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リポート◎インフルエンザ点鼻ワクチン、現場が考える「適した対象」は?
フルミストの接種が思いがけず緩やかにスタートしたワケ

経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(商品名フルミスト点鼻液、提供:第一三共)

 2024年10月4日、第一三共(東京都中央区)から国内初の経鼻弱毒生インフルエンザワクチンフルミスト点鼻液」が発売された。接種対象者は2歳以上19歳未満、各鼻腔内に0.1mLを1回ずつ、計0.2mLを噴霧する。国内で実施された臨床試験では、従来の不活化インフルエンザHAワクチンとほぼ同様の発症予防効果が確認されている。

 2024年9月2日に開催された厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発および生産・流通部会の資料(外部リンク:厚生労働省)によれば、2024/25年シーズンのワクチンの見込み供給量約2734万本のうち、フルミストは130万本、インフルエンザHAワクチンは2604万本となっている。

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