戦犯前原の代表選出馬に唖然&両者の対立のため党が破壊したのに、小沢に頼る無節操
2016年 09月 13日
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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
今週15日には、いよいよ民進党の代表選が行なわれるのだが・・・。
正直なところ、mew的には、今回の代表選に前原誠司氏が立候補したこと自体、「はあ?」「ゾゾゾ~ッ」って感じだし。
ましてや「自分は戦犯として謝罪する必要がある」とか言うのをきいて、「だったら、代表選には出るな」と思うし。しかも、小沢一郎氏と会談して、小沢Gの議員を支援を得たことがわかって、唖然としている。(・o・)
mewは、あまり「戦犯」という言葉が好きではないのだが。本人が使っているので、あえて使うなら、前原氏は、mewから見ると、既に何回も民主党をダメにした戦犯であるからだ。(-"-)
【時間があったら、詳しく書きたいとこだが。特に05年9月~6年3月の代表時に、保守仲間ばかりを執行部において、強引に民主党を保守化しようとしたこと&永田メール事件で軽率な対応をして、民主党に大きなダメージを与えたのは、許しがたいことだったし。
その後、09年に民主党が政権をとってからも、反小沢派の代表格として、党内対立を激化させたこと。同じ反小沢派として代表選で菅直人氏を支持しながら翌年は「菅首相おろし」に加担。次の代表選で、古くからの盟友・野田氏を「野田では当選できない」と裏切り、自分が代表選に出馬。(見事に落選したけど。(>_<)zamaa)
さらに12年には小沢Gの排斥を支持。自民党や維新との連携のために熱心に動き、民主党の保守・純化路線の目的もあって(左派は落選してもいいと考え)、解散総選挙を支持して、民主党のイメージダウンや破壊に何度も寄与いるのである。(結果的には前原Gや保守系の議員も多数落選したので、こちらもzammaだったです。(・・))】
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前原氏は、8月26日に代表選への出馬表明をした会見で、このように述べている。(詳報dakeは頼りになる「産経新聞」から引用)
『今回の代表選の出馬は、かなり悩みに悩み抜いた。一つは時流が女性であるということだ。英国の首相、ローマの市長、そして東京(都知事)の小池(百合子)氏。また米国の民主党大統領候補もクリントン氏という女性だ。また民進党として初めての代表選。刷新感とか、世代交代感があった方がいいのではないか。そういう意見もあったし、それもあっていい意見だと思う。
では、なぜ私が今回の代表選に出馬する決心をしたのかということについて、主に2つのことを申し上げたい。一つは、これは旧民主党であるが、あれだけ期待をいただきながら、全体として国民の落胆、失望を買ってしまった。私も戦犯の1人だ。この民主党政権の深い反省と後悔に立って、だからこそ、それを身にしみてわかっている人間がもう一度中心となって政権を目指すべきではないかということだ。
私はこの旧民主党政権、何を反省しているかということを申し上げたい。一つは人の好き嫌いで政治をしてしまった。本来、政権与党は国を預かる大切な役割であるにもかかわらず、仲間内で本気で殴り合いをしてしまって、そして結果的に党を分裂させる、壊すような状況になってしまった。これはどちらも責任がある。稚拙な政権運営をしたということ、二度と繰り返してはいけない。新たに民進党となって新たなスタートを切るときに、この仲間だけはきっちりと結束を強めて、そして政権を目指すんだという思いを持たなくてはいけない。その思いを人一倍持っているのは、戦犯である私ではないか、そういう思いを私は強く持たせていただいている。
もう一つは旧民主党というものが目指した国家像というものは、方向性は間違っていなかった。しかし大きな国家像というものは、まだまだ生煮えでなかったか。つまり自民党政治に飽き飽きした国民が、民主党を後押ししたけれども、国家像とか具体的政策は生煮えではなかったか。こういう思いを強く持っている。
この2つの深い反省をしっかりと踏まえて、やることのできるのは、その戦犯であり、その反省を人一倍抱えている私ではないか。そして党をまとめることができるのではないかとの思いに至った。』
【てか、もし本当に自分が戦犯だと思うなら、05年の小泉郵政総選挙での惨敗の責任を痛感して、自ら代表を辞任した後、全国の地方支部や落選者に謝罪&激励する行脚を行なった岡田克也氏のように、代表選で地方遊説に出て玉木くんに涙の擁護をさせる(?)のではなく、まずは単独で謝罪行脚でもした方がいいのではないだろうか?(でも蓮舫の「男なら泣くな」は古い。男も女も公の場で泣くのは、ダメ。)
『長野市で7日開かれた民進党代表選の候補者討論会で、旧民主党政権の「失敗」に触れ聴衆に深々と頭を下げる前原誠司元外相に対し、玉木雄一郎国対副委員長が涙ながらに「謝ってほしくない」と訴える一幕があった。蓮舫代表代行は「男なら泣くな」と注意した。討論会冒頭、前原氏が国民の期待に応えられなかったと陳謝すると、玉木氏は「羽田空港の国際化も外国人観光客のビザ緩和も前原さんの閣僚としての功績だ」と言葉を詰まらせて、擁護した。
玉木氏は前原氏率いるグループの一員。旧民主党政権時代の「戦犯」と繰り返し、謝罪する前原氏の姿にいたたまれなくなったとみられる。玉木氏は報道各社のインタビューで「前原さんや蓮舫さんの世代の悔しさは分かる。日本を変えたいと挑戦したが、全体としては失敗の烙印(らくいん)を押された」と述べていた。(デイリースポーツ16年9月7日)』
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前原氏の会見の続きを・・・
『 --出馬決断に至った理由として、旧民主党政権時代の反省を挙げた。ここ1カ月ほど、自身に批判的な人や生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表と会談しているが、その狙いは
今回決断に至るまで悩みに悩み抜いた。本当に私でいいのかという思いが、実は今でもある。多くの方々にご意見を聞くことによって、みなさん方がこの代表選をどう見ておられるのか。そのことを一人でも多くの方に、偏らずにうかがいたい。そういう思いで多くの方とお話しさせていただき、大変有意義だった。
私は(旧民主党で)反小沢の急先鋒(きゅうせんぽう)の一人だった。それを乗り越えるために、3年半、小沢氏とも何回か話をする中で、小沢氏がどう旧民主党政権を見ておられるのか。あるいは自民党の幹事長までされた方だから、今の政治状況をどう見ておられるのか。お話をうかがった。
--前原代表が誕生した際には、小沢氏を含めて復党や、生活の党と一緒になることはあり得るのか
そういうお話を小沢氏がされたことは一切ないし、そういうご意向はない限り、そんな議論というのは俎上には乗らないのではないか。』
『--先ほど反小沢の急先鋒(きゅうせんぽう)だった自分が小沢氏と話をしたと言っていたが、学んだり、考えを改めたり、出馬に直結したところで何を言ったのか
小沢氏との話にかかわらず、個人的に話した内容を外に話すというのはお互いの信頼関係、他の人も含めて崩れるので、具体的に申し上げることはしない。
やはり多くのキャリアを積んでこられた方の話、例えば引退された方で言えば、(元農林水産相の)鹿野道彦先生とは2回ほどお話をさせていただいた。
矛盾するかもしれないが、鹿野先生がおっしゃったことで1つ、グッと来ていることを申し上げると、「今の政治の世界でただ一人、命がけでやっている人間がいる。誰だと思う。安倍晋三だ」ということをおっしゃっていた。「それに伍(ご)してやるためには、お前も命がけでやれ。それで代表選を戦え」とおっしゃったのが、本当に胸に響いたし、その気概でやらなくてはいけないということを学ばせていただいた。もちろん、小沢氏からも他の方々からも、政治経験を踏まえたたくさんの金言をいただいている。』
<鹿野氏は小沢仲間ではなくて、経済社会政策はややリベラルであるものの、やっぱ保守派。自民党→みらい→新進党を経て、民主党に来た人だもんね。^^;>
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しかも、実は前原氏と小沢氏は、保守派&新自由主義派として保守二大政党作りを目指しており、かなり政治理念が共通する部分が大きかったし(橋下徹氏も考え方が近い)。
また、共通の支援者もいた(京セラ・KDDIなどの創業者だった稲盛和夫氏など)ことから、05年の代表選の時は、小沢氏が支援を申し出たのだが、前原氏はそれを拒否。その後もずっと小沢氏と対立を続け、12年には消費税増税に反対した小沢Gの排斥を支持していたわけで。
何を今さら、小沢一郎氏に協力を求め、小沢Gの議員に推薦人になってもらったりしているのか、その身代わりの仕方には、呆れるしかあるまい。 (゚Д゚)
<あれだけTV党で民主党の悪口を言って、後足で砂を引っ掛けるようにして党を出て行った小沢シンパの松木謙公氏らが、維新の党経由で、ちゃっかり民進党に戻っていたのも、何だかな~という感じだけど。>
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ただ、前原氏&仲間たちは、維新の党と合流して保守勢力が増えたら、何とかして民進党の支配権を掌握したいと考えていて。そのためには、民主党の支配権奪取に成功し、グループの勢力を拡大した&政権奪取にも成功した小沢氏の知恵や力を借りたいと考えていた様子。
早くも今年1月には、小沢氏と会っていたのである。(@@) <『小沢が仲人役?~前原との会談について語る&民主党主導の野党共闘が急務』>
http://mewrun7.exblog.jp/24086304/
『野党再編のキーパーソンが会談した。 民主党の前原元代表と生活の党の小沢代表が24日夜、東京都内で会談し、夏の参議院選挙に向けて、野党勢力の結集が必要だとの認識で一致した。
関係者によると、前原・小沢両氏の会談には、参議院選挙に向けて、野党統一候補を支援する「市民連合」の山口二郎氏も同席した。
3人は、「今のまま、野党がバラバラでは、巨大与党である安倍政権に太刀打ちできない」として、参議院選挙に向けて、民主党と維新の党以外の野党も結集すべきだとの認識で一致した。
小沢氏は、共産党も含めるべきだと主張したが、前原氏は言及を避けた。(FNN16年1月24日)』
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前原氏のこの動きに関して、日刊ゲンダイ(ここは今でも小沢支持派なんだけど^^;)は、前原氏の無節操ぶりをこんな風に揶揄。そして、東スポは、小沢氏との急接近に同氏復党などの密約があるのではないかと懸念を示す記事を載せていた。
『前原元外相 手の平返しで小沢一郎氏にすり寄る“無節操"
すでに「蓮舫代表」が既定路線となっている9月15日の民進党の代表選。対抗馬と目された細野豪志元環境相は蓮舫支持に回り、若手も推薦人が集まらず現在、“口だけ番長”の前原誠司元外相(54)だけが、代表選に出馬するため必死に人数を集めている状況だ。その前原氏は、生活の小沢一郎代表に急接近しているという。
「代表選に立候補するためには、20人の推薦人が必要ですが、前原グループは実質10人程度しかいない。当初は、細野グループ10人を率いる細野さんに協力してもらうつもりでしたが、細野さんが蓮舫支持に回り、計算が狂ってしまった。仕方なく、旧社会党系にまで支援を要請している状況です。前原さんは根っからの右派ですが、なりふり構っていられないのでしょう」(民進党関係者)
行き詰まった前原氏が最後に頼っているのは「旧小沢グループ」だという。小沢グループの中心メンバーだった松野頼久や松木謙公氏と数回、会談し、小沢氏本人とも直接会ったという。民進党内には10人以上の「小沢シンパ」がいるだけに、「旧小沢グループ」の支援を得られれば、代表選に立候補できる。
「もともと松野頼久や松木謙公氏は、小沢さんと近い細野豪志氏を代表に就け、細野代表の権限で小沢さんを復党させるつもりでした。でも、細野氏が代表選に立候補しないことが決まり、計画は頓挫してしまった。松野、松木の両氏は、いずれ小沢さんを復党させるつもりがあるのかどうか、前原氏に対しても確認しているはずです」(政界関係者)
小沢一郎氏と会った前原氏は、「小沢さんはすごい。小沢さんとの関係をもっとうまくやるべきだった」と口にし始めているそうだ。“天敵”だった前原氏が小沢氏と急接近し、今や小沢氏の復党に強硬に反対しているのは、野田佳彦、菅直人、枝野幸男の3氏ぐらいだという。
しかし、小沢氏を散々、悪人呼ばわりしておきながら、今頃「小沢さんはすごい」と気付くのは遅過ぎるのではないか。(日刊ゲンダイ16年8月18日)』
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『民進党の代表選にもかかわらず、質問が相次いだのは小沢氏との関係だった。前原氏は代表選出馬にあたり、因縁の小沢氏と数度の会談を持っていたからだ。前原氏は小沢氏批判の急先鋒だっただけにこの“急接近”には、さまざまな臆測が飛び交っていた。
「党内には小沢グループの議員がいて、いまだに小沢氏待望論が強い。生活を民進に合流させ、小沢氏を復党させ、幹事長に据えるべきとの意見がある。安倍自民党に対峙できるのは“剛腕”しかいない」(民進党関係者)
“先出しジャンケン”した蓮舫氏が有力グループの支持を集め、既に当確ムードだが、党内には現執行部に反発するグループや小沢氏支持者の議員も多く、前原氏は小沢氏の力を借りれば、奇跡の逆転も見えてくる。
前原氏は「(民主党政権時は)小沢対反小沢で極めて深刻な亀裂をもたらしたのは大きな反省点、後悔でありますが、乗り越えるために(小沢氏に)話を伺った。(復党の話は)俎上には載らなかった」とお茶を濁したが“密約”が交わされたとみられている。
もっとも党内には共産党との共闘路線以上に小沢氏へのアレルギーが強いのも事実。“もろ刃の剣”となりかねない小沢カードを巡って、代表選は攻防が繰り広げられることになる。(東スポ16年8月28日)』
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ちなみにmewは、以前から書いているように、小沢氏のよくも悪くも、選挙での手腕や政治家としての様々な知恵は評価するし。05~6年に一度はダメになりかけた民主党が、そこからわずか4年で政権をとれたのも小沢氏のお陰だと感謝しているが。<特に06年に安倍政権&集団的自衛権の行使容認を潰した成果は大きいし。それが小沢潰しのために検察をムリに動かすきっかけになったのではないかとの疑念を抱いている&あれがなければ、小沢氏のその後の言動も違ったのではないかと察する。(ノ_-。)>
ただ10~12年に民主党の支配権をとるために、党内対立を激化させて、党の破壊をもたらした小沢氏も戦犯だと思っているし。<自民党と組んで内閣不信任案を出そうとまでしたからね~。(~_~;)・・・野田氏ももちろん戦犯だし。菅氏、鳩山氏にも問題ありだと思うけど。>
アンチ安倍政権の野党として連携する分にはいいが、もう民進党自体には関わって欲しくないと考えている。(・・)
・・・というわけで、前原氏には政治的な考え方(特に安保軍事)が大きく違う上、小沢Gに頼っているという部分でも、絶対に民進党の代表になって欲しくないと考えているmewなのだった。(@@)
THANKS