お年寄り「寝耳」に増税　住民税の老年者控除全廃
asahicomに出ていた記事より。



次のような話が出ていた。
年金（277万）を頼りに暮らす大阪府内の男性（７６）と妻（７６）の２人
老年者控除の廃止と公的年金等控除の縮小で
住民税　4000円　→　31100円
所得税　0　　　　→　42000円
さらに
国民健康保険料　35000アップ
介護保険料　20000円アップ

合計12万4100円アップ。
　神奈川県相模原市の市役所市民税課の窓口には「間違いでは？」という問い合わせが寄せられ、電話は鳴りっぱなしになったという。

　そう、間違いだよ。格差社会が悪いとは思わない首相や、ババアが人類最大の害悪などと発言するような知事を選んでいることが。

　まだまだこれからだぞ～。定率減税縮小・廃止、医療費の自己負担分アップと続くからな～。

　庶民の生活はホントに大変。91年から04年までの低金利で国民は304兆円の金利を失ったという。その一方で法人税は税率がどんどん下がるだけでなく、連結納税制度などを使うと、試算によっては以前の3分の1ほどになっているという。要するに弱いところからとる、それだけのことである。これが「改革」ということなのだろうな。

　いやあ、それらしい国になってきた。
　兵隊の半分が飢え死にした戦争、前線の兵士は毎日草の根の汁を吸ってやっと生き延びている一方で軍の上層部は毎晩芸者遊びで当時の旅芸人（のち有名な俳優になる人だが）は「この国の軍隊は世界一嫌らしい集団だ」といっていたそうだ。
　ルースベネディクトの「菊と刀」にも、「お前ら玉砕しろよ、じゃあな」と飛行機に乗って去る上官に対する怒りは大変なものだったと書かれている。これが戦前の「格差社会」だ。
　で、捕虜になった兵隊は自分たちの軍隊の情報をぺらぺらしゃべった。こんな軍隊は見たことがないという。そりゃそうだろうな、私だって腹立つから、「軍の情報を教えてやるから、上官のどたまに爆弾落としてやってくれ」なんていうかも。

　戦前は愛国心があったなんて大間違い。国を愛しているように振る舞うことを強制され、死ぬような目に遭わされる。国を愛しているなら特攻隊に志願しろといっておきながら、上官はニセの胃潰瘍の診断書などを簡単につくって、病気療養しちゃう。
　愛国心どころか、むしろ国に対する憎しみを募らせた、だから、ぺらぺらしゃべったんだろう。愛国心を定めるのは当然？バカだな、欺されて。
　国を愛しちゃいけないのかって？どうぞ。是非国を愛してください。あなたは国を愛しているんだからどうぞ喜んで飢えて死んでね。特攻隊でも何でもいってね。是非欺されたまま、天国に召されてください。私はいや。

　てなワケで、ちゃんとどんな政治家なのか判断する力を持たなきゃダメ。
　チェジウ姫は、「チェジウさんって済州（チェジュ）島と名前が似てますね」なんてオヤジギャグで、嫌らしい話し方の日本の政治家を軽蔑したような目で見ていて、最高だった。済州島ってどういうことがあった場所かも知らない知性と品性の低さ。やっぱりいいなあ韓国の女優さん、特にイ・ヨンエさん。「ラスト・プレゼント」も一回見て泣こうかな。