2023年11月16日に行われた、京都大学名誉教授・福島雅典氏への岩上安身によるインタビューの続きで、今回が最終回である。
岩上が、新型コロナのメッセンジャーRNAワクチンは「薬でもない、治療薬でもない」「疑似ウイルス、生物兵器」だという主張について再確認すると、福島氏は、(コロナワクチンの)メッセンジャーRNAが「操作して、簡単には壊れなくなった」不自然なものであるとして、詳しく説明。その構造からみて「一種のウイルス」のようなものだというのである。
「ワクチンで一生涯を棒に振った人がいる」と指摘する福島氏は、「そういうワクチンは作る必要ない」「もう今、この段階で、きちっと反省しないといかん」と厳しく批判した。
ただし福島氏が批判するのは、単に負の側面の強調だけではないという。副作用の情報を無視したり、隠すこと自体の問題はもちろんだが、その失敗から学ぶ姿勢まで放棄する点も問題視する。「負の面に、新しい創薬のヒントが生まれる」可能性があり、そこをきちんと研究しなければ、次の創薬にもつながらないというのである。
また、岩上が「政府はワクチンに『逃げ込んだ』のか?」と質問すると、福島氏は「動き出したら止まれないのが政治の慣性」であるとして、それに対して抗う国民一人ひとりの気概の重要性を訴えた。
なお、福島氏には本インタビューの続編を快諾いただいている。「新たに質問もあるかもしれないし、反論もあると思うので、そういうのはウェルカム」「第2弾というのについて、率直な意見をみんなからうかがった上で、もういっぺん、答えられることと、それから、ディスカッションする」とおっしゃっていただいており、読者の皆さまからも、ワクチン問題を中心に、福島氏への質問を募集する。
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