リモートデスクトップ接続でのデータ転送速度メモ

学校から自宅へリモートデスクトップ接続をした.送信と受信とで転送速度に大差があった.ちょいとメモする.

SSH トンネルを開け,互いに RDP 7.0 をサポートしている端末で操作した.SSH 接続にはサーバ側に FreeSSHd を,クライアント側には Putty ごった煮版を使用した.

リモートデスクトップ接続でのパフォーマンス設定は「LAN」とした.「WAN」でも試したが,差がなかった.

データ転送については,12,988,213 バイトのファイルを送信し合い,データ転送速度はタスクマネージャのネットワークタブで確認した.「1 間隔の送信バイト数」「1 間隔の受信バイト数」の表示を見た.実験環境とおおよその速度を下表にまとめた.計時はクリップボードに「コピー」して「貼り付け」た後に開始した.コピー進捗状況ダイアログが消えた後に「停止」した.コピー中に別のデータを「コピー」するとファイルコピーが中断されるので,これに注意する.

結果

クライアント Windows XP SP3,シェルバージョン 6.1.7600
サーバ Windows Vista SP2, シェルバージョン 6.1.7600
1 間隔の送信バイト数の目測平均値(最小値 - 最大値) 55 KB(39 - 78 KB)
1 間隔の受信バイト数の目測平均値(最小値 - 最大値) 550 KB
Windows が計算した送信所要時間 5分10秒
Windows が計算した受信所要時間 35秒
某ソフトによる送信所要時間(a) 5分8秒4
某ソフトによる受信所要時間(b) 23秒2
送信転送速度(ファイルサイズ / a) 42 KB/s
受信転送速度(ファイルサイズ / b) 559 KB/s

タスクマネージャ

「1 間隔の送信バイト数」「1 間隔の受信バイト数」については,

[1 間隔の送信バイト数] :  ポーリングの時間帯に接続で送信されたバイト数の合計です。

[1 間隔の受信バイト数]  : ポーリングの時間帯に接続で受信されたバイト数の合計です。

http://akikaze.biz/tecnicalsupport/tec_support_task.htm

とされている.

ポーリング(polling)とは、通信やソフトウェアにおいて、競合を回避したり、送受信の準備状況を判断したり、処理を同期したりするために、複数の機器やプログラムに対して順番に定期的に問い合わせを行い、一定の条件を満たした場合に送受信や処理を行う通信及び処理方式のことである。

ポーリング (情報) - Wikipedia

結果からポーリングは1秒間に1回のペースらしい.秒当たりの転送速度と読みかえたっていいだろう.

某ソフト

ストップウォッチソフトを検索し,さくっと見つかった「ストップウォッチッチ Ver. 1.0」を使用した.

「カンタン操作」で非常に「軽い」ストップウォッチ

ストップウォッチッチの詳細情報 : Vector ソフトを探す!

使い方は簡単.

readme.txt
●使い方
 解凍後、実行ファイルを起動してください。
 シングルクリックでスタート・ストップ。
 ダブルクリックでクリア。
 以上です(^^;
 画面は常に上に表示されていますので他の作業をしていても確認可能です。