なかやんブログ

PC好きのなかやんです

PAE/SSE2/NX が非対応のPCにWindows 8.1 をインストールする「Windows 8 CPU Feature Patch」

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どうも、なかやんです。

本日は、かなりマイナーですが PAE/SSE/NX bit 非対応のPCに Windows 8.1 をインストールしてみました。

上記の写真のPCは「FMV C3200」という富士通のデスクトップPCです。CPUは爆熱でお馴染みの Pentium4 Prescott(Socket478)を搭載、このCPUはWindows 8 以降に必要なNX bit(XD bit)をサポートして無いため、通常の方法ではWindows 8 以降のOSをインストールすることができません。

Windows 8のインストールにはSSE2/PAE/NX bit が必須。

LGA775のPen4の場合はCPU交換で対応できますが、Socket478のCPUはNX bit に対応した製品自体が存在しません(もしかすると有るかもしれませんが...)

Windows 8 以降のOSはインストーラーのブートすら行うことは不可能です。

SSE2/PAE/NX bitに対応していなければWindows 8.1 のブートすら不可

10年くらい前に話題になった記憶がありますが、海外の有志の方がSSE2/PAE/NX bit を回避するパッチを公開しています。

↓↓下記リンクのフォーラムよりパッチのダウンロードが可能です(フォーラムサイトの会員登録が必須です) フォーラムの投稿にソフトの使用方法についても投稿されています↓↓

forums.mydigitallife.net

手順

行う操作は主に3つです。

  • HDD内に直接Windows を展開(インストール)
  • パッチを適用
  • bcdedit コマンドで修正

必要なもの

必要なものは次の通りです。

  • Windows 10以降のPC
  • SATAã‚„IDEã‚’USBに変換するアダプタ
  • Windows Vistaまたは7のインストールメディア(コマンドプロンプトでbcdeditコマンドを使用するために必要・Windows PE 3.1以前でも問題なし)
  • Windows 8.1 のイメージとライセンス(2025年時点Microsoft 公式サイトからダウンロード不可)
  • Windows 8 CPU Feature Patch(パッチ)
  • Rufus(HDD内にWindowsを展開する際に使用)

Windows 8.1 のイメージファイル、以前はMS公式からダウンロード可能でしたが、配布ページが無くなっていました(残念ですね)。また、当然ですがWindows 8.1 のライセンスが必要です。なかやんは大昔にダウンロードした評価版を使用しました。

パッチは次のフォーラムからダウンロード可能です。パッチをダウンロードするには、フォーラムサイトの会員登録をする必要があります。

forums.mydigitallife.net

HDD内にWindows のイメージ展開する ためにRufus を使用します。公式サイトまたは窓の杜からダウンロードしましょう。

rufus.ie

操作実行

HDD内に直接Windows を展開(インストール)

PAE/SSE2/NX bit 対応のPCにHDDを接続しWindows 8.1 をインストールしても問題ありませんが、今回はRufusを使用しHDD内にWindows を展開しました。

PCからHDDを取り出し、Windows PCへ接続します。

次はRufus での操作です。

Windows 8.1 のイメージファイルをドラッグアンドドロップし追加、イメージオプションを「Windows To Go」に変更、FMV C3200 は当然UEFIに非対応なので、GPTをMBRに変更しました。

インストールオプションをWindows To Go に変更しなかった場合、isoファイルが書き込まれてしまう(OSが展開されない)ので注意してください。

パッチの適用

HDDに展開後、パッチを適用します。

Windows 8 CPU Feature Patchを起動。

なかやんが使用中のCPUはNX bit のみ非対応なため「Remove SSE2 and NX check」と「Remove winload patchguard x86」を適用します(Remove winload patchguard x86 を適用すると起動時にデジタル署名の警告が表示されなくなるとの事です)PAE非対応の場合は「Remove PAE check」も適用してください。

Remove SSE2 and NX check は「Windows\System32\ntoskrnl.exe」に、Remove winload patchguard x86は「Windows\System32\winload.exe」を選択します。

Remove PAE check を適用する場合は「Windows\System32\winload.exe」を選択してください。

注意点として、上記のファイルを変更するにはアクセス許可の設定が必要です。アクセス許可の設定を変更しない場合、エラーでファイルの変更が適用されません。

ファイルのプロパティから調整します。

正常に適用が完了した場合、「Done」と表示されます。

PCへストレージを戻しましょう。

また、パッチを適用したファイルはWindows Update で標準状態に戻る場合が有ります(戻ります) その都度パッチを当てましょう。

bcdeditコマンド

winload.exe にパッチを適用した場合、そのままの状態ではエラーで起動しません。(winload patchguard x86 やRemove PAE check にパッチを適用した場合)

Windows PE(Windows Vistaや7のイメージでも問題ありません)を起動し、コマンドプロンプトで「bcdedit /set {default} NoIntegrityChecks Yes」と入力 エラーを回避します(何故かUSBメモリに焼いたWin7のイメージではエラーで出来ませんでした。Vistaの円盤を使用です)

ブート

後は起動しセットアップを進めます。

システム情報の確認、Pentium4で動いでいますね。

最近は仮想マシン上にOSインストールし検証するので物理マシンにOSインストールする事は殆どないですね。この作業で2日かかりました。

では、おやすみなさいzzz

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