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ピーターラビットどころじゃない。スコットランドの島でウサギが大増殖。深刻な被害が続き駆除処分を検討中

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(著)

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 スコットランドといえばイギリスつながりでピーターラビットな地。かわいいウサギさんたちが、森の中でファンタジーな生活を営んでいるおとぎ話な世界が広がっていると思いがちなのだが、実際はそんな話じゃなかったようだ。

 英スコットランドの西岸にあるヘブリディーズ諸島の一部、カンナ島。この島で暮らす住人は12人。これに対しこの島にいるウサギの数はなんと1万6000羽。ウサギは地面に巣穴を掘ることで知られているが、あまりに大量のウサギたちが巣穴を掘り返すもんだから、地滑りが発生。現地自治体は21日、ウサギ数千羽を殺処理する方針を発表したそうだ。

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 自然・歴史資産保全団体ナショナル・トラスト・フォー・スコットランドによると、カンナ島で先週起きた地滑りの原因の一部は、地下に掘られたウサギの巣穴のせいで土壌の構造が弱まった為だという。

 この地滑りによって島で唯一の道路は数日間、通行不能となった。同団体は、この辺境にある全長7キロほどの小島を掘り尽しているウサギの数を制限し、「持続可能な」レベルまで戻さなければいけないと警告している。

スコットランド カンナ島

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 カンナ島の住民の1人、ウィニー・マッキノンさんは英国メディアに対し、ウサギたちは島の墓地から埋葬された人の骨さえも掘り返していると語った。マッキノンさんはウサギの増殖ぶりについて「ウサギパイを山ほど食べているけど、追いつかない」と嘆いたという。

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 ナショナル・トラストでは現在、ウサギの殺処理を請け負ってくれる業者を探している。広報によれば最も現実的な解決方法は「撃ち殺す」ことだという。また、殺処理する数について具体的な数字は挙げなかったが、数千羽になることは確実だと述べた。

 カンナ島では006年、ネズミが大増殖するという騒ぎがあった。この時はナショナル・トラストが一掃作戦を立ち上げ、2年かけて、海鳥の営巣地を襲い卵を食べるなどしていたネズミ5000匹を根絶した。ネズミがいなくなったと思ったら今度はウサギである。

 人間が生態系をコントロールするのはつくづく難しいと実感する次第なんだ。

参考映像:パニック映画、巨大ウサギの大進撃より(閲覧注意)

via:io9.afpbb
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この記事へのコメント 63件

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  1. ああー!止めて!殺さないで!!家にもうさぎいるけど可愛いし 癒やされるし 大切な家族
    人間の勝手でうさぎを殺さないで!

    1. うん、みんなもう言ってるけど、ビアトリクス・ポター関連は湖水地方ですね…
      ※1 いや地滑りとか起きてんだし、気に食わないから殺すとかいった話じゃないんだよ…?
      ところで日本のうさぎ大量に住んでる島には、そういうことは起こらないんだろうか?

      1. ※45
        そうなるとウサギの天敵はまったくいなくなり、ウサギはさらに増え続け、餌の植物を食い尽くし、島の地盤はさらに緩くなりあちこちで地すべりが起こり…
        一種の動物だけが異常繁殖した状態ってそう長くは保たれないよ。人間だって増え過ぎて色々問題が出てきてるじゃん。

  2. どこぞの島がマングースを送り込んでああなったから、ちょっと心配ですわ

  3. キツネ狩りとかして捕食動物を根絶するからこういうことになるんだろ。

  4. >スコットランドといえばピーターラビット発祥の地
    ピーターラビットシリーズの舞台はイングランドの湖水地方だけど?
    作者の定住した土地。
    さらに、ピーターラビットのモデルはイギリス土着の野生ラビットではなく
    作者がロンドン時代にペットとして飼っていたネザーランドドワーフ。
    だからこのニュースとピーターラビットをこじつけるのは無理だろうな

  5. 人間がコントロール出来るなんて勝手な思い上がりなんぢゃないかな?

  6. ほっとけば,数年で自然淘汰されそうだけどね、、、。
    猫とかも増えすぎると減るよね。

  7. 取り敢えず処分したいだけなら毒餌をまけば食べるんじゃないかな

  8. また作物被害かーと思ったら地滑りとか。
    そこまで行ったか・・・

  9. ウサギ怖いヲ(´;ω;`)友達の家で追いかけられ
    噛まれてからトラウマ&ウサギ恐怖症w

  10. ネズミもそうだが、天敵がいないんだろう。
    ワシ、タカ、フクロウのような大型鳥類を連れてくるとか、
    ヨーロッパヤマネコやオオカミを連れてくればいいのに。

  11. ネズミ大増殖 2年かけて駆除

    ウサギ大増殖
    生態系が極端に崩れえるんだと思うけど、何やらかしたの?。

    1. ※22
      確か、病気予防&海鳥保護のために🐺を駆除したのが始まりだったような…

  12. 一番早くて確実なのは
    やっぱ天敵作戦なんじゃないかい?
    狼がイイのか狐がイイのかわかんないけど。
    けど下手すりゃこんだソイツらが
    増えるだろうから「そうなった時」を
    ちゃんと考えてからやらんとね。
    ま、しばらくは頑張って毎日毎日
    ウサギパイ食うこったwww

  13. 殺処分じゃなく捕まえて食肉用に出荷すればいいのに。
    欧米じゃ普通にウサギ肉食うんだから。

  14. 最近、沢山の野良犬を殺処分する発表をして保護団体からボコられてる国があったが
    この事例にはどういう反応をするのかな?

  15. 既にパイにはしてるのか…産業にして輸出すれば良いんじゃないかな
    ただ捨てるのはもったいないから
    この記事じゃ分からないけどネズミやウサギが増えたのには原因があるんだろうから
    そこ解決しないとね
    日本も鹿が増えまくってるから人ごとじゃないよなあ
    ジビエ流行らせるしかないと思うわ

  16. なんだよー途中で受け付けられちったよ。
    差別意識が一番どぎついのは、じつは、グリーン何とかじゃね?

  17. 天敵がいないからといってむやみに連れてくると、また別の生態系が壊れる
    肉や毛皮として売り出すっていうのもあるけど、何をしたとしてもこの島は終わりだな
    ウサギかわいいから殺すなっていうけど、そのかわいいかわいいウサギのせいで地滑りが起きて危険な目に合うのはお前。

  18. 学校のうさぎ小屋に犬放たれてウサギ全滅事件とか聞くけど
    ウサギを駆除する訓練された犬放てばすぐ減りそう

  19. 日本でもあるよね。島で山羊や鹿が繁殖して生態系に甚大な被害が出ている例。こういう問題は難しいよ

  20. 「あわせて読みたい」に出てる大久野島の記事にこんなコメントが
    >14. 2010年12月25日 16:02
    >ウサギって穴堀まくるからそのうち島崩れてなくなっちゃうんじゃないだろか
    大久野島もこんな日が来るのかも・・・

  21. キツネを数家族ばかり移植すれば済む話だと思う。
    現在、増えすぎている分は射殺するしかないが放って置いたら再び増殖する。
    もともと居た肉食動物がいなくなったから植生の破壊にまで至っているわけだし、そういう意味では日本のシカ・イノシシ被害と同じ構造だろ。
    日本の場合はオオカミとツキノワグマを絶滅に追い込んだのが原因だから人的被害を考えたら移植は無理だろう(現在の日本各地域のクマ絶滅は酷い)。
    でも、キツネなら人間が殺される心配は無いしエキノコックス病以外に脅威というほどの脅威もない。

  22. 島に12人しか住んでないなら、人間が出てけばいいと思うんですが、、、
    もうウサギたちの楽園の島にしてあげれば?

  23. イギリスのアナウサギは外来種。12世紀に十字軍によって移入されたと考えられており、それ以前にイギリスにはウサギは存在していなかった。
    ウサギの主な利用法ははスポーツハンティングの的。それと食肉毛皮用。
    その後900年を掛けてアナウサギはイギリスで完全に野生化した。
    さて、そのアナウサギなのだがイギリスでは一時絶滅寸前の状態にまで行った。
    理由は人間が駆除用に撒いたミクソーマウィルスによる兎粘液腫での病死。
    兎粘液腫の威力は凄まじく、死亡率はほぼ100%であり、発症後2週間前後で死亡する。治療法はない。
    1953年に撒かれたわずか3年後にはイギリスのアナウサギの99.9%が死滅した。
    そして起こったことは、オコジョやキツネ、オオタカといったウサギを捕食していた動物の激減。
    移入から定着するまでの900年で、アナウサギはイギリスの生態系に組み込まれていたのだ。
    そして今、イギリスのアナウサギはミクソーマウィルスへの耐性をつけ着実に増加している。

  24. ウサギハンティングツアーでもやればいんじゃね
    バス釣りツアーで駆除とかあったし

  25. 捕食動物の導入がベストチョイス。ヒトはなんでもやりすぎるよな。

    1. ※46で既に書かれているけれど人間様の遊びで打ち殺される為だったり、食われるために勝手に連れてこられ、自分たちに都合が悪くなったら皆殺しにされる……昔NZ近郊の無人化した小島でAUとNZの間で頻繁に行われていたアザラシ毛皮狩りの所為で減っていたアザラシのコロー二ーが存在していたが、嘗て牧畜用にその島に連れてこられその後野生化した牛たちがアザラシの子供を踏み殺してしまう事が頻繁に起こるという事で小島の牛はアザラシの保護の為に片っ端から銃殺、しかし本気まぐれで最後の一頭だけは生かし、それを後で調べてみたら現在は存在しない英国由来の牛の純血種だったことが判明し慌てて保護した…… ネットでは一切上げられてはいないが、現地では環境学の中に於いて今でも語られている過去の事件を思い起こさせる内容だ。

  26. 人間12人がどっかに引っ越す方が簡単(つーか安上がり)なんじゃなかろうか。

  27.  島民12人では、すぐに食べ飽きるよね。
     ウサギ肉の輸出に一票(^-^)/~
     脅威的外来種とは言え根絶は副作用が伴いますから、学者呼んで微減の方向で1日に何匹ずつ捕まえればいいのか算出して。 包囲網を狭めるように生息域を制限していけば、ウサギには制限厳しいけど共存も可能・・・かな?

  28. 生態系気にするなら、産業に組み込むのが一番
    生態調査と駆除を兼ねて、とっつ構えた兎で兎パイと革製品を名物にして通販すればいいんじゃね?
    住んでる人も金が入るし、在来種は絶滅しなくていいし、定期的に駆除されつつ兎も保護される
    誰も損しねーぞ

  29. 兎の肉って日本じゃあまり見かけないんだけど、
    欧州じゃポピュラーな食材なんだよね。
    確かに兎ってペットのイメージが強いから食材って聞いた時はギョッてしちゃったw
    兎のパイっておいしいのかな?ぜひ一度食べてみたいな。

  30. 島民もうさぎの着ぐるみ着ればいいんじゃないかい
    近眼だから読んでもウナギパイにしかみえんかったw

  31. ウサギ肉うまいよ
    本当に鶏肉みたいな感じ
    大体どんな料理にも合うから俺に狩らせろ

  32. 人間の勝手で殺さないで!可哀想!
    …とか言う人はそこに住んでみてから、そういうこと言えばいい。
    しかも、自分はウサギを飼ってるってとこがうける。
    一生檻の中に閉じ込めてることも充分「人間の勝手」なのにね(笑)

  33. 台湾で食べた中華料理の三杯兎もなかなかなので
    いろんな国のレシピを参考してみたらいいと思う

  34. >さらに、ピーターラビットのモデルはイギリス土着の野生ラビットではなく
    >作者がロンドン時代にペットとして飼っていたネザーランドドワーフ。
    土着の野生ラビットで合ってると思うよ。
    作者がピーターラビットを書いた時代には、
    まだネザーランドドワーフという種は生まれていない。

  35. ピーター・ラビットのお父さんはマグレガーさんの畑を荒らした報いでパイにされてるね。昔からの応酬なんだろう。

  36. ピーターラビットの元ネタのスケッチ自体がそもそもドワーフ系ではない

  37. 人間も増えすぎなので・・・

    水面下で、わからないところで、ちょっとずつ・・・・

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