WINDBIRD::ライトノベルブログ

ライトノベルブログ

to 「出力」 or not to 「出力」

エントリについたソーシャル・ブックマークのコメントに対して、相手のブログのコメント欄で意見を求め、それに対してブログで返答しトラックバックを送る…ってなんかWeb2.0っぽくていいかんじです。


えーと、経緯説明です。


id:ululunさんの
「煩悩是道場」というエントリに対して、
はてなブックマーク - 煩悩是道場 - メモを書く事と自由な発想にて

# 2006年03月27日 mizunotori 文章 「出力してはじめてアイデアとしてカタチになる」とは思わないなぁ。

とコメントしたところ、
http://d.hatena.ne.jp/mizunotori/20060327/1143386216#cにて
さらなるコメントを求められたので、とりあえず何か書いてみる次第です。


私は、直感や想像はイメージ的なものであり、それをメモやテキストなどの形で出力することは不可能だと考えています。いや、できることはできるでしょうが、それは元のイメージを100%表現・再現したものではないのです。


「出力」をすると自分の目で確認できるようになるため、「思考が明瞭になった」「自分の考えを正確に捉えることができた」と感じてしまいます。しかし、それは錯覚にすぎません。「出力」には必ず劣化がつきまといます。


つまり、「出力」するとは、

ではなく

だということです。
…イラストにした方がわかりにくいかも!


えっと、イメージ→テキストという変換作業の際に失われた"切れ端"は、その出力した結果には反映されません。そして、"切れ端"は決して「余計な贅肉」ではないのです。


あ、大元のエントリは「書くことによって思考を妨げられる」という論旨ですが、ここで言っているのは「思考を完全な形で変換することはできない」というものですので。似てるようで違います。


んで。


だから、直感や想像は「出力」せず、曖昧模糊としたまま頭の中に留めておくのがベストではないかと思うのです。もちろん、忘れないためのメモは必要ですが、それもできるだけ必要最小限で済ませる。イメージ的には風船です。"アイディア"を風船とすれば、それが飛んでいってしまわないよう繋ぎとめるための細い糸が"メモ"です。風船をガチガチに固定する必要はないのです。


まあ、そんなこんなで、「『出力してはじめてアイデアとしてカタチになる』とは思わない」とコメントしたわけです。ちょっと…というか、かなり外してる意見だと思いますが、こんな感じでよろしいでしょうか?