元日に京都市東山区の建仁寺に参拝した後、東に約3分歩き、安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)にも参拝しました。
安井金比羅宮と言えば、縁切り神社として有名で、境内にある縁切り縁結び碑(いし)は参拝者に大変人気があります。
3年前の元日にも安井金比羅宮に初詣に来ていますが、今年も近くまで来たことからお参りしていくことにしました。
工事中の境内
安井金比羅宮には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約10分歩くと到着します。
北側の石造りの鳥居。
この鳥居をくぐり南に歩いていくと、朱色の鳥居があり、それをくぐると境内に入ります。
朱色の鳥居をくぐった右手には、安井天満宮の朱色の社殿が建っています。
祭神は、学問の神さまの菅原道真ですから、頭が良くなるように祈願しておきましょう。
朱色の鳥居の左手には、稲荷社と厳島社の祠を収めた社殿が建っています。
厳島社に祀られている市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)は、弁財天として崇められています。
弁財天は、ヘビを神使としていることから巳年の元日にお参りしておけばご利益がありそうです。
財力向上、収入上昇の社ですから、お金が貯まるようにお願いしておきます。
他にも、歌舞音曲・技芸上達のご利益も授けてくれますよ。
商売繁盛の稲荷社も合わせてお参りしておきましょう。
拝殿の前で鈴を鳴らし、賽銭を入れて本殿の前に進みます。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
本殿には、宝船に乗ったヘビの絵馬が置かれていました。
本殿の北側にある八大力尊社。
基礎能力向上の御神徳を授けてくれますよ。
何事も基礎がしっかりしていれば応用も利くというものです。
老朽化した絵馬堂は工事中。
令和9年(2027年)に金比羅絵馬館とガラスの絵馬が新しく生まれ変わるとのこと。
絵馬館には、先代宮司が収集していた大小様々な絵馬が展示されるそうです。
また、ガラスの部屋は、旧神輿庫を回収し「チフーリ館」(仮称)として一新され、現代ガラスアートの巨匠デイル・チリーフの作品「UMINO KAMI(海の神)」をはじめとしたガラス作品などが展示されます。
2年後が楽しみですね。
縁切り縁結び碑には、たくさんのお札が貼られていました。
縁切り縁結び碑の真ん中の穴は、表からくぐれば縁切り、裏からくぐれば縁結びのご利益を授かれます。
いつも、縁切り縁結び碑の前には、行列ができていますが、元日はいつもに増してたくさんの人が並んでいましたよ。
手水鉢に浮かぶ藻。
金魚が泳いでいそうな手水鉢ですね。
水が清らかであります。
東へと延びる参道を歩きます。
参道わきは駐車場になっており、バイクや自動車が停まっていました。
東側に立つ鳥居には、「悪縁を切り良縁を結ぶ祈願所」と記された横断幕がかかっています。
鳥居を出ると、交通量の多い東大路通。
歩道も、人がたくさん歩いていますね。
元日の安井金比羅宮はいつもより混雑していました。
身動きできないほどではなかったですが、もともと境内が狭いので窮屈な感じがしましたよ。
新年の早い時期にお参りしておけば、良縁に恵まれるのではないでしょうか。
この後は、円山弁天堂に参拝します。
なお、安井金比羅宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。