車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、乗鞍三名滝のひとつ「番所大滝」の詳しいアクセスと見どころ及び、撮影に関するアドバイスです。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
~ここから本編が始まります。~
「番所大滝」は、黒い溶岩の岩肌を流れ落ちるフォトジェニックなストリームが魅力。
番所大滝 DATA
番所大滝
〒390-1520
長野県松本市安曇4306-5
現地電話なし
専用の有料駐車場(200円)から徒歩約5分
番所大滝の筆者の歴訪記録
※記録が残る2001年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2007.10.10
2008.05.02
2019.08.08
「番所大滝」での現地調査は2019年8月が直近で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2024年8月に更新しています。
番所大滝【目次】
必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集
アクセスと駐車場
番所大滝は、標高約1250メートル地点を流れる「小大野川」にある、幅15メートル ・落差40メートルの滝で、「乗鞍三名滝」の中で最大とされる。
水が途中にあるゴツゴツした黒い岩肌を叩くように流れ落ちるため、豪快なしぶきが滝見台まで飛んでくるため、夏は気持ちがいい。
番所大滝には、約20台が停められる有料の駐車場があり、料金200円を専用の集金ボックスに入れる。
乗鞍三名滝の駐車場では、ここだけが有料だが、その代わりにトイレがあるので車中泊も可能だ。
滝見台はふたつあるが…
駐車場から滝見台に向かう遊歩道の入口に、このマップがあるので、まずはそれに着目しよう。
なぜなら、番所大滝には滝見台が2つある。
この写真は、マップに加筆した赤文字のA地点にある展望台から撮影している。
ただこの展望台は、比較的水量の少ない真夏でもしぶきで濡れるくらいなので、雪解けで水量が増す春先は、ここから撮影するのは厳しいかもしれない。
ただ1日で乗鞍三滝を回りたい人は、ここで駐車場に引き返してもいいと思う。
駐車場からこの展望台までは約5分と書かれているが、帰りは登りになるので、それほど楽ではなかった。
いっぽうこちらはマップBの「滝上展望台」で、滝が流れ落ちる様子が見られる。
ただ枝が邪魔で、写真撮影には適さない。
「千間淵遊歩道」まで行くなら、ついでなので寄ってもいいと思うが、そこまで行かないのなら、あえてこの道を進む必要はないだろう。
「千間淵遊歩道」は穴場のフォトスポット
この写真は、マップCの「千間淵遊歩道」の途中にある「番所小滝」。
素晴らしく絵になるので筆者はお気に入りだが、「千間淵遊歩道」の所要時間は、番所大滝駐車場から往復約90分だけに、ここまで行くと「乗鞍三名滝」をワンデイでまわるのはちょっとハードになるだろう。
なお、残りの2本の滝の詳細ガイドへはこちらから。