
協同乳業研究所技術開発室は、4月23日、腸内常在菌が大脳の代謝系に影響を与えていることを代謝産物レベルで明らかにしたと発表した。この論文は「Frontiers in Systems Neuroscience」に掲載された。
腸内常在菌は人の健康、特に免疫系疾患や大腸ガンとの関与が知られているほか、近年では、肥満や寿命など大腸内環境と直接的に接していない全身系への影響も報告されるようになってきた。
その他、脳との関連性も報告されるようになってきており、腸と脳は、神経系やホルモン、サイトカインなどの共通の情報伝達物質と受容体を介し、双方向的なネットワーク「腸脳相関」を形成していることが分かってきたほか、最近の研究から、腸脳相関の腸管側刺激因子と腸内常在菌が強く関わっていることも明らかとなり、神経発達障害や脳の発達と行動にも腸内細菌群が影響することが報告されている。

これまで、神経伝達物質以外の脳内代謝系への影響を調べた研究は少なく、未だ解明されていないことから、今回、研究グループでは、脳内代謝物の網羅的解析を行うことで、腸内常在菌が大脳に与える影響の調査を行った。
具体的には、同じ両親から生まれた雄マウスを無菌マウスと通常菌叢マウスの2グループに分けて飼育し、7週齢で安楽死後、ただちに大脳皮質に対し、広範囲の成分を分離・分析することが可能なCE-TOFMSを用い、脳内代謝物のメタボロミクスにて網羅的解析を行ったという。

この結果、大脳皮質から196の代謝産物が検出され、中でも23成分は無菌マウスの方が通常菌叢マウスより濃度が高かったことが確認され、その中に、行動と関連深い神経伝達物質「ドーパミン」、統合失調症との関連性が示されているアミノ酸「セリン」、多発硬化症やアルツハイマーとの関連性が知られる「N-アセチルアスパラギン酸」が含まれていることが判明した。
また、23成分中には解糖系中間代謝産物や補酵素NADH、NADP+とエネルギー代謝に関連する成分も含まれており、大脳のエネルギー消費にも腸内常在菌が影響していること、つまり腸内常在菌が宿主の思考や行動にも影響している可能性が示唆されたという。
一方、無菌マウスの方が通常菌叢マウスより濃度が低かったのは15成分で、中には、神経伝達物質の前駆物質である芳香族アミノ酸(トリプトファン、チロシン、フェニルアラニン)や、てんかんとの関連性が示唆されている「ピペコリン酸」、乳児の脳発達に関与していると考えられている「N-アセチルノイラミン酸」などが含まれていることが確認されたという。

研究者らは、今回の結果は、腸内常在菌が大脳の代謝系に大きな影響を与えていることを示すもので、脳の健康、疾病、発達および衰弱、さらにヒトを含めたほ乳類の学習、記憶および行動の研究において重要な基礎的知見となるものとなると説明している。
我々の行動や考えは実は腸内常在菌に操られている可能性ありってことなのかな?腸内には1キログラムもの菌が住んでいると言われており、前にドイツで行われていた研究では、腸内の細菌は人によって3種類に分かれているという報告もあった。これからの主流は血液型占いじゃなく腸型占いになってくる予感がムンムンしてきたぞ。
原始的な生物はほぼ腸だけの存在である為、そこから進化した生物の腸以外の器官はすべて腸が満たされる為のおまけという
ちっ、気づいたか人類め。我々極小にして偉大な腸内細菌が全てを支配していることに!
腹の調子が悪ければ集中できるもんもできなくなる。機嫌だって悪くなる。
腸型占いをするために排泄物を提出するのですね、わかります
バジュラ?
神経ネットワークが肥大化し、進化したものが「脳」であるから
腸で思考することも、ありえない話ではない。
現に、ミミズは脳を持たないが、腸で情報処理を行っている。
そうしろと囁くのよ、私の腸内菌がね
通常菌叢!! キター
「叢」って漢字がこれから旬のキーワードになるかもと思ってる
多くのものが複雑に絡み合い、全体として個性をかたちづくる、そんなイメージ
パラサイト・イヴですね
宿主を自分の有利なように操っちゃう寄生虫って実際にいるらしいな
星新一のショートショートにも腸内菌ならぬ寄生虫に操られる話があったな
まぁ臓器移植とか輸血で性格変わるんだからありえる話だよな。
いままで迷信扱いされてたけど、最近は血液型と性格の因果関係も再研究されてるらしい。
バジュラはね、お腹で感じるんだよ。
だっけ?
ヨガかなんかで腸で考えるとかいうけど
こういうことなのか??
性格の面で憧れている人、こういう考えや行動が取れる人っていうのがいるとして、
その人のような正確になりたいって思うなら、それこそ、その人のウンチョを食べれば可能なのかもしれない。
今回の研究はあくまで脳内物質を見ただけでしょ。
それだと極端な例、単に腸内細菌による腹痛でも脳内物質は影響されるでしょ。
実際、腸内細菌によって代謝などに変化が出ることは説明されてるんだから、体の代謝が変化すれば脳も影響を受けるのは当たり前。
因果関係というか不確定要素が多すぎて、結果論でしか無い気がする。
こういう現象が起こることは分かった。でも仕組みや因果関係はさっぱりわからない。
パブロフやった犬の研究と大して違いないんじゃない?
ありがとう新しい遅刻の理由教えてくれて『腸内常在菌がちょっとアレでして・・・』
腸内細菌のタイプは生まれてから数時間くらいで決定されて(人から移って)、生涯変えられないとか聞いた。
赤ちゃんに触れた誰かから移るらしいけど、そんなもん知らんしw
赤ちゃんに触ってもらう職業とか出来るかも。
操られるってすぐに思いつくけど、
むしろ人間が自分の行動を脳で完全に意識して動かしてると思ってることが間違い
無意識のうちにいろんな内外の環境に操作されてるのだろうね
重要なのはそれが本人にとってイイことかワルいことか
たぶん腸内共生細菌はそんなに宿主に悪いことしないと思うんだけどな
菌の種類とか割合とか、大人になってからでも変えられるの?
変えられるなら変えてほしい。集中力がつくようなバランスに
やっぱり自分好みのタイプの人を発見したら、その人のウンモを注射器に詰めてシリアナから注入Ok?
これって、腸内常在菌の代謝物質の話でしょ。
それが腸脳ネットワークを伝わって、脳まで伝達されてますよって事だと思う。
当然、脳は感情思考健康の影響は受けるが、あくまでも考えるのは脳みそ。
しかし、もし悪用されたら怖いよね。
※23
何がやっぱりなんだw
ミトコンドリアは働きがよくわかっていないのと同じにおいがする
「何を食べているかでその人がわかる」とかじゃないけど、間接的に大きな影響力を持っているのは、わかる気がする・・・
逆に腸内菌をコントロールすれば思考もコントロールできるのかな。
ここぞと言う時に一杯引っ掛ける代わりに腸内菌ドリンクみたいな。
腸内菌が俺にもっと輝けと囁いている
つか思考や行動はあらゆるものに影響を受けているんだから菌の存在のみが思考や行動に影響を与えないと考える方がおかしい。
上にもあったが腹痛といった体調もそう、気温や日光もそう、女性は生理によっても影響する。
ハリガネムシが腸内に規制して宿主の行動を制御するのもそういう物質からによるのかな
タイトル見てレウコクロリディウム連想しちゃった
腸内細菌のバランスが狂う
↓
代謝が狂う
↓
ホルモンバランスが狂う
↓
性格が変わる
影響がないとは言わないが風桶に近いよな
それはなんて言うマクロスF?
かもすぞー
リアル雛見沢症候群か
たしかウォールストリートジャーナルでも
精神的ストレスは脳からではなく、胃腸から~
とかっていう記事出していたな
腹がもやもやしたり、ゆるいだけでも、メンタルダメージになるくらいなんだから、そら影響あるだろ
その種類、数を操作して好影響、悪影響を自在に操れるようになった。とかなら話題として良いけど、こんなもん今更感
ねずみちゃんカワイソス
単に個体差な可能性も
日本人は昔から知っていましたよ
だからこそ、その人の思いや魂を完全に絶つため、切腹を行っていたのです
昔の人は腸にこそ、人の思いや魂が宿っているのを知っていたので、祟りなどを防ぐため切腹をするようになったのです
あとすこしで胃腸が弱い人に
悪い人は居ないという科学的根拠が示されるな
日本人は昔から知っていた。
なぜかイライラ=「虫の居所が悪い」「腹の虫が収まらない」と。
腸内細菌とか細胞のひとつひとつが「国民」であり
脳は「政府」であるというような感じかな
腸内が悪玉菌に乗っ取られてると悪人になるのかもね
「腹の底」というような言い方はここから来るのかな
あと「寄生虫がいる人特有の性格」というのもあると思うよ 多分ね
下痢をすると、意識してヨーグルトを食べる。
腸内細菌の補充の意味で。
おかげで腹いたも起こらず、風邪もEC剤で予防できている。
文明の進歩に感謝する一日一日だな。
この記事に改めて賛同する。 年末にノロウィルスにかかって、死にそうなほどの吐き気と下痢から治ったときにはそれまで好物だったものが全く受け入れられなくなった。 食べてもおいしく感じないし、なんだか胃が受け付けない。
「似たもの夫婦」ってのはある意味「食べ物も同じ」って事で
腸の環境も似てくるから何となく性格も似てくるのかもね。
民族としての遺伝があると思うから納豆をよく食べてる。
ヨーグルトはあんまり食べないと言うか、体に合わない。
ヨーグルトメーカーとミキサー買って
毎日バナナヨーグルトジュース作って飲んでたら
不安神経症が落ち着いたのはそういうことか
幼児期から毎朝欠かさずヨーグルト食べてるうちの子供は
対人能力が異常に発達している・・・恐るべしヨーグルト
心は脳にある、というのはたいていの脳科学者が認めるところだが、じゃ脳にだけあるのか?他んとこにもあるんじゃないのか?と訊かれるとかなり自信がないらしい。
「日々の消化活動に忙しいなか集まってもらったのはほかでもない、
宿主達にこんな情報が広まっているそうだ」
「懸念すべき事態ですな」
「・・我々の宿主への介入自体を、
彼らが拒否するのか?」
「その可能性もあり得るわね。」
「よし、宿主の意志により強力に割り込もう。」
日本語の表現には『胆力がある』、『肝がすわっている』など肝臓にちなむ言葉がある。しかし、腹にちなむ表現は非常に多い。腹を割って話し合う、腹を据える、腹を決める、腹を合わせる、腹を読む、腹で考える、腹黒い、腹づもり、腹が出来ている、腹が煮え繰り返る、腹に何も無い、腹芸、腹づもり、腹が大きいなど、やはり昔の日本人は既に知っていたのか。最近はあまり使わなくなったような気がするが、日本人には腹に対する拘りがあったのだろう。
51 の言う通り、普通は頭が考えるところ「なぜか腹」なんだよね。腹黒いなんかそう、黒いこと考えてるのは頭のはずなのに腹。