『日本の地下人脈 戦後をつくった陰の男たち』『図説江戸東京怪異百物語』『怖い絵』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年7月あたり)。

★『日本の地下人脈 戦後をつくった陰の男たち』(岩川 隆 著/祥伝社/650円)【→amazon】
満洲を支配した革新官僚岸信介は人心掌握術を学ぶ。上海で軍需物資を確保し、巨万の富を得た特務機関長児玉誉士夫は金をばらまく術を知る。A級戦犯をからくも免れた彼らは、いかにして黒幕として君臨し得たのか?戦後の政財界を牛耳るに至った「地下人脈」の全貌を明らかにするとともに、今につながる日本の暗部を衝く、戦慄のルポルタージュ復刊。 ★『図説江戸東京怪異百物語』(湯本豪一/著/河出書房新社/1,785円)【→amazon】
江戸、明治のさまざまな情報源から江戸、東京という地域の怪異譚を抽出し、加えて錦絵、挿絵など、ビジュアル情報が備わっているものを選んで収録。
怖い絵

怖い絵

★『怖い絵』(中野京子/著/朝日出版社/1,890円)【→amazon】
一見幸せな家族『グラハム家の子どもたち』…けれど、この絵の完成後?スポットライトを浴びるドガの『踊り子』…じつは、この時代のバレリーナは?キューピッドのキスを受ける豊満な裸体『愛の寓意』…でもほんとは、このふたり?名画に塗り込められた恐怖の物語。心の底からゾッとする名画の見方、教えます。