SSH
文部科学省は28日、重点的に理数教育をする2012年度の「スーパーサイエンスハイスクール」(SSH)に73校を新たに指定したと発表した。
内訳は国立3校、公立57校、私立13校。このうち38校は以前にも指定を受けていた。継続校と合わせた12年度のSSHは178校となる。東日本大震災で被災した東北地方の高校も含まれ、岩手県立釜石高校の研究課題は「復興と持続的発展に寄与する科学技術を持った人材の育成」。宮城県仙台第一高校や福島県立福島高校も復興などに向けた研究を挙げた。
本県からは鶴岡南と米沢興譲館の2校が選ばれた。16年度まで5年にわたって取り組む。本県の高校の指定は02年度から3年間取り組んだ米沢興譲館以来。
構想によると、鶴岡南はゼミ形式の授業などを通し、科学リテラシーやICT活用能力を身に付けさせる。米沢興譲館は「異分野融合サイエンス」を掲げ、卓越研究者となり得る人材を育てる。両校とも学校独自の科目の設定や、大学など地元研究機関との連携を想定している。
SSHに指定されると学習指導要領に縛られない授業を行うことができ、高度な内容に取り組めたり、授業時数を増やすことができる。学校が文科省に提出した事業計画に基づいて予算が配分される。機器購入などを伴う場合、初年度は1000万円規模の予算が付くケースもあるという。県教育委員会高校教育課は「本県理数教育の原動力になってほしい」としている。
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よしよし、
教育県はこうでなくっちゃね。