HD30GB9 旧型からの改善点
日記ではまだ言及していなかったが、発売と同時に購入して愛用している。音質に関しては、気が向いたらまた別な機会にでも書こうと思うのだが、今回はそれ以上に非常に大きな改善点があったので、それについて言及する。
タグ情報と呼ばれる曲の付帯情報(トラック名、アーティスト、タイトル、ジャンル等)がすっぱりと削り落とされてしまうのである。これではPC側でタグ情報編集用のツールを使用して、綺麗に振られたタグ情報が全く意味をなさなくなるのだ。
MediaKEG HD30GA9のレビューより
本機の旧型になるHD30GA9の一番の弱点、というか使う上での問題点がこの問題だ。この時はiTunesで取り込んだ楽曲についてだったが、実際にはEAC等で取り込んだWAVイメージも同様であり、WAVイメージに対してタグ情報を付加してやっても、それをKMAでHD30GA9に転送するとタグ情報が欠落するのは同じであり、HD30GA9に転送した後に特殊なアプリケーションを使用して再度タグ情報を編集する必要があったのである。
なんと、今回のHD30GB9はKMAを使ってWAVをロスレス変換して本機に転送してもタグ情報が消えないのである。
従来のHD30GA9だと
CD -> EAC等でWAVにリッピング -> .WAVのタグ情報編集 -> KMAでロスレス変換 -> HD30GA9に転送 -> .KLSのタグ情報編集
という作業フローが必ず必要だったのだが、HD30GB9の場合
CD -> EAC等でWAVにリッピング -> .WAVのタグ情報編集 -> KMAでロスレス変換 -> HD30GB9に転送
と、最後の無駄な作業が省略できるわけだ。これは有り難い。(といってもiTunes使いから見れば当たり前なのだが) あと、楽曲と同じフォルダにjpegを突っ込んでおくだけで、本機に画曲を転送した時に、自動的にジャケ写として設定される。元々KMAにあった仕様なのかもしれないが、地味に有り難い。
あと、その他のKMA関連の目立つ改善点としては
- 楽曲をドラッグ&ドロップするだけでHD30GB9への転送が行なえる
- 複数の楽曲を選択してアルバム名やアーチスト名を一括変更できるようになった
等がある。
もともと音質は折り紙つきのものであり、この改善点だけで購入した意味があったというものである。