■■■ 日刊IWJガイド「連続する大災害!!北海道で最大震度7を観測!道内のすべて295万戸で停電!泊原発一時外部電源喪失!!/「弔い合戦は1回で終る!沖縄のこの戦いは100年続く!」沖縄県知事翁長雄志夫人樹子さんに岩上安身が1時間45分の独占インタビュー!樹子さんがカメラ目線で安倍総理・菅官房長官に怒りの訴え!は9月13日までフルオープンで公開中!/本日は岩上さんが2本のインタビューを敢行! 午前11時半より伊波洋一議員に日米安保の核心を聞く!午後5時15分からは玉城デニー議員から貴重な1時間をいただきました!/本日午後8時から「安倍事務所の関与はあった!? 1999年・下関での選挙妨害疑惑!#ケチって火炎瓶安倍晋三氏宅放火未遂事件の闇!~岩上安身によるジャーナリスト山岡俊介氏・寺澤有氏インタビュー」を冒頭はフルオープン、その後は会員限定配信!皆さま、会員登録をぜひ!!/<昨日の岩上さんのインタビュー>「辺野古基地と尖閣防衛は関係ない!」沖縄を覆うデマに徹底反論!佐喜眞候補の「争点ぼかし」には最大限の警戒!~沖縄国際大学教授 佐藤学氏に岩上さんがインタビュー!」2018.9.7日号~No.2185号~ ■■■
(2018.9.7 8時00分)
おはようございます、IWJ編集部です。
昨日9月6日午前3時8分ころ、北海道胆振(いぶり)地方中東部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生。北海道南部厚真町(あつまちょう)では震度7が観測されました。国内で震度7が観測されたのは史上6回目。北海道では史上初めてのこと。
気象庁の震度階級は「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級。今回の地震では10階級中最大の震度が観測されたことになります。
この地震よって、6日午後10時半現在、死者9人、安否不明31人、そして300人以上のケガが報じられています。
また、道内のすべて295万戸で停電しました。北海道電力によれば北海道厚真町の苫東厚真(とまとうあつま)発電所(石炭火力)が、地震に伴い火力発電所が緊急停止。これにより電力の需給バランスが崩れ、水力発電所を含むすべての発電所が連鎖的に停止したとのこと。
苫東厚真発電所の1号機・2号機で蒸気漏れ、4号機はタービン付近から出火を確認。苫東厚真発電所の代わりに、既に再稼働している道内の水力発電所に加えて、砂川発電所等の再稼働などを急ぐとともに、本州側からの電力融通も実施。こうした対応をとってもなお、確保できる共有量は290万kWで、ピーク需要の380万kWに満たないとのこと。電力の完全な復旧には、少なくとも1週間以上かかる見通しとしています。
さらに、北海道電力は同日午前3時45分に、泊原発の外部電源の喪失を確認。いったん外部電源が復旧したものの、再度外部電源からの供給が停止。このため、非常用ディーゼル発電機に切り替えて稼働中とのこと。経済産業省によれば、ディーゼルの燃料は1週間分あるとのこと。
この停電の影響などで、新千歳空港は同日国内・国際線すべての便の欠航を決定。ロビーに水漏れが発生したものの、滑走路に問題はなし。札幌市内地下鉄、JRも全土にわたって運転見合わせとなりました。
北海道苫小牧(とまこまい)市在住のIWJ中継市民からのレポートによれば、「震度5強の観測でしたが、(震度6強を観測した)安平町早来(あびらまちはやきた)まで15kmほどの距離でしたので、震度6弱の体感でした。部屋の中はメチャクチャになっています。市内は停電しており、国道36号は交通量が普段の半分ほど。信号は機能していませんが、交通整理もいません」とのことです。
また、震源地から約130kmの距離にある函館市に在住のIWJ市民からは、「函館は表立った被害はありません。停電のみ。市内一部断水あるようですが、水道管や施設の破損はありません。信号もついたところ、ついてないところがあるようです。スタンド前や一部の渋滞を除き、道路状態混乱はないです。コンビニ、ヤマダ電気、スーパー等、営業しているところは大混雑だそうです」との報告が届きました。
自民党はこの地震を受けて、7日告示の総裁選については同日から3日間の活動自粛を申し合わせたとのこと。告示日は届け出のみ、候補者共同記者会見等は延期、20日の投開票は予定通り行うとのこと。
やっと自民党も「正気」に返ったかという感があります。台風21号で関西地方があれほど大打撃を受けたというのにその翌日、安倍晋三氏は現役の総理であることを忘れたのか、被災地へ向かうのではなく、総裁選の大票田の新潟へ三選支持の訴えの旅に出かけ関西はほったらかし。この上北海道の未曽有の大地震まで見て見ぬふりをすれば、自民党など必要ない、という声がたかまることは必至でした。
北海道付近の天気は、本日7日から8日は、低気圧や前線の影響でまとまった雨となり、8日12時までの24時間雨量は、50ミリから100ミリとなる見込みとのこと。建物の崩壊、電力復旧時の火災など、2次災害などにもくれぐれもご注意ください。
★さて、本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■連続する大災害!!北海道で最大震度7を観測!道内のすべて295万戸で停電!泊原発一時外部電源喪失!!
┠■【中継番組表】
┠■「弔い合戦は1回で終る! 沖縄のこの戦いは100年続く!」沖縄県知事翁長雄志夫人樹子さんに岩上安身が1時間45分の独占インタビュー! 樹子さんがカメラ目線で安倍総理・菅官房長官に怒りの訴え! は9月13日までフルオープンで公開中!
┠■本日は岩上さんが2本のインタビューを敢行! 午前11時半より伊波洋一議員に日米安保の核心を聞く! 午後5時15分からは玉城デニー議員から貴重な1時間をいただきました!
┠■本日午後8時から「安倍事務所の関与はあった!? 1999年・下関での選挙妨害疑惑! #ケチって火炎瓶安倍晋三氏宅放火未遂事件の闇! ~岩上安身によるジャーナリスト山岡俊介氏・寺澤有氏インタビュー」を冒頭はフルオープン、その後は会員限定配信!皆様、会員登録をぜひ!!
┠■<昨日の岩上さんのインタビュー>辺野古基地と尖閣防衛は関係ない!」沖縄を覆うデマに徹底反論! 佐喜眞候補の「争点ぼかし」には最大限の警戒! ~沖縄国際大学教授 佐藤学氏に岩上さんがインタビュー!
┠■<ニュース・フラッシュ>
┠―【1】安倍総理が「国際社会における労働や環境などのルールづくりに取り組む」!? 基本的人権をないがしろにする政治家にルールを提案する資格なし!!
┠■<お知らせ>
┠―■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを1~2名ほど緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班はそれぞれ1名ずつ新メンバーを募集しています!
┠―■【動画班からお知らせ】地方チャンネルの中継が「ユーストリーム」から「ツイキャス」に替わりました!
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◆中継番組表◆
**2018.9.7 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_Youtube Live】11:30~「パックス・アメリカーナの解体をとらえ日米安保を乗り越えよ! ~岩上安身による参議院議員・会派『沖縄の風』幹事長 伊波洋一氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
9月30日の沖縄県知事選(投開票日)まで、37の選挙が繰り広げられる沖縄に、岩上安身が取材のため現地入りしました。選挙の候補者をはじめ、沖縄に関わるさまざまな問題に詳しい識者やキーマンに直撃インタビューします。本日は、岩上安身による伊波洋一 参議院議員インタビューを全編フルオープンで中継します。
これまでIWJが報じてきた伊波洋一氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E4%BC%8A%E6%B3%A2%E6%B4%8B%E4%B8%80
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【CAS・Ch4】13:30~「院内集会&『東海第二原発の新規制基準適合性審査を問う』記者会見 ~民意は老朽被災原発―東海第二原発の20年運転延長を許さない!~」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4
「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」主催の院内集会と記者会見を中継します。現在、原子力規制委員会は東海第二原発の「設置変更許可」の審査を終了し、パブリックコメントに寄せられた意見の検討を経て、近々にも「審査書案」が確定される状況にあります。一方、茨城県内の6割を超える自治体では延長運転に反対する「意見書」が採択され、この動きは首都圏全域の地方議会にも広がっています。
今回、パブコメに60項目の意見を提出したたんぽぽ舎副代表の山崎久隆氏や、再稼働阻止全国ネットワークの木村雅英氏、地方議会に請願を提出した住民らが「民意は明らかに老朽原発の再稼働に反対」であること、また老朽、被災原発の危険性について明らかにします。
これまでIWJが報じてきた東海第二原発関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%8E%9F%E7%99%BA
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【IWJ_Youtube Live】17:15~「最大の争点は辺野古の埋立撤回の是非 ここは避けて通れない! ~岩上安身による自由党・衆議院議員 玉城デニー氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
岩上安身による直撃インタビューは本日2本目。今注目を浴びる沖縄県知事選予定候補・玉城デニー衆議院議員インタビューを全編フルオープンで中継します。これまでIWJが報じてきた玉城デニー氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%8E%89%E5%9F%8E%E3%83%87%E3%83%8B%E3%83%BC
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【CAS・Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
「首都圏反原発連合」の呼びかけで毎週金曜日に開催される首相官邸前抗議を中継します。これまでIWJが報じてきた首相官邸前抗議関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E6%8A%97%E8%AD%B0
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【録画配信・IWJ_Youtube Live】20:00~「安倍事務所の関与はあった!? 1999年・下関での選挙妨害疑惑! #ケチって火炎瓶 安倍晋三氏宅放火未遂事件の闇! 岩上安身によるジャーナリスト 山岡俊介氏・寺澤有氏インタビュー」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
9月2日に収録した、岩上安身によるジャーナリスト 山岡俊介氏・寺澤有氏インタビューを、冒頭のみフルオープン配信、その後は会員限定で録画配信します。
8月末からツイッター上で「#ケチって火炎瓶」、「#安倍とヤクザと火炎瓶」等のハッシュタグがトレンド入りし、SNS上で大きな話題を集めています。
2000年当時衆議院議員であった安倍総理と安倍事務所が、特定危険指定暴力団「工藤会」にも通じる地元ブローカーの小山佐市氏に対立候補の選挙妨害を依頼。その見返りとしての報酬金額を低くおさえようとした安倍事務所と小山氏とのトラブルにより、安倍氏の下関市の自宅と後援会事務所に火炎瓶が投げ込まれたという事件。山岡氏と寺澤氏は、マスコミが一切触れようとしない「現役総理と反社会的勢力との癒着」を、果敢に追及し続けてきました。
自民党総裁選告示日である9月7日に配信することができました。3選を狙う安倍総理にまつわる真相を、非会員の方はこの機会に会員登録をされて、ぜひ全編をご覧ください。
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◆中継番組表◆
**2018.9.8 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_Youtube Live】13:00~(予定)「岩上安身による琉球大学教育学部教授・島袋純氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
9月30日の沖縄県知事選(投開票日)まで、37の選挙が繰り広げられる沖縄に、岩上安身が取材のため現地入りしました。選挙の候補者をはじめ、沖縄に関わるさまざまな問題に詳しい識者やキーマンに直撃インタビューします。9月8日は、岩上安身による琉球大学教育学部教授・島袋純氏インタビューを全編フルオープンで中継します。
これまでIWJが報じてきた島袋純氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%B3%B6%E8%A2%8B%E7%B4%94
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◆中継番組表◆
これ以降の予定で決定しているものは、以下のカレンダーよりご覧いただけます。あわせてご確認ください。
→「配信カレンダー」 https://iwj.co.jp/channels/main/calendar.html
(あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。)
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
岩上安身による元沖縄タイムス論説委員、『それってどうなの?沖縄の基地の話』共著者・屋良朝博氏インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430860
IWJの取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまに深く感謝申し上げ、感謝の気持ちとともにお名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告(2018年8月)>
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/37718
TALK ABOUT DEMOCRACY in 沖縄 ~岩上安身と平良斗星氏(FM那覇取締役会長)・平良さとこ氏(那覇市議会議員)・IWJ沖縄中継市民によるトーク
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430789
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■「弔い合戦は1回で終る! 沖縄のこの戦いは100年続く!」沖縄県知事翁長雄志夫人樹子さんに岩上安身が1時間45分の独占インタビュー! 樹子さんがカメラ目線で安倍総理・菅官房長官に怒りの訴え!は9月13日までフルオープンで公開中!
「翁長樹子(みきこ)夫人が故翁長雄志氏の遺骨と遺影の前で、辺野古基地建設反対の立場から知事に立候補した2014年の決断から闘病の事情や承認撤回の決断、後継に玉城デニー氏を考えていた事実も初めて明かしました」
「歯切れよく、笑顔でインタビューに答えておられる翁長樹子さんのお話、沖縄の方々への思いにあふれていました。あなたのふるさとだったらどう思うか、という問いかけが突き刺さります。こちらが勇気づけられるような語り口で、時間がとても短く感じました。是非皆さんに聞いてほしいです」
「翁長前知事にしてこの奥様あり『生活が政治』という現実を優しく厳しく、語っています。沖縄のことは日本のこと、揺さぶられるインタビュー 必見!」
これらは、2018年9月4日、故翁長雄志・前沖縄県知事の妻翁長樹子さんに、岩上さんが沖縄で行ったインタビューをご覧になった方々が投稿された多数のツイートの内のごく一部です。
8月8日に翁長前知事が他界された後、沖縄タイムスに掲載され話題となった、翁長樹子さんのインタビューをお読みになった方も多いかもしれません。
※「翁長雄志は命がけでした」 妻樹子さんが語る壮絶な最期
(沖縄タイムス、2018年9月1日)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/307620
生前翁長前知事を支え続けた翁長樹子さんが、この度初めてIWJのカメラの前で一時間あまりにわたり、岩上さんのインタビューにこたえてその思いを語ってくださいました。
インタビューの前半では、今年5月15日に翁長前知事が膵がんであることを公表した時の話題になりました。翁長樹子さんは当時を思い返すかのように視線を落とし、しばしの沈黙の後、「もう言ってもいいのかな」とためらいながら、ある事実を明かしました。
「(翁長は)私には『僕は多分12月までもたないよ』と言っていたの」
しかしながら、翁長前知事は癌公表後も、6月23日には「沖縄慰霊の日」に列席。慰霊碑に花を手向け、自らの足で演台まで歩き、辺野古新基地建設を「全く容認できない」と強く批判しました。
そして、7月27日には、辺野古の埋め立て承認撤回に向け、沖縄防衛局に「聴聞」実施することを表明した30分にわたる記者会見を行っています。
自らの命の終わりを、その肉体で感じていた翁長前知事。その事実を知った上で、春以降のこれらの翁長前知事の動静、そして遺された言葉を顧みると、まさに文字通り「命がけ」であったことがわかります。また、その時々のエピソードを、前知事を陰で支えた翁長樹子さんの言葉を通して聞くことで、一つひとつが重たく大きな意味を持ってよみがえってきます。
今回撮影を担当したIWJの城石カメラマンは、カメラを回しながら涙をこぼしそうになったそうです。翁長樹子さんの政治家・翁長前知事の遺志を継いだ美しく気丈な姿、その真実の言葉が、心の奥底をぐらぐらと揺さぶり、涙腺を緩めてしまったのかもしれません。
翁長樹子さんの言葉は、沖縄県知事選立候補予定者の佐喜真淳氏にも向けられます。驚くことに、佐喜真氏の政策集には「辺野古問題」について一行たりとも触れていないのです。「知事選に出ようという人が、辺野古の「へ」の字も言わない。佐喜真さん、それでいいの?『普天間が大変だから辺野古に移したいんです』と堂々と主張なさればいい」、と翁長樹子さんは佐喜真氏に直に呼びかけるように語りました。た。
そして、IWJのカメラが翁長前知事の遺影を映し出した時、「ひとつだけ良い話を」と前置きして、翁長樹子さんはこんなエピソードを紹介されました。
葬儀前日朝、見たことのない一人の若い女性が、トルコ桔梗が二輪はいった花束をもって、「仏前に備えてもらえませんか」とご自宅を訪ねてきたそうです。翁長樹子さんが家の中に招きいれると、その女性は仏前で涙を流しながら手をあわせ、3分ほど経ったところで「ありがとうございました」と言って、帰っていかれたとのことです。
翁長樹子さんは夫の翁長氏の遺影に向かい、「ねえ、パパ、70近いおじさんが1人死んだらね、20代の若い子が泣きながら手を合わせてくるなんて、あなた幸せだよ」と声をかけました。
そして、翁長樹子さんはふり返って、笑顔で、岩上さんを励ますようにこう語りかけました。
「頑張ってね、そういう人生目指してください。背中見ている人がいるからちゃんと」
インタビューは岩上さんの、「沖縄の方々を励まそうとして、いつも逆に励まされてします。今日はその究極を見た思いです」というコメントでしめくくられました。
翁長雄志・前沖縄県知事がどのように生きて、どのように死んでいったか、ぜひ岩上さんのインタビューでご視聴ください! 公共性に鑑み、沖縄県知事選挙の告示日である2018年9月13日まではフルオープンでご覧いただけます!たくさんの方々に拡散して、お知らせしてください!
※岩上安身による故 翁長雄志・前沖縄県知事の妻 翁長樹子さんへのインタビュー 2018.9.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430808
さて、9月3日から始まった岩上さんの沖縄出張は、スクープ報道の毎日です。また、後段にあります通り、本日は伊波洋一参議院議員、そして沖縄県知事選挙立候補予定者の玉城デニー氏へのインタビューも実現することになりました。
ぎっくり腰を抱え、リクライニングの効かない飛行機の中で、声にならない悲鳴をあげながら沖縄に渡った岩上さんですが、連日沖縄の皆さんからエネルギーをいただき、睡眠時間を削って走り回っております。夜は夜でホテルの部屋でインタビューの資料作りと、この日刊ガイドをリライトする作業を深夜まで続けています。
岩上さん率いるIWJはこれからも、精力的に幅広い活動を展開して参ります。大手メディアが報じようとしない、公共性、公益性、緊急性のある報道を続けていくためにも、ぜひみなさんのカンパとご寄付で支えていただけますようお願い申し上げます。
※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
まだIWJの有料会員ではないという方は、ぜひ一度、会員への登録をご検討いただきたいと存じます。一般会員の方は、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツをアーカイブでお好きな時にご覧いただけます。また、冒頭だけ公開しているテキスト記事や、岩上さんのインタビューなども、公開から1ヶ月間、アーカイブをご覧いただけます。入会金は無料。会費は月々1000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています。
また、一度会員に登録されて以降、現在お休みになっている方は、ぜひもう一度会員登録の再開をご検討いただきたいと存じます。IWJでは中継した動画以外にも、独自の取材にもとづいたテキスト記事や検証レポートも多数出しています。その中には大手メディアが報じない貴重な記事も含まれています。こうした記事の全文を読むには会員へのご登録が必要です。
会費の支払いを忘れがちという方は、クレジットカードでのお支払いが大変便利ですのでご検討ください。クレジットカードをお持ちでない方は、自動引き落としサービスもご用意していますので、こちらのページをご覧ください!
※クレジットカード・自動引き落としでのお支払いへの変更はこちらから(※ログインが必要です)
https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
年会費をクレジットでお支払いされる場合は、支払い方法の選択時にクレジットカードをご選択ください。また、海外にお住まいの方でも、クレジットカードでのお支払いいただくことが可能です。ぜひ、会費の支払いが楽なクレジットカード払いをご検討ください!
※よくある質問と回答 年会費をクレジットで支払いたい
https://iwj.co.jp/info/faq.html#idx-18
そして、現在一般会員でいらっしゃる方は、ぜひサポート会員への切り替えをご検討ください。サポート会員の方は、岩上さんの過去のインタビューも含め、すべてのIWJのコンテンツをいつでもご覧いただけます。
9月3日時点での会員数は5717名様。そのうちサポート会員は1875名様です。会員数が増えれば、そして何よりサポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。
どうか、ぜひ会員になってIWJの活動をお支えください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
■本日は岩上さんが2本のインタビューを敢行! 午前11時半より伊波洋一議員に日米安保の核心を聞く! 午後5時15分からは玉城デニー議員から貴重な1時間をいただきました!
9月3日に、城石カメラマンとともに沖縄入りした岩上さんは、県内を飛び回って、連日インタビューをおこなっています。3日にはFM那覇会長の平良斗星氏と平良さと子市議会議員、4日には、急逝した翁長雄志県知事の妻である翁長樹子氏、5日には元沖縄タイムス論説委員でフリーランスライターの屋良朝博氏、そして昨日6日は沖縄国際大学の佐藤学教授と、各界、各現場の方からの貴重な話を、皆さんにお届けしてきました。インタビューに応じてくださった皆様には、この場をお借りして、あらためて感謝申し上げます。
さて、本日岩上さんは、なんと2本のインタビューをおこないます! まずは、午前11時半より宜野湾市にて、元宜野湾市長である伊波(いは)洋一参議院議員から、日米安保の核心に迫るお話をうかがいます。
※「中国と戦争になっても米国は守ってくれない。日本は盾と矛の役割を押しつけられている」〜激変する米中関係、敵基地攻撃論が浮上した「理由」! 伊波洋一参議院議員に岩上安身が訊く!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408133
伊波議員は、2003年より2期にわたって宜野湾市長を務めました。しかし、2012年の宜野湾市長選において、今回の知事選での自公維側候補者である佐喜眞敦氏に、900票の僅差で敗れました。その後2016年7月の参議院議員選挙に、現職の島尻安伊子氏を破って当選し、現在は国政の場でも活躍しています。
トランプ政権の登場により、ますます先の読めなくなった世界情勢、安倍政権による凶暴極まりない基地建設強行、デマやフェイクニュースによりふり回され、傷つけられる一方の沖縄と「本土」との格差と対立。この厳しい状況の中、日米安保について熟知している伊波洋一議員から、岩上さんはどんな話を引き出すのでしょうか!?
そして! なんと、本日午後5時15分から6時15分までの1時間は、県知事選のオール沖縄陣営候補である、玉城デニー衆議院議員へのインタビューが実現することとなりました!
佐喜眞敦陣営が早々と、自公維による態勢を整える一方で、オール沖縄陣営の出遅れは、多くの人をハラハラさせました。地元沖縄ではラジオのパーソナリティーとして知名度も高く、政治家としても、決して筋を曲げず、一貫して辺野古新基地反対を貫いてきた玉城議員の名前は、故翁長雄志知事の後継者として、早くから上がっていました。
8月20日にFMコザのホカクトワーズという番組に出演した玉城議員は、出馬要請を受けたことについて「嬉しいというより、半端なく緊張するんですよ」と答えています。沖縄の未来に向けた切実な期待を一身に背負い、それを真剣に受け止めようとしているからこそ、「ものごとを軽々しく決めちゃいけないな、と。だから言葉を選ぶんですよ。慎重に」とも語っていました。
そしてついに8月29日、玉城議員は、県知事選への出馬を正式表明しました。翌30日にはIWJ沖縄中継市民も、玉城議員への取材をおこないました。その中で、玉城議員は、辺野古新基地の工事強行や、朝鮮半島をめぐる平和への動きなど、IWJ中継市民からの幅広い質問に対して率直に答えています。
※「翁長知事の意志を引き継ぎ、辺野古新基地建設阻止を貫徹する」!故翁長知事からの「後継者」指名を受け、玉城デニー氏が沖縄県知事選へ出馬正式表明!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430381
※IWJ中継市民による玉城デニー衆院議員インタビュー
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430334
今回、岩上さんが沖縄に飛ぶにあたって、何が何でもインタビューを実現したかった方の一人が、他ならぬ玉城デニー議員でした。インタビューには快諾いただいていたものの、出馬決定から告示までの限られた日程の中で、スケジュール調整は困難を極めました。しかし、いよいよ本日、午後5時15分からのピンポイントのきっかり1時間、貴重な時間を割いていただけることとなりました!
本日の2本のインタビューは、午前11時30分からの伊波洋一議員も、午後5時15分からの玉城デニー議員も、ともに、公共性と公益性に鑑みて、全編フルオープンでお届けします! 下記URLより、ぜひともご視聴ください!
【IWJ_Youtube Live】11:30~「パックス・アメリカーナの解体をとらえ日米安保を乗り越えよ! ~岩上安身による参議院議員・会派『沖縄の風』幹事長 伊波洋一氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
【IWJ_Youtube Live】17:15~「最大の争点は辺野古の埋立撤回の是非 ここは避けて通れない! ~岩上安身による自由党・衆議院議員 玉城デニー氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
こうした無償での、無制限の情報発信ができるのは、ご支援いただいている皆さまのおかげです。心より感謝いたしますとともに、どうぞご寄付・カンパによる活動費へのご支援をよろしくお願いいたします。
※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
■本日午後8時から「安倍事務所の関与はあった!? 1999年・下関での選挙妨害疑惑! #ケチって火炎瓶安倍晋三氏宅放火未遂事件の闇! ~岩上安身によるジャーナリスト山岡俊介氏・寺澤有氏インタビュー」を冒頭はフルオープン、その後は会員限定配信!
自民党総裁選の告示が本日7日におこなわれる予定です。安倍晋三総理と石破茂元幹事長が出馬を表明しており、20日に投開票の予定とされています。
※自民、総裁選告示日の日程発表(日本経済新聞、2018年9月5日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35002000V00C18A9PP8000/
この日に合わせ、本日午後8時から、安倍総理の暴力団関係者の人脈を暴いたジャーナリストの山岡俊介氏・寺澤有氏への岩上さんによるインタビューを配信します。本録画配信は冒頭フルオープン、その後は会員限定配信となりますので、ご了承ください。
安倍政権の政策や、安倍総理の語る「ビジョン」や「スローガン」が問題だらけなのは言うまでもありませんが、政策の中身以前に選挙手法にも問題があり、ことによっては国会議員として居座っていることすら正当性を欠くのではないかと思われる「事実」すら存在します。
もっとも、そうした「事実」はもみ消さるのが常で、公的文書の改竄も容認(推進?)する近年の安倍総理であれば、一片の書類も残さなかったのではないかと想像します。しかし、もう少し若かったころの安倍晋三氏とその周辺は、現在ほどの隠蔽体質を完成させていなかったように思われます。それは過去の事件を通して、安倍総理と暴力団関係者のつながりが意外なほど明確に浮かび上がってくることからもうかがえます。資金洗浄に余念がなく、違法行為の隠蔽については徹底していた祖父・岸信介のDNAは、完全には安倍総理に受け継がれなかったようです。
※原彬久『岸信介―権勢の政治家』(岩波書店、1995年)(https://amzn.to/2Q7GmBx)
安倍総理は、2014年7月18日、福岡県中洲地区で行われた暴力団追放パレードに参加していますが、果たして、そんな訴えを口にする資格があるのでしょうか。
2000年6月17日、山口県下関市内の安倍晋三衆議院議員(正確には当時選挙期間中で衆議院議員候補者)の自宅に火炎瓶が投げ込まれるという放火未遂事件が発生しました。犯人は全国で唯一、特定危険指定暴力団に認定されている工藤会の構成員ならびに、工藤会と親交を持っていた下関市内の「恵友開発」(事件後解散)と称する土木建築工事会社の社長・小山佐市氏。彼らの容疑に関する裁判で、犯行動機が認定されました。
1999年の下関市長選挙をめぐって、安倍議員と小山氏とのトラブルがあり、小山氏が安倍氏に対して恨みを抱いたという事実が裁判の判決文に、書き込まれたのです。その内容は、小山氏は安倍派の対立候補者の選挙活動を妨害したものの、安倍派が押す候補者の当選後、十分な見返りを得られなかったことを恨み、犯行におよんだということです。この点は、裁判所が、工藤会や小山氏らの犯行を認定し有罪判決を出す重要な要素・犯行動機として認定したものであり、非常に重要な内容となっています。
※寺澤有『安倍晋三秘書が放火未遂犯とかわした疑惑の「確認書」』(インシデンツ、2018年)(https://amzn.to/2MV4BFe)
判決文のみならず、本件に関する決定的な証拠をつかみ、世の中に知らしめたのは、ジャーナリストの山岡俊介氏・寺澤有氏のお二人です。お二人への岩上さんのインタビューは、総裁選告示日の本日7日午後8時に配信します。暴力団と深い関わりを持つ人物に選挙妨害を発注していたという安倍晋三氏が、自民党総裁・総理大臣としてふさわしいか、国会議員としてバッジをつけていていいものかどうか、じっくりご覧になって、皆さまでお考えになっていただきたいと思います。
【録画配信・IWJ_Youtube Live】20:00~「安倍事務所の関与はあった!? 1999年・下関での選挙妨害疑惑! #ケチって火炎瓶 安倍晋三氏宅放火未遂事件の闇! 岩上安身によるジャーナリスト 山岡俊介氏・寺澤有氏インタビュー」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
■<昨日の岩上さんのインタビュー>「辺野古基地と尖閣防衛は関係ない!」沖縄を覆うデマに徹底反論! 佐喜眞候補の「争点ぼかし」には最大限の警戒! ~沖縄国際大学教授 佐藤学氏に岩上さんがインタビュー!
昨日9月6日午後3時より、岩上さんは沖縄国際大学の佐藤学教授に、教授の研究室でインタビューをおこないました。
沖縄の基地問題をめぐっては、「何もないところに普天間基地が建設され、住民が後から周りに住み始めた」「沖縄は貧乏県だから、生きるためには基地も必要」など、歴史への無理解と沖縄差別にもとづくデマが大手を振るっています。基地について関心を持って、自分で調べようとする子どもたちには、まずネット上に流布しているデマが目に入るという現実があります。また、今年2月の名護市長選で小泉進次郎議員が「名護に分断を持ち込むな」と言いましたが、分断を持ち込んでいるのは「辺野古で座り込んでる人たち」であると信じてしまう若者が多いと、佐藤教授は言います。
県民、特に若者に、どうすれば真実を伝えることができるのかを、常に考えているという佐藤教授は、今回の沖縄取材の初日に岩上さんがインタビューをおこなった、FM那覇の平良斗星(とうせい)氏らとともに『それってどうなの? 沖縄の基地の話』の出版にも関わりました。この小冊子(100円)は、すでに売り切れていますが、下記URLで閲覧・ダウンロードすることができます。
※それってどうなの? 沖縄の基地の話(「沖縄米軍基地問題検証プロジェクト」のブログ)
http://okidemaproject.blogspot.com/
インタビューの中で岩上さんは、この冊子から、いくつかのデマをピックアップして質問しました。
例えば「オスプレイは、高性能の新型機であり、欠陥機ではない」というデマに対しては、佐藤教授は「海兵隊のオスプレイは、通勤バスなんですよ。キャンプシュワブから、北部訓練場に連れていくバスなんです。攻撃力もなく、装甲も薄い。実際に南スーダンで手持ち銃による攻撃で乗員が負傷し、特殊部隊の作戦を中断した空軍は、後にオスプレイに装甲強化の鉄板内貼りをしました。海兵隊オスプレイは、通勤バスだから、この必要がない。『下から撃たれたら終わり』(佐藤正久・現外務副大臣)なのです」と答えました。また「辺野古に移設されれば、危険性は格段に減少する」というデマに対しては、「仮に普天間基地が本当に撤去されたとしても、北部が広い範囲に渡って危険にさらされる」と答え、「普天間の危険除去」という、それ自体には誰もが同意するスローガンに潜む、落とし穴を見抜くべきだと訴えました。
昨日の日刊でもお伝えしましたが、5日に日本青年会議所沖縄ブロック協議会(JC)主催でおこなわれた佐喜眞陣営と玉城デニー候補との公開討論会で、佐喜眞候補が不利な展開になった時点で、中継をしていたIWJ中継市民を含むフリー記者が会場から強制退去させられるという「事件」が起こりました。
また、名護市長選の時と同じように、佐喜眞陣営は、辺野古の「へ」の字も言わずに争点隠しを続けています。そのことに関して佐藤教授は、「この程度の争点隠しで佐喜眞陣営が勝つとすれば、問題の重要さを、私達が伝えきれていないということ。それこそを、私は懸念している」と述べました。
「デニーさんって、どんな人ですか?」という岩上さんの質問には、「彼は民主党政権のときから、辺野古反対を貫いている。そこのところは、まったくブレてない」と答えました。
また2013年11月26日、特定秘密保護法が強行採決される直前の国会で質疑に立った玉城氏に対し、現東京都知事の小池百合子氏が議員席から「日本語わかるんですか」というヤジを飛ばしたことにも触れ、「彼は、ある意味、沖縄の戦後を体現している方。いったい、どんな思いをされたことか」と目に涙を浮かべ、声を震わせました。
現在、自民党総裁選では安倍総理を相手に闘いを挑んでいる石破茂氏が、2013年には辺野古基地建設に反対していた沖縄県選出自民党議員に圧力をかけて屈服させたことも、佐藤教授は指摘しました。私たちが忘れてはならない事実です。
日本の行き先を決定づけると言っても過言ではない、沖縄知事選と自民党総裁選、そして私達が「あまりにも知らなさすぎる」沖縄の戦後史に、縦横無尽に触れたこの日のインタビューは、動画の準備ができ次第、アーカイブにアップします。どうか、もうしばらくお待ちください。
■<ニュース・フラッシュ>
【1】安倍総理が「国際社会における労働や環境などのルールづくりに取り組む」!? 基本的人権をないがしろにする政治家にルールを提案する資格なし!!
自民党総裁選挙で3選を目論む安倍総理は、東京都立川市で開かれた支援者の集会で講演し、「世界で台頭する保護主義に対抗するためにも、日本が主導して、国際社会における労働や環境などのルールづくりに取り組む」などと述べたと報じられています。安倍政権が、こともあろうに労働や環境の分野のルール作りについて世界を主導する!? はぁ? タチの悪いブラックジョークと思った方は少なくないと思われます。
※首相「日本主導で労働や環境などの国際的ルールづくりを」(NHK News Web、2018年9月3日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180903/k10011606541000.html
安倍政権が過去に「労働」や「環境」の分野で何の貢献をしたのでしょうか?
「環境」に関しては、パリ協定(温暖化防止条約)に消極的で、原子力発電に固執している安倍政権が国際的なルールを語る資質がないことは明らかだと思われます。もひとつの「労働」の分野に関しては、「1948年」をキーワードに、安倍政権がいかに「労働」をめぐる国際的なルールを語る資格がないか考えていきます。
安倍政権は、1948年に制定された労働基準法の長時間労働規制を有名無実化する「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」を含んだ「働き方改革関連法案」を、先の国会で強引に通過させました。5月25日の衆議院厚生労働委員会での強行採決、そしてそれ以降の異様な国会の有様は目を覆わんばかりでした。
この一点をもってしても、1948年5月27日に衆議院本会議で「ILO(国際労働機関)復帰に関する決議」が採択されたという戦後日本の歩みを踏みにじっています。安倍政権の労働政策とは、労働者保護のための規制を緩和することであったわけですが、この点は岩上さんが法政大学の上西充子教授にインタビューで取り上げたポイントのひとつでした。
※「働かせホーダイ」改悪法案強行採決!? 高プロ制度の危険性、そして加藤勝信厚労大臣による「ご飯論法」の詭弁を暴く!5.22 岩上安身による法政大学・上西充子教授緊急インタビュー! 2018.5.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/422082
※働き方改革関連法案 衆院委可決 高プロ巡り怒号、採決強行(毎日新聞、2018年5月26日)
https://mainichi.jp/articles/20180526/ddm/001/010/178000c
ILOは第一次世界大戦後に設立された、国際的な労働基準の制定、および労働者保護行政や労使協調を発展させるための国際的な取り組みを進めてきた国際機関です。ILOやそれに協力した国際労働運動は、労働者保護に基礎を置く国際平和を志向しました。それは、国内の経済的不満をそらすために外敵を設定し、果ては二度の世界大戦にまで至ってしまった国際社会のあり方を根本的に改めようとする、きわめてまっとうな理念にもとづくものでした。
日本も第一次大戦時の集中豪雨的な輸出の裏で労働者を酷使し、第二次大戦中は全面的に国民総動員体制を敷いて、国民に強制労働を押しつけ、全国民の人権を著しく侵害した歴史を経て、労働者保護のための体制を整備しつつ、国際社会への復帰を始めました。それが1948年という年でした。安倍政権はこの1948年にスタートした労働者の権利保障を根本から破壊しようと手をかけた戦後初の政権なのです。
※日本ILO協会『講座ILO(国際労働機関)―社会正義の実現をめざして―』下巻(日本ILO協会、1999年)563頁(https://amzn.to/2Q9HGE3)
ルールを設定するにあたり、様々な意見や議論が存在することはありうることだと思います。しかし、憲法に記された基本的人権をあからさまに踏みにじる労働基準法の破壊を国内でおこなってきた人物が、国際的なルールづくりを自分が主導したいなどと述べることは、到底受け入れられるわけがありません。基本的人権の擁護を掲げた1948年の世界人権宣言やそれに連なる様々な国際条約、国際NGOの声明と背反する国際的なルールを新たにつくろうなどと言い出すこと自体、「ルール違反」として全世界から糾弾されるべきだと思われます。
なお、安倍総理は、敗戦時に日本が受け入れたポツダム宣言を忌避していますが、それは、同宣言に基本的人権の擁護が掲げられているからです。この点は岩上さんによる明治大学の山田朗教授へのインタビューでも取り上げられました。
※関東大震災での朝鮮人虐殺は偶然ではない! 王妃暗殺、日清・日露戦争を経て朝鮮を支配した近代日本の<成功>体験がさらなる暴力を生んだ!? ~8.28 岩上安身による明治大学・山田朗教授にインタビュー 2018.8.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430339
人権を侵害する立場に立った人物や政権とはまともな議論はできません。しかし、そうした破壊的な思想や政策を持った者たちについては不愉快だから目をそむけるというのではなく、直視し、腑分けをして論じ尽くすべきであり、実態を暴露して真実を伝えていかなくてはなりません。憲法学を通して基本的人権の概念に真正面から取り組んだ樋口陽一・東京大学名誉教授へのインタビューから大いに学ぶべきところがあります。下記の岩上さんによるインタビュー等から受けた感銘を、ご視聴された方々自身が可能な限り多くの人々に口コミでもSNSを通じてでも広めていっていただきたいと思います。
※憲法学の「神様」がIWJに降臨!前代未聞!樋口陽一・東京大学名誉教授が岩上安身のインタビューで自民党改憲草案の狙いを丸裸に! 2016.2.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/287549
※樋口陽一『憲法 近代知の復権へ』(平凡社ライブラリー、2013年)第2、12章(https://amzn.to/2wMWH5N)
■<お知らせ>
■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを1~2名ほど緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班はそれぞれ1名ずつ新メンバーを募集しています!
IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中です! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています! テキスト班は1~2名、事務・ハドル班とウェブ動画班はそれぞれ1名募集しています。
IWJは8月から新たに第9期を迎え、ついに正社員制度がスタートしました! 財政難に苦しんでいるIWJが正社員制度を導入することは矛盾しているようにも思われるかもしれませんが、活動を維持・発展させていくには、どうしても正社員制度という安定した雇用のもと、人材の確保が必要になります。
また、IWJは週休2日制を徹底しており、残業時間を三六協定の範囲内(月45時間、年360時間)に抑えることに全力を注いでいます。スタッフの残業時間が過剰にならないためにも、コンテンツの質と量を向上させていくためにも、やはり人材の確保は必要になります。
繰り返しになりますが、経営者である岩上さんはIWJの財政を持ち直すために、代表取締役の役員報酬を前期より30%カットすることを決断しました。
真に公共性、公益性、緊急性のある報道を目指すIWJに共感される方、お待ちしています。岩上さんもスタッフも共倒れにならないよう、わたしたちと一緒にIWJを支えてください!
<テキスト班>
テキスト班では現在、週5日フルタイムの勤務は難しい、兼業でライターをやりたいという方と、週5日フルタイムでしっかり働ける、という方の2タイプの人材を募集しています!
このうち、後者の週5日フルタイムで勤務するテキスト班スタッフは、原稿の校正、入稿を夜の遅い時間帯までこなせることが前提となります。ハードな仕事ではありますが、やりがいがあるのはもちろんのこと、給与面での優遇もあります!
知的好奇心が旺盛な方、地道に粘り強く仕事のできる方、気力・体力・機動力のある方、そして、チームワークを大事にできる方、大歓迎です!
<事務・ハドル班>
事務・ハドル班は、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、予定を組み立てるという、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊ガイドでの番組表へ反映させる、IWJのコンテンツ構成の要ともなる部署です。
ご応募の資格は第一に穏やかな性格で、明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方、そして第三にPCスキルがある方です。
なお、「ハドル」「事務」に限らず、総務、庶務、会員管理事務等なんでも、またはいずれかに興味のある方を広く募集します。
<ウェブ・動画班>
ウェブ・動画班では、動画の機材や技術、PC、撮影、編集に関して知識やスキルがある方、またウェブサイトの見せ方やリニューアルにアイデアやスキルのある方を募集しています。これらのいずれかに何か得意分野がある方なら、どなたでもご応募いただけます。素直に学ぶ気持ちのある方を歓迎します。
IWJは、スタッフが複数ポジションをこなし、悪しきセクショナリズムの弊害にとらわれないよう、1970年代にヨハン・クライフが率いて活躍したオランダ代表チームの「トータルフットボールシステム」を採用しています。全員が攻撃にかかり、全員が守備にもつきます。こうした柔軟性に富む方も歓迎いたします。会社は365日稼働していても、全員が週休2日を取れるのは、ローテーションで回しているからです。チームワークは最も大事な要素です。
報酬については事務・ハドル班、ウェブ・動画班は時給1100円からのスタートとなります。テキスト班のみは読解力・文章力のある方に来ていただきたいので、時給1200円からのスタートです。時給は、本人の能力・実績に応じて順次昇給してゆきます。
皆様のお知り合いで、ネットメディアの仕事に強い興味をお持ちの方などもおられましたら、ぜひお声をかけていただければと存じます。いずれのセクションも能力と実績によって順次昇給していきますが、2ヶ月の研修期間があり、本採用に至らないこともまれにはありますので、その点はご承知おきください。
他の仕事と兼業したい、あくまで独立業者として関わりたい等のリクエストにも柔軟に応じて、パートタイム、兼業、業務委託、外注などの働き方もあります。お迷いの方も、ぜひご応募ください!
ご応募は、以下のフォームからお願いいたします!
※【IWJレギュラースタッフ募集フォーム】
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また、全国各地でIWJの活動を支えていただける中継市民、及びボランティアでお力を貸してくださるという方も募集します!
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さらに、ご自分が撮影された動画の投稿も随時受け付けています。ぜひ、ご応募ください。
また、在宅のサマリーライターから、独自ネタで企画を持ち込み、寄稿したいという現役プロのジャーナリストやライターの方まで、投稿も随時受け付けています。投稿していただいた動画や原稿にももちろん報酬をお支払いいたします。
※お問い合わせはこちら
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■【動画班からお知らせ】地方チャンネルの中継が「ユーストリーム」から「ツイキャス」に替わりました!
動画班からのお知らせです。
2018年8月6日月曜よりメインチャンネル(2ch~9ch)が「ツイキャス」に切り替わりましたが、2018年9月1日土曜から地方チャンネルが「ツイキャス」に切り替わりました。
下記、「ツイキャス」配信の地方チャンネルの視聴URLです!ぜひブックマークをお願いします!
沖縄以外の地方は下記の計6チャンネルです。
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※IWJ_AreaCh5
https://twitcasting.tv/iwj_areach5
※IWJ_AreaCh6
https://twitcasting.tv/iwj_areach6
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IWJ編集部(岩上安身、小野坂元、上杉英世、中村尚貴)
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