モジモジ君のブログ。みたいな。

はてなダイアリーから引っ越してきました。

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

可能性について

世界はあるようにあるのであり、それは変わらない。人間が何をしようとも、変わらない。その世界において可能なことは、既に世界において決まっていて動かない。 人間に可能であることは、世界において可能であることの部分集合である。人間の可能性が広がる…

学校を廃棄したその後、中間?まとめ

かなり多岐にわたる話に踏み込んで書き散らかしたままなので、発端の記事に戻って整理してみる。

言語/存在における否定形の問題

「「対案についての思考」を禁止します」@(元)登校拒否系 私たちは、「白木屋ではない場所に行こう」と言うことができる。しかし、「白木屋ではない場所」に実際に行くことはできない。より正確に言うならば、「白木屋ではない場所」としか言い表せない場…

独立しなかった植民地=沖縄を考える

「正学校論」@猿゛虎゛日記の、主に前半部分を検討する。 こう言い換えてもいいかもしれません。良心的フランス人が語るのは、植民地バージョン1を、より問題の少ないバージョン2にバージョンアップするとか、そうしたことだけだったわけです。それにたい…

「対案を出せ」論法について

何かについて批判的なことを言うと、すぐさま「だったら、どうするんだ、対案を出せ」などと恫喝される。これは不当だ。しかし、私たちは、ある瞬間を空白にしておくことはできないのであり、そこに何かがなければならないなら、やはり対案は必要なのである…

収容所としての社会と教育

「学校を廃棄したその後」のコメント欄より。 特に、一番新しいコメントに対して。 toledさんとのやりとりは毎度緊張感がありますね。この問題ではハッキリと立場違うしね。そのあたりをぶつけあってみると面白いもんになるはずだ、とは思うわけです。今回は…

学校を廃棄したその後

貴戸理恵の不登校系トークラジオ第2回@オール・ニート・ニッポンを聴取。常野さん(id:toledさん)も出演してる。気になった、象徴的な場面を取り上げる。PART5終わり頃の貴戸氏の発言(の大意)。 学校をなくすっていうと、「どこで漢字を覚えるのよ、九…

安倍首相辞任に思う

外遊中に「職を賭して」という発言が出たのを見かけたときから、元々ヤバイ目つきがかなりやばくなってないか?と感じ、「この人、ホントに自殺するんじゃないか」と心配になった。ずっと憎憎しく思っていたバカ首相とはいえ、そこはそれ、やはり一人の命。…

不毛さについて

ある種の議論を「不毛だ」とか、「ダメな議論」だとか、言いたがる人は多い。「そのやり取りは失敗だ」とか、ね。もちろん、やり取りをするからには、目標を定めるし、その目標に照らして、そのやり取りは失敗だった、ということは言える。というより、そう…

「貧乏人は死ね」と言わないリバタリアンならば

昨日の記事へのトラックバックをいただいた。 富の再分配について@fujixeの日記 リバタリアンって面白いな、と思うところは、第一にそのアンバランスさである。すなわち、政府は常に失敗すると想定されている一方で、政府による再分配がないところでの、自…

お金のない人に財やサービスを届けるにはどうしたらいいのか

Arisanさんとこのコメント欄より。 いま現実にワクチンが存在するのなら、それが安価でもしくは無償で多くの人の手に入るようにすればいいではないですか。 あなたがおこちゃまでないならば理解できるとおもいますが、そんじょそこらの風邪薬とちがって強力…