パソコンに写った画面をそのまま画像で保存するのがスクリーンショット。ディスプレイだけでなく、ウェブサイトの画面もスクリーンショット出来ます。
パソコンでスクリーンショットを撮る事でSNSの投稿やブログへの掲載、チュートリアルの作成などの画面共有が簡単に出来ます。
実はスクリーンショットのやり方はパソコンとブラウザの2つがあります。
パソコンとブラウザでは撮れるスクリーンショットの内容や、撮った後の加工や活用方法に違いがあります。
そこで今回は、Windowsでスクリーンショットを撮る方法とブラウザのアプリで撮る方法を紹介します。
※記事内の画面はWindows 10で解説しています。Windows11も基本的には同じです。
この記事の目次
パソコンのスクリーンショット やり方は2つ
パソコンを使ったスクリーンショットはウィンドウズとブラウザの2つあり、特徴は次の通りです。
- Windowsのスクリーンショットを使うやり方
- 手軽だけど、スクリーンショットの範囲指定が難しい
- ブラウザのスクリーンショットアプリを使うやり方
- 撮るのも加工も簡単。ブラウザを立ち上げる必要がある
スクリーンショットの範囲指定や編集・加工など出来る事に違いがあります。その為、スクリーンショットはパソコンとブラウザとで使い分けるのがおすすめ。
スクリーンショットの簡単な方法はブラウザのアプリを使う事です。
それぞれの手順を解説していきますので、便利な方を使ってみて下さいね。
Windowsのスクリーンショット
Windowsでのスクリーンショットはキーボード操作で行います。ショートカットキーを使ってすぐに保存出来るので便利です。
Windowsの機能を使ったスクリーンショットはデスクトップの画面、つまりモニタに写った状態を保存するのに向いています。
スクリーンショットのショートカットは4つ。機能に違いがあるので、目的に合わせて使い分けて下さい。
- 画面全体をスクリーンショット:[PrintScreen]キー
- アクティブウィンドウをスクリーンショット:[Alt]+[PrintScreen]キー
- Windows標準アプリでスクリーンショット:[Windows ]+[Shift]+[S]キー
- Xbox Game Barでスクリーンショット:[Windows ]+[G]キー
それぞれのスクリーンショットは何が違うのか簡単に説明していきます。
画面全体をスクリーンショット
[PrintScreen]キーで撮るスクリーンショットの範囲は画面全体が対象です。デスクトップに写っているものすべてを撮ります。
この操作では、あくまでクリップボードに一時保存されるだけで保存まではされていません。
実際にはペイントなどの画像編集アプリにペースト(貼り付け)して保存する必要があります。文字をコピペするのと同じ要領です。
スクリーンショット保存先
[Windows ]+[PrintScreen]キーで自動保存されます。
「エクスプローラー」→「PC」→「ピクチャ」の順にクリックして、「スクリーンショット」フォルダを開くと、スクリーンショットが自動で保存されています。
アクティブウィンドウをスクリーンショット
[Alt]+[PrintScreen]キーで撮るスクリーンショットはアクティブなウィンドウが対象です。[Alt]と一緒に押すのがポイントです。
アクティブなウィンドウとは、今まさに操作しているアプリやブラウザの画面などで選択された状態のものです。
この操作も先程と同じで、あくまでクリップボードに一時保存されるだけで保存まではされていません。
スクリーンショット保存先
[Windows ]+[Alt]+[PrintScreen]キーで自動保存されます。
「エクスプローラー」→「PC」→「ピクチャ」の順にクリックして、「スクリーンショット」にスクリーンショットが自動で保存されます。
Windows標準機能でスクリーンショット
[Windows ]+[Shift]+[S]キーは、Windows標準機能である「切り取り&スケッチ」を起動させてスクリーンショットを撮る方法です。
ツールでスクリーンショットの範囲指定も出来るので、加工も一緒にしたい場合におすすめの機能。
どの様に画面を切り取るのか?スクリーンショットの範囲指定やウィンドウを選ぶ事が出来ます。
スクリーンショットの保存先はその都度選ぶことが出来ます。
スクリーンショット保存先
「エクスプローラー」→「PC」→「ピクチャ」の中にある「スクリーンショット」フォルダにスクリーンショットが自動で保存されます。
Xbox Game Barでスクリーンショット
[Windows ]+[G]キーは、Xbox Game Barを使ってスクリーンショットを撮る方法です。
Xbox Game Barはゲームプレイのキャプチャや動画を撮る機能ですが、ゲーム用だけに限らず使えます。
起動させると操作パネルが一気に表示されてビックリしますが、その中にキャプチャの操作パネルもあります。
スクリーンショット保存先
「エクスプローラー」→「PC」→「ビデオ」の中にある「キャプチャ」フォルダを開くと、スクリーンショットが自動で保存されています。
ブラウザのスクリーンショットアプリ
ブラウザでスクリーンショットを撮れるアプリを紹介します。パソコンのスクリーンショットと違うのは、ブラウザで見ているウェブサイトもデスクトップも両方撮れる事。
ウェブサイトのページはスクロールする場合が殆どですが、パソコンのスクリーンショットではブラウザで見えている部分しか撮れません。ブラウザのアプリであれば、スクロールしないと見えない場所まで一気にスクリーンショット出来ます。
おすすめのスクリーンショットアプリは以下の通りです。撮った画像に文字や図形を入れたり、PDFに変換して保存する事も簡単です。
- Awesome Screenshot
- FireShot
- Nimbus Screenshot & Screen Video Recorder
※記事内の解説はGoogle Chromeを元にしています。Firefoxでも基本は同じです。
スクリーンショットの保存先は「エクスプローラー」→「PC」→「ダウンロード」フォルダです。任意のフォルダを選ぶ事も可能です。
Awesome Screenshot
アプリを探すには、Chromeウェブストアから「Awesome Screenshot」と検索すればすぐに見つかります。
アプリはキャプチャ(スクリーンショット)とレコード(録画)機能があり、基本的に無料で十分使えます。
スクリーンショットは範囲指定やページ内すべてなど、用途に合わせて選べます。タイマーで撮影するタイミングを調整する事も出来る優れものです。
また、ブラウザ内のページだけでなく、起動させている個別のアプリやディスプレイ全体などもスクリーンショットも保存できます。
保存のタイミングで編集・加工まで行えます。
対応ブラウザ | Google Chrome、Firefox |
---|---|
キャプチャ(スクリーンショット) | ◎ |
レコード(動画)機能 | △ 一部有料 |
保存形式 | PNG・JPG・PDF |
FireShot
アプリを探すには、Chromeウェブストアから「Fireshot」と検索します。
アプリはキャプチャ(スクリーンショット)機能のみですが、スクリーンショットはスクロールした範囲や表示された部分など、用途に合わせて細かく選べます。
保存後の編集・加工は出来ませんが、PDFで保存したりメールですぐに送信する事も可能です。
対応ブラウザ | Google Chrome、Firefox |
---|---|
キャプチャ(スクリーンショット) | ◎ |
レコード(動画)機能 | 無し |
保存形式 | JPG・PNG・PDF |
Nimbus Screenshot & Screen Video Recorder
アプリを探すには、Chromeウェブストアから「Nimbus Screenshot & Screen Video Recorder」と検索します。
スクリーンショットは範囲指定やページ全体、ブラウザウィンドウなどかなり幅広い取り方が出来ます。もちろんタイマー機能もあります。
スクリーンショット後にそのまま編集・加工する事も出来ます。画像に書き込みや番号を振るなどの便利機能が沢山用意されています。
対応ブラウザ | Google Chrome |
---|---|
キャプチャ(スクリーンショット) | ◎ |
レコード(動画)機能 | 有り |
保存形式 | JPG・PNG・PDF |
まとめ
今回はWindowsパソコンでのスクリーンショットの撮り方を解説しました。ショートカットの種類によって画面をそのまま保存したり、クリップボードへ一時的に保存するなどの使い分けが出来ます。
ブラウザのアプリでスクリーンショットを使う方法では、ウェブページをスクリーンショットしたり、PDF化して画面共有する事も簡単です。
ブログへの掲載やSNS投稿、チュートリアルでの解説など、パソコンの画面をスクリーンショットで保存・共有する場面は沢山ありますので、是非活用してくださいね。
Google Chromeではブラウザの右上にあるメニューから「拡張機能を管理」→「Chrome ウェブストアにアクセス」を選択。
Firefoxではアドオンと呼び、右上のメニュー「アドオンとテーマ」→ 検索窓からアプリを探します。