックオフィスの業務改善を評価してくれる企業は意外と少なかったんです。そんななか、面接で代表の井澤とバックオフィス業務の話で盛り上がり、同じ価値観を共有できたので、ぜひ入社したいと思いました。

コマースメディア コンサルティング部 平田奈々絵さん
コマースメディア コンサルティング部 平田奈々絵さん
松田

日本酒メーカーに入る前の会社で雑貨のECを手がけており、その時は自社ECのほかに楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなど、計5~6店舗を運営していました。その経験から、ECのコンサルティング業務をやってみたいと思っていたのですが、新潟県在住のため近くにそういった会社がなく、日本酒メーカーのEC責任者として転職したんです。

ですが、ECコンサルティングへの熱意は相変わらず強く、再度転職先を探そうか迷い始めていた矢先、雑貨ECの頃から私を知っていた代表の井澤に声をかけてもらいました。

私の場合、応募して面接する形ではない珍しいケースだと思いますが、コンサルティングとしてさまざまな案件に携われる良い機会だと感じましたし、社長ととんとん拍子で話が進んだこともあり、コマースメディアへの入社を即決しました。

コマースメディア コンサルティング部 松田修平さん
コマースメディア コンサルティング部 松田修平さん
田中

私は前職の文房具メーカー在籍中はまったく転職する気がありませんでした。しかし、産休・育休から復帰してわずか2週間後になんと会社が倒産してしまったんです。

娘を保育園に預けているため、就職先探しは急務でした。「デザイナーの仕事をするか。もしくは、やってみると楽しかったECの仕事をするか」と悩みましたが、小さな子どもがいると採用も厳しくなるだろうと思い、とにかく数を打とうといろいろな会社に応募しました。

すると、デザイナー職のほとんどが書類選考に通らなかった一方で、EC関連の仕事は選考に通る会社が複数あったのです。そのなかからどこに入社しようかと考えたときに、コマースメディアのホームページに、私と同じようなママさん社員のインタビューがあり、それを見て「ここなら働きやすそうだ」と感じ、入社を決めました。

勝手なイメージですが、子どもが急に熱を出して帰るとなると、ほかの社員からの目が気になって会社にいづらくなるのではないかという不安があったのですが、コマースメディアは子育て中の先輩社員が働きやすさをインタビュー記事内で語っていたので、すごく安心できたんです。

また、働きやすさだけでなく、「最前線でノウハウを学べる。多種多様な案件が経験できる」という点も魅力でした。前職ではデザイナーとECの二足の草鞋を履いていたので、せっかくならECのスキルをしっかり身につけたいと思ったことも、コマースメディアを選んだ決め手です。

コマースメディア コンサルティング部 田中彩子さん
コマースメディア コンサルティング部 田中彩子さん

入社後に自身の活躍や成長を実感。お互いの仕事をリスペクトし合える雰囲気も醸成されている

ネッタヌネッタヌ

今の業務において、皆さんが意識しているポイントをお聞かせください。

小林

ECは商売なので、店長としてクライアントさまの利益をしっかり生む・伸ばすことを特に意識しています。

たとえばメーカーさんでありがちなのが、自社で商品を発送している場合に配送費だけを経費として考え、人件費や資材費、庫内作業費を考えると赤字で売っている商品が何個かあったというケース。そういったことがないよう、健全に事業を回していけるよう、細かく管理することをとても大事にしています。

平田

私は何かを決めるときに、それは「本質的なことなのか」、そして「長期的にできることなのか」を常に意識しています。

コンサルティング部として売り上げを拡大するための提案は当然行っていますが、それがクライアントさまにとって本当に良い提案であるのか。また、その後の運営を私たちが代行するので、その提案内容をきちんと継続的に実行できるのか。そういったことを重視するようにしています。

松田

小林さんと平田さんが話したことは、私もコンサルティング部として大事にしています。あとはスピードですね。大手EC支援企業に比べるとコマースメディアはまだまだネームバリューが高くありませんが、小回りが利いて早く行動できるところで強みを出せているのではないでしょうか。

田中

私も松田さんと同様に、スピードを意識しています。私の業務では、商品ページ作成が最も多くの割合を占めるのですが、本来ならデータとともに「作成をお願いします」という連絡が来るところ、時折データだけが置かれていて連絡が忘れられていることがあります。なので、販売日などを管理しながら、自ら前もって行動することを心がけています

また、エンドユーザー向けのメルマガやLINEの配信業務においては、配信ごとの売り上げを見ながら、次の配信で少しでも各種数値が向上するよう、改善を重ねることを日々意識しています。

それともう1つ、楽しく仕事ができるマインドも重要だと思っています。SNSの運用でも、エンドユーザーから良い反応があると嬉しいですし、そうやってそれぞれの業務に楽しみを見いだすことが、早めの行動や業務改善にもつながっていると感じるからです。

経験を生かし、クライアント企業の成長にもつなげられる

ネッタヌネッタヌ

業務のなかで、ご自身が活躍できたと思った出来事、成長を感じられたところなどを教えてください。

小林

私はECの知識こそあっても運用経験はゼロでした。入社前なら「明日からECをやってね」と言われても、何もできなかったと思います。

ですが、今は「明日からECを始めて、売り上げも伸ばしてね」という要望にも応えられる自信があります。直近の成功事例では、もともと赤字だったある食品メーカーがクライアントさまとなり、そこのEC事業の店長業務を始めたのですが、収支計画の設計から手を加えてわずか1か月間で単月の黒字化に成功しました。

他にもベビー用品のお店も最近運営を始めたのですが、広告費は変えず、割引費用も抑えて、売り上げを前年同月の約4倍にまで拡大した事例もあります。

コマースメディアでECの本質を知ることができ、数字的にもインパクトのある結果に導けるようになったことが、自分で成長を感じているポイントです。

平田

前職までの経験をコマースメディアで十分生かせているときに、活躍できているな、と実感することがあります。

前職の下着ECでは当初、自社で商品の梱包・発送を行っていたので、1日数百件しか出荷できなかったため、倉庫と出荷業務を外注したり、そのためのシステムを整備したりするなどあの手この手で売り上げを伸ばしてきました。コマースメディアでもクライアントさまが倉庫を移転する機会があるので、そういったバックオフィス業務の知識が生きていると思うことが多々あります

また、下着ECの前はWeb制作会社で営業とディレクションを担当しており、その時のクライアントワークの経験が、コマースメディアでも発揮できています。

松田

私の場合、「Googleアナリティクス4(GA4)」の移行が大きな出来事でした。2022年3月の入社直後に「2023年7月にGoogleアナリティクスのユニバーサルアナリティクス(UA)がサポート終了する」と発表されたのですが、幸いにも私は入社前から、UAではなくGA4を使っていました。

世間一般には2023年春頃になって慌てて「GA4」に移行しようと奔走する事業者が多くいましたが、コマースメディアのクライアントさまは2022年のうちに移行していました。UAのサポート終了時には、クライアント各社さまにすでに1年分のデータを蓄積している状態にできたことで、自分が役に立てたと実感しています。

もう1点付け加えると、以前のコマースメディアは「Looker Studio(旧Googleデータポータル)」が活用しきれていなかったため、私が働きかけて積極的に活用するきっかけを作りました。今はコンサルティング部でも「Looker Studio」にデータを貯めるなど活用が進んでいるので、会社としてデータ分析を徹底する基盤が作れたのではないかと感じています。

コマースメディア 「Looker Studio」を活用した事例
コマースメディア 「Looker Studio」を活用した事例
コマースメディア 「Looker Studio」を活用した事例
「Looker Studio」を活用した事例
田中

私は、SNSやメルマガの配信業務で売り上げの拡大に貢献できたときに活躍を実感します。

LINEを活用した施策だけで月商100万円を達成するなど、数字面の成果のほか先日平田さんが私の配信業務について褒めてくださっている内容をX(旧Twitter)に投稿してくれるなど社内からの評価もすごく嬉しいですね。

平田

田中さんはSNSやメルマガでのユーザーコミュニケーションがとても上手で、すごく尊敬しています。その思いのまま「田中さんのような人に、ぜひコマースメディアの仲間になってほしいです」という内容の投稿をしたんです。私の投稿に限らず、コマースメディアは社内でお互いの仕事を評価し合える雰囲気が醸成されていると思います。

平田さんのポスト
コマースメディア 職場のようす
コマースメディアの職場のようす

クライアントからの感謝の声や、成果を出すための柔軟な働き方ができる職場環境が魅力

ネッタヌネッタヌ

入社後に苦労した点や、課題に感じている点についても教えてください。

小林

モノが動くと人が動き、人が動くとお金が動くので、1つの梱包や問い合わせに対しても、費用とリソースが絶対的に必要になります。

「少し割り引いて大量に売ればいい」などと単純に考えてしまうと、コストとのバランスが取れなくなり赤字になることも少なくありません。なので、最初は何をどうコントロールすれば利益が出るかという感覚をつかむまでに時間がかかりました。

平田

コンサルティング業務が初めてだったので、慣れるまでは大変でした。コマースメディアのクライアントさまは名の知れた大手企業が多い。コンサルタントとして高いレベルに達していなければ対等に話すこともできないので、スキルの習得は苦労しました。

松田

私は新潟県にいながらフルリモートで勤務しているのですが、最初はどのタイミングでどうコミュニケーションを取ればいいのかという戸惑いがありました。ただ、それは私が勝手に考えすぎていただけ。今はもうすっかり、リモートでのコミュニケーションにも慣れています。

ただ、業務の面では、平田さんの言ったことの逆パターンもあります。私が当たり前のように専門用語で話してしまうとまったく内容が通じなかったり、違った捉え方をされてしまったりするので、伝え方やわかりやすい説明の仕方は、気を遣う点ですね。

田中

私は入社当初、専門用語がほとんどわからない状態でした。見るべき数字も前職では売り上げの増減程度しか追っていなかったので、用語の意味、転換率、客単価などの見方を1つひとつ覚えるところから始まりました。苦労したところは、そういった知識・知見の習得でした。

ネッタヌネッタヌ

皆さんそれぞれに苦労や課題を乗り越えながら、いろいろな業務やスキルを習得してきたのですね。コマースメディアに転職してきて良かった点は何でしょうか?

小林

きちんとモノがあって、ちゃんとEC事業ができることに尽きます。店舗の収益を伸ばすための戦略を立てるところから、バックオフィス業務もしっかり運用するところまでをコマースメディアで手がけられますから。

前年の業績や目標を超えながら事業が上手く回っていると、クライアントさまが喜んでくれます。そういう構造が確立していることはとても良い点です。

コマースメディア コンサルティング部 小林俊也さん
平田

自分自身の業務も、コマースメディア全体としても、とても良い仕事をしているなと実感しながら働けることです。社員それぞれがクライアントさまの事業を自分事として考えながら全力を注いでいるので、提供するサービスの質にまったく疑問を持たずに仕事をできていることが嬉しいです。

松田

クライアントさまへの提案が採用され、それが良い形で結果が出ると「頼んで良かったです」と言っていただくことも多々あるので、コンサルタントとしてのやりがいをすごく感じますね。

事業者側でECを運営していたときは、自分が手がけた施策で何か成果が出ても、自分1人で喜ぶだけでしたが、コンサルタントとしてクライアントワークをすると、良い結果のフィードバックも随時いただけるので、その度に喜びを感じます。

また、リモートワークという働き方も利点を痛感しています。新潟県は冬に大雪が降るので、通勤できなくなる日もあります。コマースメディアはリモートワーク環境が完備されているので、天候に左右されずに安心して働ける点もありがたいです。

田中

“転職してきて良かったことしかない”と本心から思っています。朝起きて、もんもんとした気持ちで仕事を始めるようなことはまったくないどころか、金曜日の夜も「来週はあれをやろう」と、ワクワクしながら週末を迎えられるほどです。

前職まではECを1人で運営していましたが、今は各分野に長けた人たちと一緒に仕事ができますし、その分、自分の得意な業務に集中することもできます。

また、松田さんの言う通り、リモートワークのメリットも大きいです。子どもの具合が悪くて保育園を休んだときは、毎日出社が必要な会社であれば自分も欠勤しなければならないですが、コマースメディアなら家で子どもの面倒を見ながら滞りなく仕事が進められますから。

コマースメディア コンサルティング部 田中彩子さん
ネッタヌネッタヌ

成果を出すための柔軟な働き方を実現されている職場環境であることが、すごく伝わってきました。

田中

「とても働きやすい」の一言に尽きます。今、私が出社する日は月2回で、家でリモートワークする日は8時~17時半、出社する日は9時半~16時のフレックスタイム制で働いています。転職前は、保育園のお迎え時間と通勤時間を考えると、フルタイム勤務は難しいかもしれないと心配していましたが、希望通りフルタイムで働けているので、コマースメディアを選んで本当によかったと思うばかりです。

ネッタヌネッタヌ

次に、実際コマースメディアに入社してから、ご自身のどういったところにECのスキルアップや能力の向上を感じているのでしょうか?

小林

コマースメディアは自社ECからモール店舗まで、網羅的に支援できる強みがあります。なので、ECの運用経験ゼロから始まった私も「楽天だけ詳しくなった」ではなく、すべての店舗運営ができるようになりました。

また、構築から物流、CS、デザインまで、ECに必要な業務を一貫して見られるようになったことにも手応えを感じています。

平田

私の場合、今はモール店舗の売り上げ拡大がメイン業務となっていますが、前職まではこれほど事細かに取り組むことはなかったので、確実にスキルアップできていると実感します。

「ECは総合格闘技」と言われるように、幅広いスキルを身につけなければなりません。私はまだまだ途中の段階にいますが、もっとできることがあるとプラスに捉えながら、スキルアップに励んでいるところです。

コマースメディア 平田奈々絵さん
松田

先ほどの「GA4」の導入が一番大きいですね。事業会社にいるときは、自社に必要な設定だけで終わりますが、EC支援会社では、クライアント各社さまに合った形で導入・移行をしなければいけません。各社とも業種からデータの取り方までまったく異なるので、GA4の導入支援を通してさまざまなパターンを経験でき、以前の自分にはなかった考え方も吸収できました

コマースメディア 松田修平さん
田中

前職が文房具メーカーだったので、手帳やレターセットなどの紙製品がデザインの対象で、なおかつ、かわいいテイストのデザインを手がけることがほとんどでした。 今は同じデザイン業務でもWebの商品ページを制作しているため、紙製品とは違うニーズがありますし、クライアントさまごとに取り扱う商品やコンセプトが異なるため、デザインの幅が広がりました

また、メルマガやSNSを配信した後の分析など、未経験だった業務を任せられていることも、スキルアップになっているのではないかと感じています。

コマースメディア 田中さんが制作した商品ページの一例
田中さんが制作した商品ページの一例

EC事業を一気通貫で支援するからこそ、さまざまな業務に携わりたい人には最適な会社

ネッタヌネッタヌ

皆さんから見て、どんな人がコマースメディアに合うと思いますか?

小林

私自身EC経験ゼロから始められたので、スキルに関しては心配しなくても大丈夫だと思います。それよりも、やはりEC事業全般を全力で楽しめる人であることが一番ですね。「コンサルだけやりたい」「得意な広告運用だけ手がけたい」「楽天の店舗だけを支援したい」という考えだと難しいかもしれません。

コマースメディアは自社ECもモール店舗も、物流やCSも、一気通貫で支援しています。すごく大変ではありますが、「それがやりたいです!」という人にはとても適した会社だと思います。

平田

「この業務だけ特化して極めたい」という人よりも、いろいろな業務をやりたい人、必要だと思うことには何にでも行動できる人が向いていると思います。

クライアント各社さまによって目標や方針は異なりますし、その時々で変わることもあります。私たちはそれに合わせて戦略を立て、サービスを提供しなければいけないので、自ら率先して考えて、チャレンジすることが大切です。

松田

「入社してからしっかり学びます!」というやる気があれば、現時点で携えているECスキルに自信がなくても問題ではありません。付け加えるなら、数字を見る機会がとても多い仕事なので、そこに抵抗感がなければよりマッチするのではないでしょうか。

田中

皆さんが言う通り、ECが好きということが何よりも大事ですね。デザイン業務も、IllustratorやPhotoshopの基本操作ができれば、入社後に先輩社員に教えてもらいながらスキルを積んでいくことができます。

あとは、リモートワークが多い職場なので、困ったときは躊躇せず、すぐに助けを求める姿勢も必要だと感じています。

コマースメディア 転職社員 リモートワーク
新潟県でリモートワークを行っている松田さんは、オンラインで参加しました
ネッタヌネッタヌ

最後に、皆さんの今後の目標をお聞かせください。

小林

コマースメディアはクライアントワークのほか、コマースメディア自体のEC事業(商品の制作・仕入れから自社で手がけてECを運営する事業)も伸ばしていく方針なので、私も双方の事業で活躍していきたいです。

コマースメディアのEC事業においては今、海外からの仕入れを担当しているのですが、日本で販売するための認可を取得する作業に携わるなかで、メーカーの苦労や大変さが見えるようになってきました。その知識と経験をコンサルティング業務にも生かしたいですし、次はECで販売するモノ(商品)を作ることにも挑戦していきたいと考えています。

平田

私はコンサルティングできる領域を、現在メインとしているモール店舗から、自社ECなどにも広げていくことがまず1つの目標です。

また、コンサルティング部と言っても、制作や運営など他部署との連携が必要ですし、今どんどん社員も増えてきているので、社員同士をつないで、コミュニケーションをより取りやすい環境を作る役目も果たしていきたいです。

松田

10年前と今のECがまったく違うように、テクノロジーの進化により、10年後はさらに大きな変化が起きていると予想されます。今後も新しいテクノロジーにしっかりついていき、自分の業務に取り入れながら最善の形でサービスに活用していきたいですね。

それともう1つ、先ほど小林さんがモノ作りの話をしていたように、コマースメディアはこれまで小売りを最大限楽しむことに重点を置いてきましたが、小売りをするにあたっては、やはりモノを作ることも非常に重要だと再認識しているところだと感じています。

私はもともと機械エンジニアだったので、モノ作りが好きなんです。自分の知識や興味をぜひ、コマースメディアのモノ作りにも生かしていければと思っています。

田中

私もいくつか目標があります。まず1つは、自分が運営支援する店舗の数をより増やしていくこと。少し前までは支援先がほぼ1社だけでしたが、最近は少しずつ増え始めているので、引き続き支援先の幅を広げていきたいです。

そして2つ目に、メルマガによる売り上げがゼロだった店舗の支援が近々始まるので、そこでメルマガ経由の売り上げを生み出し、業績に貢献することをめざしています。

3つ目は、クライアントさまの広報活動の一端を担えるよう、SNS運用のコミュニケーション力をもっと磨いて、“企業アカウントの中の人”を極めていきたいと考えています。

SNSは顔が見えない相手とのコミュニケーションですが、SNSを通してつながったエンドユーザーが「この会社とコミュニケーションを取っていると楽しいな」と思ってもらえたらうれしいですし、そうやってクライアントさまのエンドユーザーに対するファン化が促進できればさらにうれしいですね。

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