城戸家の誇り
とは、「伝説的人物」をさすんだけど、ここではジャンプの葛西選手のこと。
いやあ、夜中の二時半に起きて観ましたよ。
ジャンプのラージヒル。
まずは、読んでください。
五輪=銀メダル獲得の葛西、年下のライバルたちが称賛
2014年 02月 16日 14:14 JS [ローザクトール(ロシア) 15日 ロイター]
ソチ冬季五輪のノルディックスキー、ジャンプ男子ラージヒル(HS140メートル、K点125メートル)で銀メダルを獲得した41歳の葛西紀明に、ともに表彰台に上がった年下のライバルたちが賛辞を贈った。 数多くの有力選手が強風に苦しむ中、葛西は豊富な経験を生かし、139メートルと133.5メートルの大ジャンプを披露。地元ロシアのファンの声援にも後押しされ、着地も見事に決めてトップに立ったが、最後に飛んだカミル・ストッホ(26、ポーランド)に僅差で抜かれた。金メダルは逃したが、ジャンプでは五輪史上最年長メダルを獲得した。 葛西は1992年アルベールビル五輪から、7大会連続の五輪出場。1994年リレハンメル大会の団体で2位に入ったが、個人種目でメダルを獲得したのは今回が初めて。 葛西について、ノーマルヒルとの2冠を達成したストッホは「偉大な人」と表現。しかし「15年後にはどこかのビーチで横になり、ゆっくり過ごしていたい」とし、葛西とは違い、40歳を過ぎた頃には現役を引退しているだろうとの考えを示した。 また、銅メダルを獲得したペテル・プレブツ(21、スロベニア)は、葛西に対して「大きな敬意を持っている。彼は僕が生まれる前からワールドカップに参戦していた。僕にとって、彼は今後の競技生活の刺激になる」と語った。 あきらめないことが信条だと話す葛西は、今後も現役を続行する予定。韓国の平昌で開催される2018年五輪での金メダル獲得に意欲を見せた。
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最初、風のために遅れていると聞いて、ひょっとして開催されたとしても風の影響を受けて失速なんてことになるのかと思いきや、
やってくれました。
一本目、思わず右手を握りしめた。
二本目、両手を握りしめ、涙チョチョ切れた。
だいだい7大会連続出場って、24年間もオリンピックに出続けたということは、ひょっとしたら若い頃戦った相手の子供が今回出場していたなんてこともあるわけで、親子と対決しちゃいましたなんて事も可能なわけで、スゴイ、の一言では済まされない程の伝説的人物だと思う。
スポーツの世界で親子ほどの歳の差で戦えるのは、ゴルフだけと思ってたけど、ジャンプもその可能性があるということを世界で始めて示した葛西選手の功績はとても大きい。
すなわち、ジャンプ競技では身体能力だけじゃなく、経験や耳と耳の間がとても重要ということで、そういうことなら、もちろん次のオリンピックでは金メダルをとって欲しいと思う。
一方、
高梨選手、
残念でした。
彼女の実力なら90%は金が確実なのに、プレッシャーなのか、神様のいたずらなのか、みなさまご存知のとおりメダルには手が届かず。
けど、高梨選手は根性のある人だから、逆にこの結果をバネにして、さらなる努力と経験を積み重ねて、4年後には神の領域にまで達すると思う。
そして、7連続を越える8連続、9連続オリンピック出場を果たし、女レジェンドと呼ばれるようになって欲しい。
それにしてもアルペン陣は不甲斐ないね。
レジェンドとして山形県出身の海和俊宏選手に復活してもらいましょうか。
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渡部暁、常に王者の心構え…トイレも必ず真ん中
【ソチ=読売取材団】ソチ五輪は12日、ノルディックスキー複合の個人ノーマルヒルで渡部暁斗(25)(北野建設)が銀メダルに輝いた。
日本勢の複合のメダルは、1994年のリレハンメル大会以来、5大会ぶり。11日のスノーボード男子ハーフパイプでは、15歳の平野歩夢(バートン)が2位となり、冬季五輪の雪上競技で史上最年少のメダリストとなった。平岡卓(18)(フッド)も3位で、ともに今大会、日本勢初のメダル。
河野孝典(現全日本コーチ)以来、20年ぶりのメダルに渡部暁は、「この20年間、いろんな方が引っ張ってくれて、今のチームがある。先輩方には、すごく感謝している」。長野大会以降、歴代のエースが届かなかったメダルを獲得し、言葉に万感を込めた。
前半飛躍で3位以下を20秒以上引き離す2位につけたことが、メダルを呼び込んだ。後半距離は、昨季のワールドカップ(W杯)個人総合王者のフレンツェル(独)とのマッチレース。最後は力尽きたが、ゴール後は互いに笑顔で肩を抱いて健闘をたたえ合った。
長野県白馬村出身。1998年長野五輪をきっかけにジャンプを始め、中学から複合に進んだ。早大―北野建設という経歴は、90年代のエースで、「キング・オブ・スキー」と言われた荻原健司と同じだ。
現在の所属チームの荻原部長からは「常にチャンピオンとしての心構えを忘れるなと言われている」。例えば、トイレに入るときでも、三つ並んでいれば必ず真ん中を使う。表彰台で両側に2、3位を従えるイメージを植え付けるためだ。
W杯は4勝だが、五輪のメダルは格別だ。「五輪のメダルを取れないで、『W杯の方がレベルが高いんだよ』と言っても説得力がない。今後の僕の発言にとって大きいこと」と喜ぶ。
次の出番は18日のラージヒル。「今度こそ金メダルを取って、真ん中に立ちたい」と渡部暁。「キング・オブ・スキー」への道を歩み続ける。(三室学)
(2014年2月13日06時06分 読売新聞)
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ということで、やってくれました。
ワタベアキト選手。
いやあ、20年ぶりでしたか、複合でのメダルは。
かつては荻原兄弟が君臨していた日本のお家芸の男子複合。
やりましたねえ。
しかも、早稲田大学卒業ということで、
我が後輩ですよ。
先の小保方晴子博士に続き、やってくれました早稲田の卒業生。
ぜひ、ラージヒルでも頑張ってください。
同じアキトでも、どこかのアキト准教授は女子学生ばかり集めて、セクハラ・アキトなんて呼ばれてるんだもんなあ。
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Xデー(エックスデー)とは、起こることは確定的であるが、いつ起こるか予測できない重大事件が起きる日を指す俗称である。
と、
Wikipediaには書いてるんだけど、管理人が口にする「X-Day」はちょっと違う。
すなわち、
ゴルフを3年前に始めた管理人、
本やDVDで勉強し、切磋琢磨してめきめき上達している。
まあ、上達曲線は右肩上がりなわけ。
一方、
ゴルフ歴うん十年のベテランたち、
かつてはシングルプレイヤーでも、最近は力も衰え、感覚も鈍り、
かつてのスコアは出せず、
実力は右肩下がり。
ということは、
管理人の上達曲線とベテランの下降曲線が交わる日が絶対に来るわけで、これを「X-Day」と呼んでいる。
ということで、
この3年間で、多くの先輩ゴルファーたちに、次々とこのX-Dayを提供しショックを与え続けてきた。
で、
最近のこと、またまたX-Dayを実現した。
こないだ、山形は雪のためゴルフ場はクローズなので、車で2時間かかる福島県のいわき市まで遠征。
バイロンネルソンCC。
メンバーは、米沢市内の温泉旅館と飲食店経営のHさんと電気屋さんのAさん。
お二人とも40代で、仕事では脂の乗り切ったバリバリの現役。
ゴルフ歴は10年程度。
もちろん、このお二人には勝利。
そして、
もう一人が、今回めでたくX-Dayを迎えた鮒太郎(仮名)。
このベテランゴルファーは昭和33年のイヌ年生まれの同年代。
ゴルフ歴は20年以上。
かつては、80台で回っていたらしい。
これまで数回勝負をするものの、僅差で惜しくも破れていた。
鮒太郎曰く、「あと10年は負けないね。」
いやあ、憎たらしいことを言うですよね、初級者を捕まえて。
ただ、
彼の左ひざの流れる不安定なスイング、びびったバンカーのヘタさ加減、および自分自身の上達曲線から、鮒太郎の下降曲線と交わる日はかなり近いと予想していた。
で、
こないだ、前半からシーソーゲーム。
最終ホールで3メーターのパットを入れれば管理人の勝ちと言うプレッシャーのかかるシチュエイションでお見事カップイン。
一打差の勝ちでしたけどね。
鮒太郎の悔しがること悔しがること。
今では、あの時は「わざと負けてあげた」なんて負け惜しみを言うんだけど、
いやあ、気持ちよかったなあ。
まあ、冷静に、第三者の判断として今年は8勝2敗で勝ち越せる。
いつでもどこでもだれとでも挑戦を受けるからね、鮒太郎さん。
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「サーモントラウト」使っても「サケ弁当」はOK 食材表示案 消費者相が見解
食材の虚偽表示問題を受け、消費者庁が昨年12月に公表したメニュー表示のガイドライン案を巡り、森雅子消費者担当相は7日の閣議後記者会見で、「サーモントラウト(ニジマス)」を使って「サケ弁当」と表示しても必ずしも景品表示法違反にはあたらないとの見解を示した。
森消費者相は、表示された食材の半値以下のものを使うのは、消費者に著しく優良だと誤認させ不当表示にあたると説明。そのうえで「一般的に消費者が認知し、値段が安価で両者の間に差がない場合は違反にならない場合がある」と述べた。
表示対策課は「一般的なサケ弁当でサーモントラウトを使った場合、消費者に著しく優良と誤認させるとはいえない」と説明。一方で「包装にクマがサケをくわえている絵や、北海道産サケと表示しながらサーモントラウトを使うと違反の恐れがある。表示全体で判断する」としている。
ガイドライン案は、サーモントラウトは標準和名が「ニジマス」であり「サケ」と表示するのは問題があるとした。外食業界側は「消費者に広く認知されている」と見直しを求めていた。
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いやあ、まあ、なんなんですかね。
ニジマスの釣り堀が各地にあって子供から大人まで楽しんでいる今日この頃、ニジマスはニジマスとして昔から認知されているし、ニジマスをサーモントラウトと呼ぶひとはいません。
しかし、東洋経済によると、外食産業では、
たとえば、「ほっともっと」の「しゃけ弁当」には、サーモントラウトが使用され、サーモントラウトは、サケ目サケ科に属する魚であり、サーモンとして広く認知されていて、消費者に分かりやすく伝えるという点を考慮して、『しゃけ弁当』という表示にした」と説明しているんだけど、これって「消費者」じゃなくて、外食産業関係者間では、サーモントラウトがサーモンとして広く認知されているということなんでしょう。
ほかにも、吉野家の「牛鮭定食」には、サーモントラウトが使用している。表示の理由はほっともっとと同じく、「サケ目サケ科に属する魚」という理由らしい。
だいたい、「ニジマスがサケとして広く認知されている」って、どこの国の話をしてるんですか?しかも業界ではサーモントラウトと読んだり、トラウトサーモンと読んだり、まちまちだし、明らかにニジマスをより高級に聞こえるサケの一種に思わせようとする意図が見え見えじゃないですか。
ニジマス弁当をしゃけ弁当として売るのは、完全な偽装でしょう。
だいたい、マスと言えば、富山のマス寿司は、とてもおいしいし、安っぽいイメージないし、もともとは天然のサクラマスが使われてたそうだけど、輸入物のマスなんかが使用されてたとしても、マス寿司はマス寿司で、問題ないし、おいしそうだし。
だから、ニジマスをサーモントラウトと読み替え、さらにサーモン(サケ)として売るのは、偽装だと思う。
そんなことが、許されるなら アナゴをSea Eelと呼び、さらにウナギとして売るのも許されることになる。
おかしいですよ。
外食産業関係者のこういうセコさというか、ズルさが、今回の大偽装大会の根幹にあるんじゃないかと思う。
これからは、「しゃけ弁当」は、「マス弁当」でいいし、「しゃけ茶漬け」は「マス茶漬け」、でいいんじゃないですか。
でないと、本物のサケを使ったしゃけ弁当とか、しゃけ茶漬けはどう呼べばいいの?
「本物のしゃけ弁当」ですか?
ひょっとして、本物のしゃけ弁当なんて存在しなかったりして。
キングサーモン釣り師として、この辺のところは許せないんだなあ。
まず、読んでください。
日経から:
科学技術立国を支える研究人材に厚みを
日本の科学技術を支えている研究人材が減り始めている。総務省の調査によると、企業や大学、公的研究機関を合わせた研究者の総数は2013年3月末時点で84万人と、前年より1%減った。とりわけ民間企業で減少が著しく、技術者らを含めて同2%減った。
少子高齢化が進み、日本の労働力人口は1998年をピークに減り続けている。研究者の減少も一過性ではなく、団塊世代の退職が続き、これから本格化する公算が大きい。人口減少という背景があるとはいえ、放置はできない。
天然資源が乏しい日本にとって、経済成長や豊かな生活水準を維持するには科学技術が欠かせない。安倍政権は成長戦略の柱のひとつに「科学技術イノベーション立国」を据え、世界で活躍できるグローバル人材の育成を掲げた。
だが研究者の層自体が薄くなることへの危機感はあまり感じられない。優れた製品やサービスの源泉になる独創的な成果を生むため、人材の厚みをどう保つか。政府は中長期的な視点で理工系人材の育成策を真剣に考えるべきだ。
まず若手の処遇改善が必要だ。就職難で大学の理工系学部が人気だが、企業の技術系採用枠は増えていない。大学では任期制で収入が不安定なポスドク(博士研究者)が増え、将来への不安から若手に閉塞感が広がっている。
政府は研究費を増やした企業を税制面で優遇する制度を設けている。たとえばこれを拡充し、若手研究者を多く雇用した企業も優遇できないか。優れた発明をした社員への報奨を手厚くするなど、企業自身の努力も要る。大学でも年功ではなく実力で教授に登用する仕組みをもっと広げるべきだ。
女性研究者を増やすことも重要だ。研究者に占める女性比率は日本は14%と、英国の38%、米国の34%などに比べて大きく見劣りする。出産や育児と研究との両立が難しいことが壁になっている。
育児中の女性研究者に日常生活の世話をする補助員をつける制度を始めた大学もある。新たな万能細胞を発見した小保方晴子リーダーが所属する理化学研究所のように、女性が活躍しやすい環境を組織として考えることも大事だ。
これまで人材育成策は有力学者や官僚など年配男性の視点でつくられてきた。政策づくりから若手や女性に参加してもらい、挑戦心あふれるフレッシュな理系人材を育てる戦略が要る。
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ということですけど、これって10年以上前から言われ続けていること。
なにを今さらと言う感じ。
まず必要なことは、アメリカのように理系でも大金持ちになれる社会を作ること。でないと、子供をわざわざ理系に進ませないでしょ。
企業でも、研究者とか技術者とかが優遇されてるとは思えない。
だから、韓国とか中国に出稼ぎに行くわけ。
今の状況にhappyだったら、だれが週末に韓国にまで行くんでしょうか。
それと、根本的に理科好きの子供を増やすことが重要。
単純に今の文部科学省の学習指導要領に沿った教育で、そんな理系が生まれるとは思えない。
実は、先週末。
興譲館高校で開かれた東北地区のスーパーサイエンス高校(SSH)のイベント。
地元大学の研究者として、「サイエンスカフェ」で1時間半程の講演と対話をした。
高校の科学の先生より、バリバリの現役の研究者と話すことがどれだけ彼ら、彼女等をインスパイヤすることか。
高校ではSSHに限らず、どんどん積極的に大学の教員を活用すべきだと思うし、文部科学省もSSHに限らず、予算を付けてこのような事業を推進すべきだと思う。
で、きょうは、小学校。
市立東部小学校の評議員を仰せつかっていて、委員会と懇親会。
昼頃に行くと、まずは給食の試食から。
ビビンバとわかめスープですよ。
いやあ、いまどきの小学生は恵まれてますよね。
40数年前の小学校の給食って、単なる栄養補給的食べ物でしたもん。
引き続き、授業参観。
1年から教室を回ったんだけど、1年生のかわいいこと、かわいいこと。
まあ、見てください。
いやあ、この子たちが大人になる頃に、この国はどうなってるのかと思うと、我々の世代が基礎を築いてやらねば日本は沈没していると、つくづく感じた。
日本にはそう言う意味で、まだまだ未開拓の資源が眠っている訳で、それをどう発掘するかというのは、教員の仕事だし、待った無しで改革して実行しなければならないと思う。
コン校長、評議員に任命していただいて有り難うございました。