最近、ftp.jaist.ac.jpのストレージの負荷が限界に達していて、サービスの品質がかなり低下していました。CPUやネットワークではなくストレージが先に限界に達したのは、以前説明したとおり性能よりも容量を重視してRAID-Zを組んであるからです。ストレージの負荷を減らすために、メモリが192GBのサーバーにリプレースしてARCを増やす予定でしたが、準備に時間が掛かるので現行のサーバーのL2ARCを増やしてみました。
L2ARCとして追加したのは4つのPlextor M5 Pro 512GBです。これまでのL2ARCは4つのIntel X25-M 160GBで640GBでした。これが約2.7TBに増えたことになります。現在、L2ARCは約1.3TBまで埋まっていて、ヒット率は88%でストレージの負荷は30%です。先週の同時間帯のL2ARCのヒット率は73%でストレージの負荷は70%でした。L2ARCミスが27%から12%に減ったので、ストレージの負荷が半分以下になっています。これでサービスの品質はかなり上がったはずです。