未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

2010-01-01から1年間の記事一覧

風をつかまえた少年

http://www.ted.com/talks/william_kamkwamba_on_building_a_windmill.html William Kamkwambaというマラウイに住む少年が14歳の時、手作りの風車で発電をした。TEDのビデオを観てほしい。貧しくて中学校に行く余裕もない。近所の小学校の図書館で「物理学入…

勉強会同好会

奇妙な名前の同好会を作ったのは約半年前である。半年同好会の会長(ぐはは)をしてみての振り返りをしてみた。勉強会勉強会*1というこれまた奇妙なコミュニティをかれこれ二年くらいやっていて、勉強会に関するちょっとしたノウハウ、運営上必要になる情報…

セキュリティ&プログラミングキャンプ2010実施報告会へ行ってきた。

セキュリティ&プログラミングキャンプとは何か。なぜ必要なのか。それを継続するために何が自分にできるのか。それを考えた実施報告会であった。 http://www.ipa.go.jp/jinzai/camp/2010debrief/index.html 自分のできることを自分のできる範囲で行う。例え…

ブラウンバッグミーティング

欧米の研究所なんかでは、昼休みにランチを同僚ととりながら様々なことを議論するブラウンバッグミーティングというのがあるらしい。ランチを紙袋(ブラウンバッグ)にいれて持ってくることから、そのような名前がついている。日本だとコンビニでランチを買っ…

プログラマが知るべき97のこと

和田さん監修、夏目大さん翻訳。下記のような日本人プログラマに書き下ろしもついている。 命を吹き込む魔法 森田 創 ロールプレイングゲーム 関 将俊 ルーチンワークをフローのきっかけに 宮川 達彦 プログラマが持つべき3つのスキル 吉岡 弘隆 快適な環境…

中国でもっとも有名な日本人の話を聞いた。

昨日、GIEシンポジウム Asian Cloud Manifest - Cloud Computing, Asian Growth, and Regional Integration なるものに参加した。http://gie.sfc.keio.ac.jp/sympo101115/index.htmlコメンテーター、パネリストは、錚々たる人々で、Microsoft Chief Research…

そろそろ勉強会について一言いっておくか。

自称勉強会マニアと呼ばれている@hyoshiokです。(それって自称じゃないじゃん。セルフツッコミ)それはともかく、勉強会の達人は「勉強会に勉強しにいくのは素人」とか、勉強会はあくまで手段であって目的ではないとか、勉強会マニア(苦笑)とか、まあいろ…

アジアの端っこでグローバリゼーションを考えた

大学卒業してから20数年会社員生活をして、転職もして、それなりに経験をつんで、その立場からあれやこれや考えてみた。あれやこれや。最初に就職した会社が、米国外資系ハードウェア会社の日本法人(日本DEC)、一年程、米国本社に転勤になってVAX Rdbとい…

状況に埋め込まれた学習

われわれは学習というのを学校制度の中のかぎられた活動という風にとらえがちである。もちろんそんなことはない。わたしたちは日々の生活のなかで、あるいは仕事の中でなにがしかを常に学んでいる。学び続けている。単に形式化され言語化された知識を獲得す…

Twitterの書き込みをきっかけに仕事についてあれやこれや考えてみた

先日、@tsudaさんが、http://twitter.com/#!/tsuda/status/26536546973 なので、エンジニアの方は、転職を今現在考えてる、考えてないは関係なく、エンジニアが「金銭」以外の条件で職場に求める条件/環境/待遇などを書いていただければありがたいです。も…

LinuxCon Japan 2010、第106回カーネル読書会、U-20プログラミングコンテスト、PHP祭りなど

先週は、LinuxCon Japan 2010から始まって、第106回カーネル読書会、U-20プログラミングコンテストの最終審査会、そしてPHP祭り(PHPmatsuri)へ参加とコミュニティ三昧の一週間だった。 英語三昧 コミュニティ三昧ではあったが、英語三昧でもあった。LinuxCon…

第106回カーネル読書会のお知らせ〜〜LinuxCon Japan開催記念〜〜

Tweet毎度お馴染み流浪のカーネル読書会のお知らせです〜 昨年のLinux Kernel Summit記念カーネル読書会と同じ感じで カーネルハッカーを招いてビアバッシュを開催します。 今年は誰が参加してくれるか楽しみです〜 日時:9月28日(火)18:00開場、18:30時ころ…

セキュリティ&プログラミングキャンプ2010を振り返る

当事者の一人として、セキュリティ&プログラミングキャンプ2010(以下キャンプと記す)を振り返る。来年度同じようなイベントが開催できるか分からないので、今回ここで振り返ったところでそれが来年実装できるかどうかは神のみぞ知ることなのだけど、まあ…

Googleクラウドの核心を読んだ

The Datacenter as a Computerの日本語訳が日経BP社から出版された。高畠さまから献本をいただく。ありがとうございました。 すでに原著は「データセンターがコンピュータになる時代」http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20091121#p1 で紹介したとおりである。…

禅とオートバイ修理技術を読んだ。

@kakutaniにお勧めされて禅とオートバイ修理技術を読んだ。禅の本でもなければ、オートバイ修理技術の本でもない。では何の本なのか。 一種のロードムービー仕立てになっている。主人公は息子クリスと友人夫妻とでオートバイによる旅にでる。ミネアポリスか…

第105回カーネル読書会のお知らせ

日時:7月8日(木)18:30開場、19:00時ころ開始 お題:クラウドコンピューティングにおける仮想マシンのセキュリティ 発表者:須崎さん(産業技術総合研究所) 内容:クラウドコンピューティングでは仮想マシンが一つの主要な構成技術になっているが、このセキ…

レガシーコードは南斗聖拳(外から攻める)。新規開発は北斗神拳(内から攻める)、レガシーコード改善ガイド読書会ふりかえり

社内テスト勉強会でレガシーコード改善ガイド読書会の報告をした。読書会を地味に開催してテストの価値観を共有できたのは非常によかった。そして実際、自分のプロジェクトに試してみた人たちの報告もあった。一方で社内読書会の課題も見えてきた。やはり、…

勉強会カンファレンス2010に行ってきた

勉強会カンファレンス2010*1に行ってきた。そこでの感想など。勉強会のメソッドは勉強会の数だけある。共通の問題もあればその勉強会固有の問題もある。それぞれの問題を出し合って、みんなでその解決策を議論するという方法は大変有効な方式だと再認識した…

テストは誰が書くのか

昨日のエントリの補足的なもの。id:hyoshiok:20100612#p1テストは誰が書くのか。もちろんコードを書いた人が書く。コードは誰が書くのか。設計をした人が書く。誰が設計をするのか。要求を分析した人がする。このように一つの機能について一人が責任を持って…

第104回カーネル読書会のお知らせ

日時:6月17日(木)19:00開場、19:30時ころ開始(いつもより30分遅いです) お題:カーネル読書会会議 発表者:みんな 内容:久々にいきなりビアバッシュから始めます。カーネル読書会のこれからについて、風穴さんのMeeGoの話など、あれやこれや。 会費:1…

テストを書くこととテストをすることの違い

会社でレガシーコード改善ガイドの読書会をやっていて、次回で読了だ。4月に入ってから週に1回くらいのペースでやっていて、2ヶ月半くらいかかった。途中、ゴールデンウィークや所用で開催しないこともあったので、10回くらいで完走したことになる。一人当…

時短な人がいる場合の社内勉強会開催のTips

社内勉強会などは、大抵就業時間後に開催される。産休明けで時短な人は、就業時間後では残念ながら参加できない。そこで考えた、時短な人も参加できる勉強会の時間帯を。ランチタイムに勉強会をすればいいのである。ぽん(膝を叩く音)。会議室に弁当でも持…

ガラパゴス化する就活

わたしが学生だったころ(1980年代前半)の就職活動というのを思い返して見ると、高校生のときに漠然と大学の学部を決めて、大学生活を送るうちに希望の業界をイメージしていくという感じだった。例えば、工学部であれば車が好きな奴は自動車メーカーに、経…

社内公用語を英語にすること

最近楽天の社内会議を英語でやっているということをおもしろおかしく伝えられているが、中の人として一言ふたこと。http://mainichi.jp/select/biz/news/20100513mog00m300020000c.htmlまあ、言うまでもないことだけど、日本のGDPが今後全然増えないなかで企…

第103回カーネル読書会のお知らせ

下記のようにカーネル読書会を開催します。 日時:5月18日(火)、18時半開場、19時ころ開始お題:Linux Collaboration Summit 2010 出張報告あれやこれや 発表者:加藤(楽天)さん、安井(楽天)さん、杉田(Linux Foundation Japan、日立製作所)、 よしおか…

達人プログラマーの思考法と学習法

無理してベストセラーを読む必要はない。自分にあった本を自分にあったペースで読んでいけばいい。GW中に昔(1年くらい前)献本された「リファクタリング・ウェットウェア」を読んだ。 達人プログラマでお馴染みのAndy Huntの著書である。正直言って、この本…

Ubuntuのオンラインアップデートではまった。

Ubuntuをオンラインでインストールしたら途中でハングアップ。リブートしたところ立ち上がらない。syslogをみたらどうもoom killerが起動していてプロセスを殺していたみたいだ。アップデートしようにも、ドライバの状態が中途半端で、ネットワークにつなが…

自分にとっての情熱プログラマー

先日、情熱プログラマー読書会が楽天であったので、参加した。LT(Lightning Talks)で発表もした。発表スライド 情熱プログラマー 自分にとっての情熱プログラマーってなんだろうと考えた。この「情熱プログラマー」という書籍は、ソフトウェア開発者の幸せな…

赤旗法

三木谷さんと孫さんの講演で面白かったエピソードは、「光の道」の構想ではなく、お二人の対談で、孫さんが「赤旗法」のことをおっしゃったことだ。 BBAシンポジウム 三木谷浩史・孫正義が語る「国民の、ITによる、日本復活」〜ブロードバンドアクセス100%…

丸レクで語った。

丸山先生レクチャーシリーズ2010(以下、丸レクと記す)、第3回2010年4月22日(木)楽天株式会社(http://www.itmedia.co.jp/enterprise/special/dev_marulec/2008.html )でお話をした。題して「楽天インターネットスケーラブルコンピューティング」丸山先生は並…