2012年2月27日(月)、岩波書店アネックスビル3階「セミナーホール」にて行われた、NPJ編集長・日隅一雄連続対談企画第3回「最後の切札・内部告発をいかに保護するか」の模様。ゲストは元北海道新聞(道新)記者・高田昌幸氏。
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(IWJ・原佑介)
特集 秘密保護法
2012年2月27日(月)、岩波書店アネックスビル3階「セミナーホール」にて行われた、NPJ編集長・日隅一雄連続対談企画第3回「最後の切札・内部告発をいかに保護するか」の模様。ゲストは元北海道新聞(道新)記者・高田昌幸氏。
■イントロ
日隅氏による連続対談企画 「無制限10本勝負」の第3回目。ゲスト論客の高田氏はじめ道新記者はかつて、北海道警の裏金問題を粘り強く報道。道警も過失を認めたもの、のちに反転攻勢。記者らの執筆した書籍に対して名誉毀損の訴訟を起こし、札幌地裁は道新と出版社に対して慰謝料の支払いを命じた。権力からの報復という辛酸を舐めた記者のひとりが高田氏である。
25年間の道新記者体験をもとに、内部告発が「面白い」と語る高田氏。隠された情報がどれほど記者の手元に届くのか、その時ジャーナリストや組織はどう対応すべきか、そして内部告発者を保護する手立てはー。さまざまな見地から意見を展開した。
また「秘密保全保護法案」について、高田氏は「あまりの酷い内容に背筋が震えた」と表現。内部告発者保護の法体系やシステムに同法案がどのような影響を与えるのかについても議論が及び、2時間にわたって白熱した意見交換が繰り広げられた。