今日はイギリス大使館で「パンドラの約束」の試写会に招待され、そのあと監督と関係者の討論会が行われた。ストーン監督は、いま「チェルノブイリの犠牲者」という映画を撮っているそうだ。
放射能による晩発性の健康被害は、幸い出なかった。最大の犠牲者は、強制退去させられたまま25年間もどれない住民だ。ところが今まで世界中のメディアが取材に来たのに、誰も彼らの生活を取材しなかったという。住民の最大の願いは、強制退去を解除して帰宅させてほしいということなのだが、メディアは彼らの生活に関心をもたないで、廃墟になった原発を撮影し、適当なホラーストーリーをつくって帰ってゆく。
ストーン氏は「メディアにだまされてはならない。日本はチェルノブイリの過ちを繰り返そうとしている」と警告した。彼は気候変動とともに大気汚染のリスクを強調した。「チェルノブイリで死んだのは、多く見積もっても100人だが、WHOの推定では毎年700万人が大気汚染で死んでおり、そのうち少なくとも100万人は石炭が原因だ。100人と100万人。どっちが人類の脅威なのか」。
これに対して東大のゲラ-教授(地震学)は「そういう比較はアンフェアだ」と答えた。反原発派は、どこの国でも科学的な比較がきらいだということがわかった。
放射能による晩発性の健康被害は、幸い出なかった。最大の犠牲者は、強制退去させられたまま25年間もどれない住民だ。ところが今まで世界中のメディアが取材に来たのに、誰も彼らの生活を取材しなかったという。住民の最大の願いは、強制退去を解除して帰宅させてほしいということなのだが、メディアは彼らの生活に関心をもたないで、廃墟になった原発を撮影し、適当なホラーストーリーをつくって帰ってゆく。
ストーン氏は「メディアにだまされてはならない。日本はチェルノブイリの過ちを繰り返そうとしている」と警告した。彼は気候変動とともに大気汚染のリスクを強調した。「チェルノブイリで死んだのは、多く見積もっても100人だが、WHOの推定では毎年700万人が大気汚染で死んでおり、そのうち少なくとも100万人は石炭が原因だ。100人と100万人。どっちが人類の脅威なのか」。
これに対して東大のゲラ-教授(地震学)は「そういう比較はアンフェアだ」と答えた。反原発派は、どこの国でも科学的な比較がきらいだということがわかった。