野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

作曲は年越し/大掃除

「世界のしょうない音楽祭2024」に向けた新曲の作曲、90%くらい仕上がっているが、年内に完成しなかたので、年を越すことに。でも、宮城道雄の《春の海》も少し引用されているので、正月に作曲もいいなぁ。 里村さんと大掃除。重曹とクエン酸を使った化学の…

JACSHA/坂本龍一のような

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)のオンライン会議。KIAC(城崎国際アートセンター)での3年間のコミュニティプログラムをドキュメントするウェブサイトのための原稿の校正作業など。 『世界のしょうない音楽祭2024』のための新曲の作曲中。日本→インド…

作曲中

『世界のしょうない音楽祭2024』に向けての新曲を作曲中。だいたい終わりくらいまで一応、書いた。スコアは20段くらいなのだが、その半分はプロが演奏するパートで、半分が初心者の人が演奏するパート。同じ楽器でヴァイオリンpro、ヴァイオリンws、シタール…

無関係の間の関係性/ホームパーティー

『世界のしょうない音楽祭2024』に向けて作曲中。別々の人が別々に行ったワークショップで、音頭をつくったり、インド音楽を体験したり、古楽(コレッリ)を演奏したり、ハイチの音楽を歌ったり、ベートーヴェンを演奏したりしていて、それを作曲(構成)し…

作曲中/肥後琵琶リサーチ#16/プロプロ

世界のしょうない音楽祭2024に向けての作曲。インド音楽のワークショップに基づく場面を書いているうちに、そこに尺八のポルタメントや、コレッリのラ・フォリア、ベートーヴェンの歓喜の歌など、ワークショップの別素材が融合しそうに感じられてきた。 肥後…

JACSHA打ち合わせ/今日はインド音楽

JACSHAのオンライン打ち合わせ。KIACでのコミュニティプログラムのウェブデザインこと、1月25日のイベントのことなど。1月25日のイベントは、情報公開になった。 KIACコミュニティプログラム2022-24 成果報告&トーク「食べて、話して、考えよう!アー…

The Life of Debussy/梅田哲也パフォーマンス

Roger Nichols著『The Life of Debussy』読了。2018年、ドビュッシーが没後100年で、《Debussy 100》というケンハモデュオの曲を書く時に読み始めてたはずなのに、ずっと積読状態だったが、今月はファリャ、ラヴェルと読んだので、ドビュッシーも読んでみた…

1995⇄2025 30年後のわたしたち

クリスマスイブ&クリスマスで休暇。里村さんとお出かけ。 兵庫県立美術館の企画展『1995⇄2025 30年後のわたしたち』と、梅田哲也+森山未來パフォーマンスを鑑賞。 www.artm.pref.hyogo.jp 神戸の震災の時、26歳だった。あれから30年経ったんだなぁ。鍵盤ハ…

音まち マンデー・ベイビー・コンサート

仲町の家での『音まち マンデー・ベイビー・コンサート』で野村誠の鍵盤ハーモニカの回を開催。0歳児いっぱいで、どんなかなぁ、と思ったけど、ケンハモを吹いていると子どもたちが音にいっぱい反応してくれるので、楽しくて夢中に演奏していたら、あっとい…

だじゃれ音楽オープンキャンパス

『だじゃれ音楽オープンキャンパス』(@東京藝術大学千住キャンパス第7ホール)実施。空席ゼロの超満員のお客様。司会は、しほさん+たくしさんの沖縄コンビ。 野村誠作曲《だじゃれは言いません》(2013)を北澤華蓮さん(ヴァイオリン)による6年ぶりの再…

だじゃれ音楽オープンキャンパス前夜

作曲家の徳武史弥さんと会って、お茶&ランチ。徳武さんは、いわゆるコンサートピースとしての作曲という枠組だけでなく、人と人をつなぎ、場を作っていく作曲家。面白い仲間を見つけ、他人の話を聞き、たこ焼きパーティーを開いて、つながりを作っていく。 …

問題行動トリオ/だじゃれ音楽オープンキャンパス会場設営

3月の香港でのi-dArtの件で、航空券や宿泊の手配なども終わり、ひと段落。その翌週には、熊本市現代美術館で問題行動トリオがあるのだが、前回のオンライン会議を寝坊して欠席してしまったので、たたき台のアイディアを作って送る。コロナ禍にリモートでの…

不穏な熱帯/ヴィオラ・ダ・ガンバの初心者のための

里見龍樹著『不穏な熱帯 人間〈以前〉と〈以後〉の人類学』読了。門外漢が読んでも、とても面白い本だった。 www.kawade.co.jp 本人の日記と数々の美しい写真で現地の空気感を味わいながらも、「他者」、「歴史」、「自然」という3部構成を通して、人類学と…

世界のしょうない音楽祭2024に向けて

『世界のしょうない音楽祭2024』に向けて、新曲を作曲する。例年は、3回のワークショップで楽器体験や創作などを行って、それに基づき新作を作曲し、残りの3回のワークショップで新作のリハーサルをして、音楽祭で発表していた。 ところが今年度は、3回の…

今日はオフ

昨夜、里村さんに髪を切ってもらい、リフレッシュ。昼までぐっすり休む。 冷え込むようになってきて、里村さんも仕事が休みなので、窓にプチプチを貼ったら、一気に冷えが緩和される。窓ガラスは熱伝導率がよく外の冷気を伝えてくるのに、プチプチの空気の層…

ラヴェルのなんちゃって音楽

熊本に帰る。 来年はラヴェル生誕150年だが、ラヴェルの簡単な伝記と作品解説が載ってる入門書Arbie Orenstein著『Ravel : Man and Musician』を読了。ラヴェルという作曲家は、ジャズ風とか、スペイン風とか、シャブリエ風とか、ハンガリー風とか、クープラ…

ソソラホールでの中川賢一さんとのワークショップ

午前中は、信州中野のソソラホール会議室にて、ピアニストの中川賢一さん、中川さんのマネージャーの北山絵美さん、ホールの小林大樹さん、アドバイザーの水戸雅彦さんと打ち合わせ。主に2月23日、24日の公演について。 午後は、中川さんと小ホールでワーク…

雪の長野(長野県立美術館のちソソラホール)

長野に移動。時間が少しあったので、長野県立美術館に行く。交流スペースで子どものワークショップ実施中の学芸員の山下樹里さんと再会。ペットボトルの蓋を大量に集めて素材として子どもたちが楽しんでいる。 すぐ横のオープンギャラリーで、原田裕規さんの…

『狂言まいまい倶楽部』x『だじゃれ音楽研究会』

東京に来た。12月22日に『だじゃれ音楽オープンキャンパス』を東京藝術大学千住キャンパス第7ホールで開催する。 ga.geidai.ac.jp それに向けて、西新井のギャラクシティにて、『狂言まいまい倶楽部』と『だじゃれ音楽研究会』でリハーサル&打ち合わせ。ボ…

春日の50の物語のつづき

春日市ふれあい文化センター(福岡県春日市)に行く。市政50周年の時に、ワークショップで50曲つくって、それをピアノの練習曲集《春日の50の物語》とした。また、コロナだったこともあり、これを50の映像教材『野村誠のピアノ教室』として、自宅で音楽を楽…

《一人芝居〈コントラバス〉のためのコントラバス四重奏曲》完成

コントラバス奏者の近藤聖也さんの委嘱による作曲も大詰めで、本日、一日手直しを続け、校正作業と譜面のレイアウト、パート譜のレイアウトをして、脱稿。演奏時間だけで45分、全20曲の大作になった。世界初演は2月17日。 《一人芝居〈コントラバス〉のため…

完成間近だが今日中には終わらなかった

本日は、新曲《一人芝居〈コントラバス〉のためのコントラバス四重奏曲》を完成させるべく、一日中、譜面の手直しをしているうちに、一日が終わっていた。でも、まだ修正したいところがあって、明日に持ち越し。 世界初演は、2025年2月17日@杉並公会堂 tige…

鍵盤ハーモニカの達人と/Manuel de Falla &The Spanish Musical Renaissance

鍵盤ハーモニカ奏者の吉田絵奈さんとリハーサル。来年4月20日に絵奈さんのコンサートにゲスト出演する。鍵盤ハーモニカ奏者の方と共演する貴重な機会だが、マウスピースをくわえやすい形に削っておられたり、息を敢えて漏らすことで音色を作っておられたり…

誰でもカワラバンド/尾張名古屋のカワラモノ音楽/あるくみるきくをあじわう

twelveの野田智子さんプロデュース『アートサイト名古屋城2024』に参加。野田さんとは、滋賀県で行った『ガチャ・コン音楽祭』(2021-2023)で仕事をしたが、それ以来。 www.youtube.com 午前中は、極寒の名古屋城西之丸エリアでワークショップ『誰でもカワラ…

ライフ2/いそがばまわれ

吉野さつきさんと、熊本市現代美術館に行き、『ライフ2』展を再度見た。企画は、坂本顕子さん。「ライフ」というテーマを掲げられたら、日常生活の中の意外な側面を見せてくれる展覧会だろうか、と最初に想像したが、社会的なマイノリティの人権をテーマに…

完成間近/吉野さつきさん熊本に

《一人芝居〈コントラバス〉のためのコントラバス四重奏曲》の作曲。ディッタースドルフの協奏曲もとりあえず編曲し、最後のエンディングの部分も書いて、とりあえず、一通り最後まで書いた。全20曲の演奏時間で約45分(ブラームス、ワーグナー、ディッター…

不注意要注意

香港のビザの書類作成の件で、色々不明なことも多く、i-dArtに問い合わせ、いろいろ解決して、最終的に郵便局からEMSで発送。 一難去って、また一難。不注意、要注意。《一人芝居〈コントラバス〉のためのコントラバス四重奏曲》の作曲も大詰めで、全20曲45…

肥後琵琶リサーチ#15

肥後琵琶リサーチの15回目。肥後琵琶乃会の後藤昭子さんと岩下小太郎さんと。お二人から貴重なお話を伺い、肥後琵琶のカオスの世界を丸ごと体感させていただく貴重な機会。 10月に開催された肥後琵琶350年記念のコンサート『此処に琵琶あり』の記録動画を見…

18曲目と19曲目を書く

《一人芝居〈コントラバス〉のためのコントラバス四重奏曲》の作曲は12月10日に完成予定で作業中。昨日の時点で17曲目まで書いていて、今日は18曲目の《美しい音が出せない》と19曲目の《哲学を勉強している友達》を書いていた。既に19曲で、ここまでの演奏…

二胡の奏者/JACSHA会議/ニ長調

東京藝術大学大学院で民族音楽学を学ぶペイさんと会う。ペイさんは、中国の出身で二胡を演奏される演奏家で、様々な民族の音楽が混ざり合う音楽をつくることをライフワークとして考えておられるらしく、先日、芸大ガムランクラブを訪れた時に初対面だったの…