現代社会で、どうしても必要になってくるのがお金ですよね。
お金がすべてではないと言われることもありますが、ないよりもあった方が便利ですし、毎日の暮らしをより良いものにしてくれるのは確かです。
あまりお金に対して、ガツガツとするのはどうかと思いますが、豊かな暮らしを望むことは悪いことではありません。
ということで、今回の記事では、毎日の生活が豊かになるように、金運や財運のご利益がある神社とお寺をいくつか紹介します。
御金神社
京都で金運のご利益を授けてくれる神社として、真っ先に思い浮かぶのが中京区の二条城の近くに建つ御金神社(みかねじんじゃ)ですね。
鳥居が金色なので、いかにもといった感じです。
祭神として祀られている金山毘古命(かなやまひこのみこと)は、鉱山や鉱物の神で金属類、鏡、刀剣、武具、農耕器具などの神として信仰されていましたが、現代では、資産運用の神さまとして信仰されています。
社名も「おかね」と読めるので、金運のご利益を授けてもらえそうですね。
また、御金神社のイチョウの葉を財布に入れておくと、ご利益があるとも伝えられています。
六波羅蜜寺
京都市東山区に建つ六波羅蜜寺には、弁財天を祀る弁天堂が入口付近に建っています。
弁財天は、技芸上達のご利益を授けてくれることで有名ですが、福徳財運の神さまとしても知られています。
なので、弁財天が祀られている神社やお寺にお参りすると財運を授かることができます。
ちなみに六波羅蜜寺は、都七福神めぐりの弁財天に指定されています。
また、六波羅蜜寺には、本堂の奥のお堂に銭洗弁財天も祀られています。
ここでお金を洗い大切に持っていると、お金が貯まると伝えられています。
六波羅蜜寺に参拝した時は、こちらの弁天さまにもお参りしておきたいですね。
円山辨天堂
京都市東山区の円山公園の奥に建つ円山辨天堂にも弁財天が祀られています。
円山辨天堂に祀られている弁天さまは、円山吉水辨財天尊といい、鎌倉時代初期に慈鎮和尚が勧請(かんじょう)しました。
鎌倉時代の刀工の粟田口藤四郎吉光は、弁財天の相槌(あいづち)を得て、吉水の名水で名刀を打ち有名になったとのこと。
このような故事が残っているのですから、大いに財運のご利益がありそうですね。
三千院
三千院には、妙音弁財天像が境内に祀られています。
三千院は、京の七福神めぐりの弁財天に指定されているお寺です。
大原に観光に行ったときは、三千院の弁天さまにお参りをして、財運のご利益を授かっておきたいですね。
長建寺
京都市伏見区の長建寺は、八臂弁財天(はっぴべんざいてん)を本尊として祀っているお寺で、「島の弁天さん」の名で知られています。
長建寺の手水鉢に流れ出している閼伽水(あかすい)は、本尊にお供えする水ですが、これでお札(お金)を洗い清めると財宝が貯まると伝えられています。
出町妙音堂
京阪電車の出町柳駅から西に5分ほど歩いたあたりに建つ出町妙音堂にも弁財天が祀られています。
本殿の本尊は、青龍妙音辨財天画像です。
この本尊は、もとは伏見離宮に祀られており、光厳、光明、崇光天皇と伝承されてきた霊像です。
そのため、伏見御所の弁財天と呼ばれるようになったとか。
特に技芸上達と福徳円満のご利益を授けてくれるということなので、お参りしておけば財運も上がりそうですね。
戒光寺
京都市東山区の戒光寺には、境内に弁財天が祀られています。
戒光寺は、泉山七福神めぐりの弁財天に指定されており、朱色の鳥居の奥の建物に弁天さまが祀られています。
この弁天さまは最澄の作と伝えられています。
また、本尊の5.4メートルもある釈迦如来像は、昔から悪いことの身代わりになってくれると信仰されています。
なので、弁天さまだけでなく、お釈迦さまにもお参りをしておけば、不運を取り除き、財運が上がることでしょう。
美御前社
祇園に建つ八坂神社の境内に祀られている美御前社(うつくしごぜんしゃ)は、美人祈願の社として有名です。
祭神は、多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)、多岐津比売命(たぎつひめのみこと)、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)の宗像三女神で、いずれも美人の誉れ高い神さまです。
特に市杵島比売命は、その美しさが際立っており、また、弁財天と同じ神さまとして崇められています。
そのため、美御前社にお参りをすると、財福にも恵まれると伝えられています。
女性にとって嬉しいご利益を授けてくれる社なので、祇園散策の際は立ち寄っておきたいですね。
以上が、京都にある金運と財運を授けてくれる主な神社とお寺です。
この他にも弁天さまを祀っているところは、たくさんあります。
京都観光の際に弁天さまが祀られている神社やお寺に立ち寄った際は、福徳財運のご利益を授かるためにお参りしておくと良いでしょう。