次女の恋愛小説家デビュー
空想(妄想?)が好き。
よく
と言っては、せっせと自作の本を作っている。
出来上がると、私のところにやってきて
披露してくれる。
最高に面白いのもあるし、
話が前後してよくわからなのもある。
しかし、褒めてこそ伸びると思って
褒めちぎることにしている。
本人それに大満足して
また新たな作品に意欲を燃やす。
大抵一気に書き上げて、
すぐに見せてくれる次女だが、
先日、書きかけの小説が机に
置きっぱなしになっていた。
読んでみて・・・驚いた!
今までの作風は
さくらちゃんは、たんじょう日に
人形のうさぎを買ってもらいました。
それは300円だったので、
お母さんが
「もうちょっと買っていいよ」 と
言ってくれました。
だから、さくらちゃんは、
おはじきを買ってもらいました。
「それでいいの?」
とお母さんがいうと
「だめ」とさくらちゃんは言いました。
だから、おもちゃを買ってもらいました。
「1万円こえるまで買っていいよ」
って言われたので、
うさぎの人形と合わせて1万円でした。
この話、
要所要所に次女のリアル願望が
散りばめられている。
他にも巨大プリンを食べる話、
ぬいぐるみと友だちになって遊ぶ話など
SF的な内容も多い。
ところが、今回のこの話は
次女初の恋愛小説のようだ。
タイトルからすごかった。
『ハートラーブキス』
恐らく小2の次女が思いつく限りの
キラキラ言葉を繋げてみたという感じか?
そして、今回は次女が描いた挿絵ではない。
嵐のCDジャケットをコピーした
切り抜きが貼られていた。
恐らく自分の画力では、
恋愛小説には向かない、
リアルさに欠けると思ったのだろう。
読み進めて笑ってしまった。
これが、小2の子どもが持っている
精一杯の恋愛への妄想力なのね。
夫と長女にも読ませると、
2人とも
「傑作中の傑作!」
「本屋さん大賞狙えるよ!」
と褒めちぎったので、
次女もすっかり気をよくしている。
まだ未完成ながら、
先生の掲載許可を得たので
私のイラストとともに
修正なしでここに載せたい。
( )内は私の突っ込み
ドラ
(ラーブ、なぜ伸ばす?)
ある日、私の学校にかっこいい先生がやって来た。
(私もこんな先生がいたら
毎日用事を見つけて学校に顔を出すわ)
私からプロポーズだと思うと、
(いきなり早くないか?)
先生からプロポーズ
(先生もいきなり過ぎる!)
(なんとストレートなプロポーズ)
と先生がくれたものは
(キターーーー!!
プロポーズの時、
もらえるものと言ったら!!)
(なぜ、チョコなんだ?)
(花より団子 指輪よりチョコ?)
私
でもなんとつたわった。
(伝わってよかった!)
なんと年も同じ
(先生が小2?)
私はそれをきいて
(普通、そう思うよね?)
そのさきにまってるのは、けっこんかも。
(えっ? なぜ消した?)
この小説は、
今我が家で大ベストセラーになっている。
我が家を訪れた人は皆、
夢中になり、そして口を揃えて言う。
ところが、先生は
なかなか先を書いてくれない。
私はわかってる。
恐らくその先につづく発想が
まだ先生の経験上、
頭の中どこを探しても出てこないのだと。
この先のストーリーが書けるようになるのはいつなのか?
焦らないでいいわ。
先生、期待せずに待ってますから〜。
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あれは、小5の夏休み。毎日朝、漫画を描いて母に見せていたのですね。5日目くらいで飽きてしまって、今日でこの連載は終わりにしようと、とりあえずは描いて、キッチンで水仕事をしていた母のところに持って行った。私が漫画を持って行くと、濡れた手をエプロンでササッと拭いて、その場に立ったまますぐに読んでくれたのですね。そして、今日も面白かったと言ってくれた。普段漫画なんか読まない母が、私の漫画を楽しみにしてる?(今思えば、付き合いだったと思うんだけど)すごく嬉しくて、そして、なんだか売れっ子漫画家先生にでもなったような誇らしい気持ちになり、母のためにも止めるわけにはいかない!と強く心に誓った。
でも、10日を過ぎた頃、先生はスランプに陥り、休載。そして、現在に至る・・・。
コメント
コメント一覧 (1)
今は誇大妄想おばさんね(笑)
小さいときは、自分に山川百合という第2の名前をつけて、電信柱ごとに「お嬢様の為に門を開閉します」と心で唱え、見えない門をくぐり、見えない執事に頭を下げてたわ(笑)