アイコン スーパーゼネコンランキング2015年3月期版

 

当期のスーパーゼネコンでは、売上高では大林組、営業利益では大成建設が№1となった。

大成は営業利益率でも№1となっている。大成は、以前はタボハゼのように仕事を取り捲っていたが、今では収益重視に改善され原価管理もしっかり行われているようだ。
売上高№1となった大林組は、一度大幅に受注を見直して売上高を大きく落としたものの、ねじを巻き戻し、最近では利益も確保させながら、売上高を顕著に増加させてきている。
清水は、建築事業の比率が大だが、それだけに原価管理をしっかり行っており、当期は大幅に改善もされている。

鹿島は、海外で大きな赤字工事となったとしているが、本体の土木も建築も営業利益は赤字となっている。開発事業と子会社の営業利益で何とか黒字にしている状態。海外では、最近でもドバイやチュニジアで痛い目にあっていたが、プライドだけで受注しても結果が付いてこなければ企業存続はできない。
竹中も建築主体だが、再び1兆円台に売上高を伸ばしてきた。売上高の前期比伸び率や営業利益の伸び率では№1になるなど収益改善が進んでいる。


 

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2015年3月期のスーパーゼネコンランキング
連結/百万円
売上高
営業利益
営率
経常利益
当期利益
大林
 
1,773,981
48,388
2.73%
59,913
28,695
前期比
10.0%
51.3%
 
49.3%
32.7%
鹿島
 
1,693,658
12,665
0.75%
21,365
15,139
前期比
11.3%
-45.0%
 
-20.9%
-27.0%
大成
 
1,573,270
70,417
4.48%
74,467
38,177
前期比
2.6%
31.0%
 
31.2%
19.0%
清水
 
1,567,843
50,032
3.19%
56,246
33,397
前期比
4.7%
92.0%
 
92.1%
135.3%
竹中
 
1,150,663
27,741
2.41%
38,367
23,545
前期比
12.7%
140.7%
 
76.7%
228.7%
・竹中工務店だけは2014年12月期、営率は営業利益率
 
<受注残と今期売上高予想>
2015年3月期末受注残と今期売上高予想
/百万円
受注残高
前期末比
売上高予想
当期比
大成
1,837,058
10.8%
1,590,000
1.1%
鹿島
1,500,655
4.9%
1,750,000
3.3%
大林
1,457,718
-0.4%
1,770,000
-0.2%
清水
1,448,143
8.2%
1,600,000
2.1%
竹中
1,052,229
25.7%
不明
 
 
 
 
 
 
 
 
 
[ 2015年5月15日 ]
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