2004年6月に登場したPentium4用新プラットフォームから採用された、775ピンLGAパッケージソケット,現在はPentium DやPentium XEでも採用されている.
従来利用されてきたPGAやBGAとは違い、マザーボード側に突起したピン状の端子が、CPU側には平面状の接点が並んでいる。
従来のもの(Socket478)との大きな違いは「CPUではなく、マザーボード側にピンがある」という点。
これが厄介な代物で、ピンに少しでも手を触れるとピンが曲がってマザーが壊れる(ピン折れと呼ばれる)というとんでもない規格である。
実際、各マザーメーカーより発売されている製品も、新品ですら実質ジャンク扱いになっているという人柱専用規格である(ピン折れは無保証)
対応チップセットはi9xx系*1.*2
i9xx系はPCI ExpressやDDR2メモリ等新規格目白押しのチップセットである。
Pentium4自体はPrescottコアのため、非常に熱く電力バカ食いなのだが、pin増加に伴い消費電力さらに増加(なんと115W)*3
出自に加え、その取扱の難しさから「自作PC板@2ちゃんねる」はもちろん、PCショップ店員ですら初心者に勧める人はいないintel史上屈指の黒歴史である。
上記の内容には、極めて個人的な考えが含まれる上、正確とは言いがたい。
取り扱いに注意が必要なことは確かだが、それは従来のCPU側にピンがある形式で、CPUの取り扱いに注意が必要なのと同じである。
きちんと扱えば問題は無い。