うさぎ組

ソフトウェア開発、チームによる製品開発、アジャイル、ソフトウェアテスト

ファシリテーターズ・インタビュー 中埜博×安井力×森雄哉(スピンオフ企画) の感想文

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ソフトウェア開発界隈でも影響があるパターン・ランゲージについての動画を見ました。 つい先日、(パターン・ランゲージの創始者であるクリストファー・アレギザンダーの弟子である)中埜さんがパターン・ランゲージについて話すというイベントがあったらしく、それが動画で公開されているっていう。

youtu.be

見て思ったこと

私はパターン・ランゲージについていくつか誤解していたなぁとかいろいろあって楽しかった。

この話を聞いて、井庭さんがプレゼンテーションパターンとかを書いている理由がわかったり、プロジェクトデザインパターンがなぜあのような体系になっているのかもやっとわかった。 私はパターン・ランゲージが何を伝えようとしているかがあまりわかっていなかったんだなぁと。

ただそれにおいてでさえも、次の思いは拭えなかった。

これは単純に考えると、日本語の読解力が低いのかもしれないし、いろいろ思うところがある。 例えば、ソフトウェア開発の書籍というのは僕はだいたい実践できるなーとか、できないなーとか、やり方はこうだなーとかだいたい想像がつく。でも、パターン・ランゲージは読んでいてもできない。 それはある感動を伝える文章であるとすると、僕はいわゆる何かの映画を見たからと言って映画の主人公にはなれないのと一緒で自分がそれを実践できるとは思えない。 ただ、パターン・ランゲージはその感動の本質?を表現し、他の人にもその感動を作り出せるようにすることを目的としている気がする。(特に井庭さんがパターン・ランゲージを紹介するスライドではそう伝えられているように見える。)ので、そういった意味ではまだ(あるパターン・ランゲージ書籍は)瑞々しい文章としてパターン・ランゲージを表現できていないのかもしれない。

じゃあ、どういうものだとわかるのかって話になるんだけどそれ単なる合コン必勝テクニックとどう違うんだろうとか思ったりした。 でも、合コン必勝テクニックみたいなものをネイチャーオブオーダーにあるような15の基本特性にもとづいて構造化すると、じつはパターン・ランゲージとして何かが成立するのかもしれない。。。?

という話から外れて、感動という言葉は日本人的にはちょっと大仰な言葉に聞こえるので良くないかもしれないなーと思ったり、本当は感動のためのパターン・ランゲージをつくりたいのかわからなかった。

建築にしろソフトウェアにしろ、まぁものによるんだけど、「快適な人生」っていうところにフォーカスした具体例が多いなぁと。例えば組織パターン、プロジェクトデザインパターン、フィアレスチェンジ、そしてアレギザンダーのパターン・ランゲージ。 感動を見つけるという意味だと、例えば映画とか絵画でパターン・ランゲージをつくるっていうのが近そうだしなぁとか。ただ、使われ方?みたいのをずっと見ていけるという意味ではエンタメ系は体系化しにくいし難しいとは思うんだけど。

今後

パターン・ランゲージ自体について久しく勉強していなかったし、ネイチャーオブオーダーは立ち読みしかしたことがなかったので、いろいろ勉強していまの仕事に活かしたいなぁと思ったというか、めっちゃ活かしやすいと思ったんですよね。

システム設計ってまさしくセンターの見極めだよなぁというのが最近ようやくわかってきたとかあって。

ということで、こういったイベントにはできれば事前に勉強して参加できるようにしたいなと思いました。可能であれば、中埜さんに仕事を手伝ってもらえるような形をつくりたいなぁ。

参考書籍

パターン・ランゲージ: 創造的な未来をつくるための言語 (リアリティ・プラス)

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パタンランゲージと合意形成プロセスルール

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