水田伸生
みずた のぶお 水田 伸生 | |||||
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生年月日 | 1958年8月20日(66歳) | ||||
出生地 | 日本・広島県広島市南区 | ||||
職業 | 映画監督、演出家 | ||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台 | ||||
事務所 | アミューズ | ||||
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水田 伸生(みずた のぶお、1958年8月20日[1] - )は、テレビドラマ演出家、映画監督[2]。元日本テレビ放送網執行役員情報・制作局専門局長、元日テレアックスオン執行役員。
来歴
[編集]広島県広島市南区出身[2]。広島市立舟入高等学校(28期生)時代はバレーボール部で全国大会にも出場した[2]。原田真二は高校の同級生[3]。日本大学芸術学部演劇学科卒業後、1981年に日本テレビに入社した[2]。入社後はテレビドラマの制作に携わる。『池中玄太80キロ』等の助監督を経て[2]、明石家さんまと組んだ『恋も2度目なら』(1995年)、『恋のバカンス』(1997年)、『甘い生活。』(1999年)のチーフ演出等で注目を集め[2]、『奇跡のロマンス』(1996年)、『お熱いのがお好き?』(1998年)等[2]、主にホームコメディを得意とした[2]。また多くの作品を演出と同時にプロデューサーも兼務[2]、舞台演出等も手がけるなどして[2]、「日本テレビのエースディレクター」の座についた[2]。また、明石家さんまの舞台演出も手掛ける。一時期、バラエティ番組の制作にも携わっていた。
その後、映画事業部に異動し[2]、映画のプロデュースとテレビドラマの演出を並行して手がけ[2]、2006年に『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』で映画監督デビュー[2]。
2000年代に入り、急増したテレビディレクター出身で映画とドラマを往来する監督の一人だが[2]、民放キー局の社員という立場で映画を撮り続ける環境にあるディレクターを多くはない[2]。なおかつ、テレビドラマの劇場版ではなく、映画オリジナル企画を順調に撮り続ける水田の存在は希少である[2]。堅実さゆえの作家性の乏しさを指摘する評価もあるが[2]、集団劇のホームコメディと、そこに加えられる人間観察力を評価する向きもある[2]。
2010年、『Mother』で第65回ザテレビジョンドラマアカデミー賞監督賞を受賞した。
2014年6月1日付で日本テレビ放送網制作局専門局長。以前は、コンテンツ事業局映画事業部チーフディレクター(演出家・映画監督)兼プロデューサー→制作局専門局次長兼シニア・チーフ・クリエイターだった。
2014年、『Woman』の演出により芸術選奨文部科学大臣賞放送部門を受賞。
2016年6月1日付で日本テレビ放送網執行役員・制作局専門局長[4]。
2018年6月1日付で日本テレビ放送網執行役員・情報・制作局専門局長に改称。
2019年12月1日付で日テレアックスオン執行役員。
2024年10月、日本テレビを退社し、アミューズに所属[5]。
最近は俳優を対象に演技のワークショップを有料で行なっている。
主な作品
[編集]映画
[編集]特記のないものは監督担当。
- いらっしゃいませ、患者さま。(2005年) - プロデューサー
- MAKOTO(2005年) - プロデューサー
- 花田少年史 幽霊と秘密のトンネル(2006年)
- 舞妓Haaaan!!!(2007年)
- 252 生存者あり(2008年)
- なくもんか(2009年)
- 綱引いちゃった!(2012年)
- 謝罪の王様(2013年)
- あやしい彼女(2016年)
- アイ・アム まきもと(2022年)[6]
- ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年)[7]
- おまえの罪を自白しろ(2023年)[8]
テレビドラマ
[編集]特記のない者は演出担当。
- 池中玄太80キロ第二期(1981年)
- 妻たちの課外授業II(1987年)
- 風少女(1988年)
- 火曜サスペンス劇場
- ズームイン!!朝!殺人事件(1988年) - プロデューサー
- ベビーシッター殺人事件(1990年) - プロデューサー
- 明日を待つ女(1990年) - プロデューサー
- 名無しの探偵 第7話「愛の幻影」(1990年) - プロデューサー
- 素敵にダマして!(1992年) - プロデューサー
- 遠山金志郎美容室(1994年)
- ザ・ワイドショー(1994年) - プロデューサー
- 恋も2度目なら(1995年)
- 恋も2度目ならスペシャル(1995年)
- 終わらない夏(1995年)
- 奇跡のロマンス(1996年)
- チョベリバ!(1996年)
- 恋のバカンス(1997年)
- 恋のバカンススペシャル(1997年)
- 星に願いを(1998年)
- お熱いのがお好き?(1998年)
- 甘い生活。(1999年)
- 東京らぶ(2000年)
- バカヤロー!2000 ニッポン人の怒りが爆発する!(2000年)
- 向井荒太の動物日記 〜愛犬ロシナンテの災難〜(2001年)
- レッツ・ゴー!永田町(2001年) - プロデューサー
- サイコドクター(2002年)
- ぼくの魔法使い(2003年)
- 冬の運動会(2004年、放送文化基金賞を受賞)
- 252 生存者あり episode.ZERO(2008年)
- Mother(2010年)
- さよならぼくたちのようちえん(2011年)
- トッカン -特別国税徴収官-(2012年)
- Woman(2013年)
- モザイクジャパン(2014年)
- はなちゃんのみそ汁(2014年)
- Dr.倫太郎(2015年)
- ゆとりですがなにか(2016年)
- ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編(2017年)
- 先に生まれただけの僕(2017年)
- anone(2018年)
- 獣になれない私たち(2018年)
- JOKE〜2022パニック配信!(2020年)
- 初恋の悪魔(2022年)
Web・配信ドラマ
[編集]舞台
[編集]バラエティ番組
[編集]- スーパージョッキー(演出補)
- クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!(ディレクター)
- マジカル頭脳パワー!!(マジカルミステリー劇場演出)
PV
[編集]受賞歴
[編集]1997年
- 第12回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 タイトルバック賞(『恋のバカンス』)
脚注
[編集]- ^ “審査員・ゲスト│広島国際映画祭│HIFF”. 広島国際映画祭. 2018年10月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s キネマ旬報社編 編「column 90年代に活躍した現役監督 中堅編/水田伸生 集団劇の人情コメディを得意とするエースディレクター」『知っておきたい21世紀の映画監督100』キネマ旬報社、2010年、38–39頁。ISBN 9784873763354。
- ^ “広島市立舟入高等学校Facebook 2013年”. 広島市立舟入高等学校 (2013年). 2018年10月23日閲覧。
- ^ “役員の異動等に関するお知らせ” (PDF). 日本テレビホールディングス株式会社 (2016年5月13日). 2018年10月23日閲覧。
- ^ “演出家・映画監督の水田伸生氏、アミューズに所属「気持ちは20代の新人です!」”. ORICON NEWS. 2024年11月7日閲覧。
- ^ "阿部サダヲ×水田伸生監督「アイ・アム まきもと」 満島ひかり、松下洸平、宇崎竜童、宮沢りえら追加キャスト発表". 映画.com. カカクコム. 28 March 2022. 2022年3月28日閲覧。
- ^ “岡田将生×松坂桃李×柳楽優弥が再集結『ゆとりですがなにか』映画化、10・13公開決定”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年4月24日). 2023年4月24日閲覧。
- ^ “Sexy Zone中島健人『おまえの罪を自白しろ』でサスペンス映画初主演 難役を初共演の“父”堤真一が絶賛”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年2月22日). 2023年4月24日閲覧。
関連文献
[編集]- 水田 伸生 | アミューズWEBサイト
- “細田知美のMerciインタビュー『映像に、社会の矛盾を伝え続ける強い想い』/演出・監督 水田伸生氏”. DIGITAL BOARD. 電通 (2014年7月7日). 2016年5月1日閲覧。