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記事一覧

吟詠地無し

杯状穴に五月雨ためて力石(三重之助)デンとして台風一過力石(三重之助)稲の香や以外に小さき力石(茶猫)桜蘂ふる産土の力石(茶猫)下萌えて担ぐ人なき力石(千代子)...

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保土ヶ谷区天王町「橘樹神社」

暑き日も雅楽聞えて石三つ(天野翔)力石三つに暑さ極まれり(天野翔)たすき石さし石とも言ひ持ち上げて天地神明に誓ひしといふ(天野翔)両手かけもち上げむとする力石小学生の父母が笑へり(天野翔)...

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吟詠地無し

力石出番無きまま去年今年(近藤善子)益荒男の汗を知りたる力石(近藤善子)力石担ぐ真似して秋祭(斎藤章)落ち葉降りて積もりて埋む力石(斎藤文乃)雪帽子丸くかぶりて力石(斎藤文乃)...

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越谷市三野宮「香取神社」

南吹くなべて角なき力石(小林ゆきお)水五月風喝采宿る力石(小林ゆきお)力石担ぎ上げたり五月風(小林ゆきお)五月風朱墨の銘の力石(小林ゆきお)...

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吟詠地無し

秋うらら力石抱き恋芽生ふ(秦なつ)のどかさや世変り置かる力石(秦なつ)仏法僧鳴く境内や力石(樋口威虎)力石訪ぬる道に秋の雨(久田青藤)梅東風や四拾八貫力石(秀島千鶴)...

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長野県小諸市与良町「馬頭観音」

梅雨しとど虚子庵裏の力石(山田真砂年)夏草に埋もれ力石二十貫(山田真砂年)夏草の三叉路にあり力石(山田真砂年)男梅雨吹かるるままに力石(山田真砂年)力石冷たし馬頭観世音(山田真砂年)...

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吟詠地無し

寒波来る外湯にどすんと力石(阿保子星)こども相撲の社や注連飾巻く力石(永井三枝)石の上灰桜色雨が降る(伊藤美穂)初春や注連張る力石(いし)の凛として(三重之助)土止めの転用悲し力石(三重之助)...

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江東区牡丹「住吉神社」

竹ぼうき跳ねるや力石(いし)の前うしろ氏子ら集う朝の境内(雨宮清子)力石に片手あずけて草むしり(雨宮清子)神さまの用心棒か力石(雨宮清子)...

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吟詠地無し

悪友の暑中メ-ルにチカラ石(斎藤呆人)力石よりは銀杏拾う妻(斎藤呆人)雪かぶり宮居に耐える力石(三重之助)花蔭に隠れて眠る力石(三重之助)胸の傷やゝ誇らしげ秋祭り(三重之助)...

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久喜市鷲宮「鷲宮神社」

木下闇梃子でも退かぬ力石(萩原陽里)転がりて神楽笛聴く力石(萩原陽里)...

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プロフィール

三重之助

Author:三重之助
(著書・全て岩田書院)①三重の力石②播磨の力石③大阪の力石④東京の力石⑤奈良・和歌山の力石⑥京都・滋賀の力石⑦岐阜の力石⑧長野の力石⑨神奈川の力石⑩四国の力石⑪さいたま市の力石⑫北海道・東北の力石⑬千葉の力石⑭埼玉の力石⑮兵庫の力石⑯新潟の力石⑰山陽の力石⑱富山の力石⑲福井の力石⑳石川の力石㉑茨城・栃木の力石㉒群馬・山梨の力石㉓山陰の力石㉔九州・沖縄の力石㉕静岡の力石㉖愛媛の力石㉗愛知の力石㉘新発見・力石㉙石に挑んだ男達㉚力石(ちからいし)㉛~㊸力石を詠む(一~十三)

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