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『MarkeZine』(雑誌)

第110号(2025年2月号)
特集「イマドキの中高生・大学生のインサイトを探る」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine BOOKS(マーケジン・ブックス)は、激動の時代を生き抜くビジネスパーソンに向けた、マーケティング分野の新しい定番書シリーズです。

書評

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上位サイトのSEO対策を徹底解剖!スプールのSEOリサーチ情報

【リサーチ】同じテーマのサイトからの被リンクはSEOに効果的か?60万件のリンク元ページで検証


「同種のテーマを持つサイトからリンクをもらいましょう。」「幅広いテーマのサイトからリンクをもらいましょう。」いずれも被リンク獲得の際に言われる事ですが、この矛盾する2つの説…果たしてどちらが正しいのでしょうか?

計60万件におよぶリンク元ページを調査し検証

 下図の被リンク、どちらが有効だと思われますか?

リンク元サイトのテーマ調査方法
リンク元サイトのテーマ調査方法

 調査対象6000URLにそれぞれリンクしている100件のリンク元ページを調査し、同じテーマをもつページの占める割合を調べました。それぞれのページにおいて被リンク100件を抜き出し調査したため、“被リンク数”の違いによるデータの不公平はありません。

 果たして、リンクを張ってもらうページは、「関連するテーマを持つサイト」が理想なのでしょうか?それとも関連性は必要ないのでしょうか?

Yahoo! 被リンクテーマ適合率調査(2008年3月)
調査日:2008/03/08 容量:182KB

Google 被リンクテーマ適合率調査(2008年4月)
調査日:2008/04/01 容量:206KB

調査結果-Yahoo!、Googleでは被リンクの評価が正反対!?

被リンクテーマ適合率グラフ

■がYahoo! ■がGoogleです。

  • Yahoo!は、上位サイトほど、被リンクの関連性が低くなり、
  • Googleは、上位サイトほど、被リンクの関連性が高くなる。

 という傾向が見えます。

 データを素直に読み取ると、Yahoo!対策には、より多様性のあるリンクの獲得が有効であり、Google対策には、よりテーマが近いサイトからのリンク獲得が有効であるといえるのではないでしょうか。

 では、Yahoo!とGoogleどちらも上位表示させたい場合、被リンク対策の方針に矛盾が生じるか、というと必ずしもそういうわけではありません。以下のような理由から、あまり気にする事はありません。

  • Googleはグラフの乱れ具合からして、それほど上位表示への影響力は強くない。
  • リンク元に関連性がある、無い、いずれにしても、その被リンクがマイナス評価になる事はありえない。

 ※基本的に被リンクがマイナス評価になる事はない。マイナス評価がありえるならば、いやがらせリンクが横行してしまうため。ただ、リンクが全く評価されないケースは非常に多い。

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リンク元のテーマは、被リンク獲得の際に意識すべきことではない

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この記事の著者

(株)スプール 八百谷 真(ヤオタニ マコト)

株式会社スプール 代表取締役。1977年生まれ。ブラストホールディングス株式会社にてSEOツール無料公開サイト「SEOTOOLS」の立案・制作を担当後、2006年10月、株式会社スプールを設立。現在はSEOコンサルティングツール「spoool seo-suite」に注力。著書に「SEO 検索上位サイトの法則」(ソーテック社)がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/05/13 11:47 https://markezine.jp/article/detail/3464
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