「もしも悩みがなかったら」（水野敬也・鉄拳）

もしも悩みがなかったら

またまた良い本に出会いました。人生に仕事に恋に悩んでいる人、必読っ！！！(´⊙ω⊙`)

「生きていくのが辛い。 相談する人もいない。 もう何もしたくない……。

そんな、人生に行き詰まった僕のもとに、 突然姿を現した不思議な女の子、「悩美」。 彼女が教えてくれた「悩み」の真実とは？」そのエッセンスを紹介しましょう。

・私は……悩美です。私はあなたの『悩み』ですから、あなたの悩みがふくらめばふくらむほど、私の体もふくらんで……。

あなたが死んでしまうと 困ったことになるといいますか……
あなたが死んで悩みが消えると 私も消えてしまうことになるの
で……

僕と悩美の共同生活が始まった

・まずは栄養のあるものを食べて体力を取り戻しましょう。健全な心というのは健全な体に宿るものです。

・この部屋を掃除してみましょう。部屋の状態は、そこに住む人の心の状態を表すといいますから。

・あなたの悩みを誰かに相談してみましょう。一人で抱え込むと出口がないような気がして、どんどんふくらんでしまうものです。

そ、そうか！ちゃんと栄養をとって体と心を健康にすれば、悩みが小さく感じられる。そうすれば、悩美はどんどん縮んでいくんだ。

・あの日から、私は、ずっとあなたの隣にいたんです。ふくらんだり、縮んだり、ふくらんだり、縮んだり、縮んだと思ったら、ふくらんだり…そうやって、私はあなたの隣にいたんですよ。私は、あなたの隣にいるのが好きでした。あなたは、たくさんたくさん悩んでくれましたから……。

でも、悩んでいるあなた、素敵でしたよ。あなたが悩んでいた理由は、あなたがいつも、何かを夢見ていたからです。悩みをがある人っていうのは、かなえたい夢を持っている人なんですよ。それって素敵なことじゃないですか？

それから一念発起して仕事を探し、資格試験に再チャレンジして、そして合格。だんだん小さく、薄くなる「悩美」との別れが訪れる……。別れのシーンに感動っ！！！(T ^ T)

そしてしばらくして見え隠れする、小さい女の子「だっておじさん、わたしのこと嫌いでしょ？」

・僕の人生には、これからも、つらいことや苦しいことが待ち受けているだろう。
でも、僕はー
悩美を抱きしめながら、悩みと一緒に生きていきたい

いいなあ…深いなあ…。何度も何度も読み返したくなる本だね。超オススメです。（╹◡╹）

もしも悩みがなかったら